【スタッフコラム】はじめての習い事に思うこと。
昨年末から、息子がスイミングスクールに通い始めました。
本人がやりたいというので始めたはずが、体験レッスンから通い出しまで期間が空いてしまったこと、年末年始休みを挟んだこともあって、彼のやる気は泡のように消えてしまい……(涙)
毎回いやだ〜〜と駄々をこねる息子。前半30分はふてくされて水に浮いているだけの息子。
周囲に合わせることもせず、先生の誘いにも頑なで、見ているこっちがやきもきしてしまいます。
間近で見学していたら確実に「ちゃんとやりなさーい!」と言ってしまうのですが、離れた場所にいるのもあり、毎回ぐっとこらえて見守る日々です。
自他ともに認めるおせっかいで、あれこれ言いたくなってしまう私。自分自身にとっても修行のような時間なのです。
見守ることで、わかってきたこと
ところが、声をかけずにじっと見守り続けてわかってきたことがあります。
それは後半にいくにしたがって、頑なな気持ちがほどけ、やる気スイッチが入る瞬間が必ず訪れるということ。
はじめは渋々だったのに、順番が来ると自ら飛び込み、水に顔をつけて……と、だんだん調子が出てきます。
親と離れる怖さや緊張はきっと抱いたまま。でも、「これはうまくできた、楽しくなってきたぞ。」と気づくのか、動きが変わる瞬間が見て取れるんです。
そんな姿を見ていると、とにかくやる気が生まれるまで「待つこと」の大切さを感じます。
考えてみたら、私だって無理強いされたら途端にやる気が出なくなるタイプ。
自分でやろうと決めてかかったほうが、試行錯誤しながら挑戦できる。失敗したら素直に反省もできる。
誰かにお尻を叩かれて取り組むのとでは、心持ちが全然ちがいます。
きっかけは外からやってきたとしても、結局腹を決めて行動するのは自分自身だから。あれやこれやと指図をしたって、あまりいい効果はなさそうだな。
求められたとき適切に手を差し伸べられるよう備えるくらいで、あとは見守って待つ、に尽きるのかなと最近は思うようになりました。
▲ワニさんのタオルも何とか気に入ってもらえたようです
小一時間が経ち、レッスンが終わって戻ってきたときの、自信がみなぎる顔。自分で乗り越えたゆえの表情でしょう。
私も喉元まで出かかっていた小言はぜんぶ忘れ、大げさに褒めたたえ、ご褒美としてジュースやアイスを買い与えてしまいます(この日くらいはよし)。
そして、「私もよくこらえたぞ」ということで一口もらいます。親も育てられています。
さて、今週末も「見守る……見守る……」と呪文のように唱えながら、息子と一緒にがんばりたいと思います。
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