【店長コラム】「これ一本あれば」のボトムスのパワーったら。
店長 佐藤
(タックが入ったボリュームパンツが最近の気分です。これはMARMARIのもの)
トップスよりボトムスのほうが切実に。
いつ頃からでしょうか。
年齢もあるかなとは思うのですが、着る服を選ぶとき、トップスよりボトムスのほうが「いい買い物」をしたあとに深い満足感を感じるようになりました。
トップスやワンピース以上に、ボトムスは選択肢が少ないと感じるところに
◎好きと思える
◎自分に似合うと感じられる
◎着こなしに迷うことがなく取り入れやすい
◎流行りものである必要はないけれど、ちょっとだけ今年らしいデザイン
という4つの要素を満たしてくれるボトムスとの出会いは希少なんじゃないかと思うのです。
わたしは断然パンツ派で、365日のなかでおそらく(?)350日くらいはパンツスタイルです。
それくらい常々履くものだから良き出会いを求めまくっているのですが、よくあるのはこんな状況……。
・好きなんだけど自分には似合わない
・好きだし似合ってるんだけど今年の気分とはちょっと違うんだよなぁ
・わりと好きなんだけどかっこよすぎて、もう少しだけ女性っぽさがほしい
・履いてみたいんだけど、足元つまり靴下や靴とのバランスに悩んじゃいそう
だからこそ、最初に書いた4つの要素を軽々と満たしてくれているように感じるボトムスと出会えたときはテンションMAX!となるわけです。
シーズンのはじまりにすること。
(ワイドめのシルエットなのに裾が絞られているデザインのパンツに目がいってしまう最近……)
特に最近はシーズンのはじめに、自分にとって「今シーズンの定番ボトムス」と思えるものを買うことにしています。(もちろん出会えたら)
できたら、そんなパンツを2本〜3本。
「これがあれば安心」「手持ちのトップスにも合わせやすい」「旬の気分に合っている」と思えるものを。まさにわたしにとってはそのシーズンのお守りがわりです。
今年の秋冬のはじまりは特にそんな出会いに恵まれて、これだ!と思うボトムスを見つけることができたので気持ちはホクホクでした。
新調した2本をパンツハンガーに下げ、クローゼットに仕舞ったその瞬間「これでこのシーズンは大丈夫だ。乗り切れるぞ」という気持ちになったことを覚えています。
あとはいつもの定番トップスであるVネックやクルーネックのニットを合わせて、足元はコンバースのハイカットかレースアップシューズを合わせよう。
シンプルな格好だとしても、首元にネックレスをつけたり、耳元には揺れるピアスをつけたりして楽しもう。
あたらしい香水も買ってみようかな。
スカーフやショールを巻いたりして楽しんでみようかな。
そんなふうにシーズン中たくさん着たいと思える「定番ボトムス」を見つけられたことでそのシーズンの基盤みたいなものができて、心から安心したうえに、もっとオシャレを楽しみたいという気持ちさえ湧いてきたのでした。
自分にとっての「今シーズンの定番ボトムス」がくれるパワー、恐るべしです。
ボトムス、つくるぞ!
こんな個人的な体験が、オリジナルブランド「KURASHI&Trips PUBLISHING」でどんな服をつくっていこうか?と考えるときのひとつの動機を生んでくれました。
シーズンのはじまりに「この一本があれば、きっと安心」、そんなふうに私たち自身も思える、できたら同じようにお客さまにも思ってもらえるようなボトムスをつくるぞ!と心に決めました。
飽きずに長年履き続けられる。だけれど、今の旬の気分にも少しだけ寄り添ってくれる。もともと好きなファッションのテイストにも近い。それでいて、自分にも似合いそう。
そう感じていただけるようなボトムスをつくってみたいと、いま自分のなかで好奇心を膨らませています。
いつの日か、そんなお知らせができるよう全力でがんばります。
▼個人アカウントでもInstagramやってます。
最近のインテリア事情なども投稿しています〜。
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