【ラジオ|チャポンと行こう!】第172夜:カゴ愛、再燃中! シルバニアや赤毛のアンなど、カゴ好きのルーツも紐解いてみました
【スタッフの愛用品】大人になって、趣味が復活。「ならのソーイングボックス」で裁縫熱が上昇中です。
デザイナー 鈴木
10代の頃、夢中だった事といえばお裁縫です。
近所の生地屋さんで気に入った布を買ってきては、母のミシンと裁縫セットを借りて、ポーチやら巾着やらを作っていました。自分の手で雑貨らしきものができるのが楽しくて、頼まれてもいないのに友達の分までせっせと量産。
あんなに好きだったお裁縫なのに、大人になったら徐々に遠のいて、いつしか自分が裁縫好きだったことすら忘れてしまいました。
30代になって舞い戻って来た、趣味の時間。
そんな私ですが、最近になって突如裁縫ブームが再燃しています。
きっかけはクラシコムの設備にミシンが加わったこと。ちょっとしたサンプルを作るために、お裁縫をするようになりました。(少し前にリリースされた掛け布団カバーの試作にも、会社のミシンが活躍しました)
久しぶりに聞くミシンの音と感触に、眠っていた気持ちがウズウズ。仕事以外でも無性にやりたくなって、勢いで自宅用にもミシンを新調。裁縫道具も簡単なものしかなかったので、一式揃え直すことにしました。
この形に惚れ込んで。一生愛せそうな裁縫箱。
道具を揃え直すにあたり、真っ先に思い浮かんだものがあります。それは、「いつか買うなら、絶対これ!」と気持ちを温めていた、「倉敷意匠/ならのソーイングボックス」です。
なんと言っても、このガバッとスライドして開く形。広げれば上段と下段、一気に見渡すことができる気持ち良さに惹かれました。
職人さんが一つ一つ作っているから、細部まで神経が行き届いた丁寧な作りも魅力です。この裁縫箱ならずっとお気に入りでいられそうだと思って、この機会に我が家に迎え入れることにしました。
上の段と下の段。こんな風に使い分けています。
上の段は仕切りがついていて、いくつかのスペースに分かれています。ここには糸切りばさみやチャコペン、ミシン糸、針山、ボビンなど、細々したものを収納。きっちりお行儀よく並んでいる道具たちの様子が可愛らしくて、つい眺めてしまいます。
下の段は広々したスペースなので、そのままハギレなどをざっくり入れてもいいですが、私は空き箱を使って仕切っています。手持ちの箱がピタッ!とはまったので、思わずニヤリ。
このスペースには紐やゴム、ビーズの素材(こちらはまだ眠りから覚めていないもう一つの趣味、アクセサリー作りのパーツです)などを入れています。
下の段は深さもあるので、私の持っている裁ちばさみは縦にして入れられました。下の段の内寸は高さ約9センチなので、たっぷりと物が入ります。
趣味の道具だからこそ、いつも目に触れるところに。
頼もしい収納力もさることながら、やっぱり好きなのはこの見た目。ならの木のぬくもりが優しい雰囲気なのに、直線的なデザインだからほっこりしすぎず、すっきりとしたたたずまいが気に入っています。
せっかくなので、見える場所に置いてインテリアのアクセントに。裁縫箱のすぐ下にはミシンを収納して、趣味のコーナーにしました。
実はこの裁縫箱、10代の頃に借りていた母の裁縫箱に、スライドする形がどことなく似ています。母が大切に使っているのを見て、ずらりと揃った道具をきちんと整頓して収納することや、気に入った道具と長く付き合うことにちょっとした憧れがありました。
私もこの裁縫箱を母の年齢くらいまで、いやいやおばあちゃんになるまで、大切に使いたいなあと思うのでした。
早速作ってみたポーチ。自分で作ると愛着もたっぷり。実はファスナーの付け方を間違えて最後まで閉まらないのですが、失敗も次へのモチベーションです。
今回ご紹介した愛用品
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