【メイク迷子のための往復書簡】vol.2 第3話:ベースメイクは軽やかに。肌にほどよいツヤを出す、SUQQUのコンシーラー
編集スタッフ 寿山
自分らしいメイクがしたいのに、正解がわからない……。前にメイクの特集で、店長佐藤がそんな悩みをこぼしました。
それに対して「メイクは “こんな人になりたい” に近づくための手段」と教えてくれたのが、ビューティライターのAYANAさん。
答えは自分の中にある。どこかに正解があると探していた私たちに、光が射した瞬間でした。
ヒントは見つけたけれど、どう行動したらいいのか。メイク迷子を卒業する手立てを、AYANAさんに教わる連載です。
vol.2はお客さま係の渡邊編。渡邊の「こんな人になりたい」とは? 実現するための具体策を、4話にわたりお届けします。
自分のことにも時間を使って、
楽しめるママになりたい
スタッフ渡邊、37歳。夫と3歳になる息子との3人暮らし。出産後は子どものことで頭がいっぱいだったが、最近ようやく自分にも意識が向くように
AYANAさんへ
これまでメイクって、欠点をカバーするためにやっていました。ことベースメイクに関しては、シミやソバカスを隠すためにという義務感が強くて。
でも、1話目でおすすめされたカラーマスカラを使い続けるうちに、メイクって楽しいものかもしれないと思い始めています。
ベースメイクも、義務感でやるのではなく、楽しめるアイテムってあるのでしょうか?
スタッフ渡邊
“こんな人になりたい” に近づく
beauty lesson
メイク=欠点をカバーするためのもの、ではありません
渡邊さんへ
メイクって義務感がつきものですよね。私は昭和の生まれなのですが「就活メイク」「オフィスメイク」「合コンメイク」なんて言葉があったくらい。
メイクと社会人生活は密接に語られてきましたし、限りなく曖昧な「世の中」という他者のために、体裁を整える「たしなみ」として存在してきたのが、これまでのメイクという気がします。
でも、令和です。いいかげん自分自身のためにメイクしようよという空気。ベースメイクはカバーしてなんぼ、目は大きく見せてなんぼ、そんなこれまでの価値観、はたして本当にそうなの?と疑ってみてもいいのではないでしょうか。
では何が正解なの?となったとき、その基準は「自分がメイクしていて楽しいこと」だと私は思います。まさに今渡邊さんが感じていることなんです。楽しいって、義務感とは真逆の感情ですよね。
長所と短所は表裏一体です。引っ込み思案な人は思慮深くもあり、忘れっぽい人は根に持たずさっぱりしている。顔における欠点だって、立派な誇れる個性かもしれない。
なかったことのようにメイクでカバーしすぎると、その人らしさが消えてしまうことだってありえます。欠点をカバーするのではなく、自分らしさを生かすベースメイクのほうが絶対に楽しいです。
肌が美しく見えるカギは「ツヤ感」です
▲SUQQU ラディアント クリーム コンシーラー (N-01) 5,500円
今回渡邊さんにおすすめしたいのが、スックのラディアント クリーム コンシーラー N-01です。
筆ペンタイプのコンシーラーなのですが、ファンデーションみたいに液がやわらかくて、広範囲に使えるものです。明るい色で、カバー力はありますが、覆ってしまったり浮いてしまう感じはなく、しっとりとつややかな仕上がりになります。
日焼け止め(メイク下地やBBなど)を顔全体にのせたら、部分的にこのコンシーラーを使ってベースメイクを終わらせる! そんなシンプルなベースメイクを提案します。ファンデーションもパウダーもいりません。
これを、頬全体にさっさっと伸ばす。逆ハの字を描くみたいに、頬骨に沿って、鼻の横からこめかみにかけて3本くらいずつすっすっと乗せる。
それをブラシやスポンジでラフにのばすだけ。その後、鼻筋に1本、額に2本足し、同様にのばします。
このように、顔のなかで高さのある場所にだけ使うと自然に立体感が生まれます。顔全体にまんべんなくのばそうとしなくていいんです。
ファンデーションは顔全体に、と考えがちですが、全顔にマストなのは日焼け止めのみ。それ以外はむしろ一律にのばしてしまうとのっぺりとした顔になってしまいます。
配合されている微細なパール(キラキラはしません。つやっとする程度)とクリーミーな質感によって、肌がなんとも上品につやっと見えます。
このツヤ感が、肌を垢抜けてみせる秘訣。ツヤって生命力を表現してくれるんです。
ツヤがあれば、シミやクマ、シワなどは完璧に隠れていなくても悪目立ちせず、むしろ個性として輝くと私は思っています。
「肌の質感」を楽しめるようになれたなら
べたつきのない仕上がりなので、パウダーをはたかなくて大丈夫です。とっても簡単ですよね?
保湿効果も高いから、よくあるコンシーラーのボソボソ感とは無縁。これだけでベースメイクを仕上げているので、例えばメイク直しをするときにも、これ一本持っていればたやすくリタッチできます。
ベースメイクをするときにはつい「色」に着目してしまいます。首から浮いてないかとか、シミや色むらはちゃんとカバーできているかとか。もちろん色も重要なのですが、同じくらい重要なのが「質感」なんです。
肌のつくりかたは、おそらく化粧が始まった時代からずっとマットな質感が主流でした。それは粉を使うから当然のことなんです。
でも化粧品技術がメキメキ進化して、ツヤのある肌をつくることが可能になり、ここ10年くらいはそれが主流になりました。
先ほども言いましたが、ツヤは生命力をあらわします。我を忘れて遊ぶ子どもたちの肌、スポーツをする選手たちの肌……どうなっていますか? 汗が光ってツヤを感じますよね。パーティみたいにキラキラさせる必要はないんですが、ほどよいツヤは、味方につけて損のないものです。
どんな質感をまとうと自分の肌はきれいに見えるのか? そんなテーマで鏡を見てみるのも楽しいと思います。
ビューティライター・AYANA
【SUQQU】
https://www.suqqu.com/
※アイテム・金額(税込)は、2020年1月時点の情報です。
photo:市原慶子
hair&make:原澤雅(LIM)
もくじ
AYANA
ビューティライター。コラム、エッセイ、取材執筆、ブランドカタログなど、美容を切り口とした執筆業。過去に携わった化粧品メーカーにおける商品企画開発・店舗開発等の経験を活かし、ブランディング、商品開発などにも関わる。instagram:@tw0lipswithfang http://www.ayana.tokyo/
スタッフ渡邊
37歳、夫と3歳の息子との3人暮らし。出産後は子どものことで頭がいっぱいだったが、最近ようやく自分にも意識が向くようになったところ。自分のためにも時間を使って、楽しめるママになりたい
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