【ラジオ|チャポンと行こう!】第172夜:カゴ愛、再燃中! シルバニアや赤毛のアンなど、カゴ好きのルーツも紐解いてみました
【スタッフコラム】優柔不断と、とんかつ。
編集スタッフ 栗村
飲食店に入ったとき、パッとメニューを決められる人に憧れます。
いつだったか、これは訓練だと思って、席に着いたらすぐ注文するというルールを決めてやっていたことがありました。改めて思い返してみると、なんとも変な行為。だけどそれほど、優柔不断な自分をなんとかしたかったのです。
そんなことを思い出したのは、友人とご飯を食べに行くことになったことがきっかけ。彼もとにかくメニューを決めるのが遅いんです。
今の気分は何か、1品1品見ては目を瞑り考える。信じられないかもしれませんが、メニューを見ながら味をイメージするために、何も入っていない口をもぐもぐさせていたこともあるくらい。
その日は、そんな彼ととんかつを食べに行くことになりました。
店のメニューは2つ。ロースかヒレか。2択にも関わらず、ふたりともそこそこ悩みながら注文。料理が来るまでの間、カラカラととんかつを揚げる音が店内に響き、期待値がどんどん高まります。数分後、目の前に厚さ3cmはありそうな見事なとんかつが。気分はもう最高。さあ食べようとなった時に、問題が起きました。
ソースがたくさんある……
テーブルに置かれたのは塩、とんかつソース、ウスターソース、醤油、からし。かつは全部で6切れ。美味しく食べきるには、どうしたらいいのか。無言のプランニングタイムがはじまりました。
まずは通っぽく塩から……おいしい!
続いて、とんかつソース……おいしい!!! からしもつけて、もう最高!
次はウスターソースで、その次はどうしようと考えていたら、あっという間に最後のひと切れに。
友人を見ると、彼も最後をどう食べるか考えているところでした。さて、どうしようか。1列に並んだソースを見ていたらひと言。「ちょっと醤油いってみます」
その言葉につられて僕も醤油をつけて食べることに。結果は大正解。さっぱりとした味わいが、最後のひと切れにベストな選択で、思わず隣の席の人にも教えたくなるくらい。おいしい発見でした。
それから店を出て、これからはとんかつに醤油だねなんて話し合っていると、ふと思ったのです。
とんかつのひと切れひと切れまで、吟味しながら食べるのって、もはや優柔不断とかを通り越して、今の自分の気持ちに向き合えているということ? つまりは自分を大切にできているってことで、それはそれでいいのでは? そういえば最近Netflixで観た『クィアアイ』(海外のリアリティ番組。観るとポジティブな気持ちになれるのでおすすめです。)でも、「今の自分を大切にするんだ」ってことが毎話繰り返し言われているし、それが実践できているってことで、むしろかっこいい? いやいやでも、さすがに目の前の人が突然、目を瞑ってメニュー考え始めたら笑っちゃうよな。なんて風にとりとめのないことを考えながら帰るのでした。
何はともあれとんかつに醤油、おすすめです。
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