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【あると、うれしい】おおらかに子育てしたいから。買ってよかった北欧のテーブルマット

【あると、うれしい】おおらかに子育てしたいから。買ってよかった北欧のテーブルマット

よしいちひろ

出産後、取材を受ける機会がぐんと増えた。

イラストレーターであることや、働く女性であることはそうすぐには変わらないけれど、対して赤ちゃんを育てているママであることはほんの一瞬のことだから、媒体は常に取材対象を探しているんだと思う。

私自身も、初めての子育ては未知のことだらけで他のお母さんがどんなふうに子育てしているのか少しでも知りたかったし、そういう記事はよく読んだな。母である、親である、ということだけで同志であるような、親近感を抱くことは今でも少なくない。

息子が赤ちゃんだった時に、愛用しているものについて聞かれることも多かった。

でも今思うと、実際育てていた最中より、いま振り返るからこそ、あれは良かった、あれを買えばよかった、と見えてくる部分も多いなあと思う。

私が今、子育てで何が買ってよかった?と聞かれたら、迷わずいちばんに挙げるのがノルウェーのベビー用品ブランド「STOKKE(ストッケ)」のテーブルトップ。

子どもが食事をするときにテーブルに敷くマットは数あれど、ここまで安心感や心強さがあるものは他にないと思ってる。どっしりテーブルに密着した大きなお盆型のマットは、子ども用のおかずや飲み物、ふたつ分くらいならおそらく余裕で受け止める度量がある。

これ正直、かなり高い。2019年9月現在、9504円。(私はユーズドのものを半額くらいで買った)

マットにこの値段!と思うけれど、これで得られた安心感を思うと、私は買ってよかった(むしろもっと最初に買っておけば良かった)と心から思う……。

これを買うきっかけをくれたロンドンに住む友人宅には5歳のお嬢さんがいたけれど、それくらいの年齢でも、現在進行形で使われていた。

子育ては、とくに子どもの小さいときは、理不尽の連続で、それに腹を立てないように我慢するのが本当に辛かった、私は。その溜め込んでいたものが、子どもが何かをテーブルでこぼすことが引き金となって、ぱちんとはじけて溢れてしまうことがわりと多かった。ぶちまけられた食べ物や飲み物のようにぶわっと。

で、自己嫌悪。自己嫌悪がさらにストレスを生むループ。

子育てにおいて自分がいちばん大事にしていることは、親が機嫌が良いこと、おおらかであることだ。

おおらかに育てられた子どもは、ひとにもおおらかに接することができるだろう、ひとを認めて、自分を認められる。まわりの大好きなひとたちは漏れずひとにおおらかだ。おおらかで、カラッとしていて、自立してる。

こぼれた液体などは流し台に持っていてそのまま流して、マットは水道でまるっと簡単に洗える(フチの一切ないデザインが快適の秘訣のようだ)

食事だけでなく、絵の具やねんど遊び、料理のお手伝いのときにも重宝しています。

ストッケのテーブルトップ、おおらか子育てに、おススメします!

今日の、あるとうれしいもの。

✔︎ストッケのテーブルトップ

よしいちひろ

イラストレーター。1979年生まれ。女性のなにげない日常や憧れを独自の視点とリラックスしたタッチでみずみずしく描く。ファッションやメイク、子育てなど、クリエイティビティに満ちたライフスタイルも注目を集めている。http://chihiroyoshii.com

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