【スタッフコラム】譲りうけて、使う。その尊さよ

編集スタッフ 田中 編集スタッフ 田中

身の回りにあるものに、お下がりが多い。お下がりとは、本来は神仏にお供えした後に下げてから自分たちが食べるもののことだけど、兄弟や目上の人が使ったものを譲り受けることも言うそうです。

キッチン用品や器、小さな雑貨、そうそう母や友人からの着物に登山用のザックも、貰い物。

好んで買う古道具や古本も、名も知らぬ誰かのお下がりだとしたら、我が家はほぼお下がりでできています。

 

お金がかかっていようがいまいが、自分にフィットすればよい

このキッチンばさみは、先輩編集者からいただいたもの。それまでは深く考えずに普通のはさみで色んなものの封を開けていたのですが、取材で訪れた家でキッチンばさみをつかって食材をカットする様子を見て、その便利さに感動したんです。

自然とはさみ探しが始まりました。質実剛健なものづくりで有名なドイツメーカーや、日本の老舗メーカーのもの……。比較検討に明け暮れます。

しかし、意外と値が張るうえに、一度買ったら壊れなさそうです。

これは「イマイチだな」と思ったときに、頭を抱える案件だぞ。

時は流れ、再び普通のはさみ生活に慣れてしまった頃、先輩の前で「キッチンばさみが欲しいんですけど、たくさんあって選べない」とボヤいたら、

「あ、私ちょうど買い換えたから、古い方でよければ使ってみたら」

と、声をかけてくださって。初めて使うけれど上質なもの選びをしたい、間違えたくない……!の気持ちの反対側に、ちゃっかり吝嗇家なところもある私にはいいアイデアでした。

お下がりとはいえ、しっかりとした国内メーカーのもの。使ううち、次に買うならこういうところが改善されたものがいいなあと、実感もできます。

私にとっては、お金がかかっていようがいまいが、自分にフィットすればいいという考え方だからすんなり受け入れられたのかもしれません。

 

譲り受けて使うサイクルの尊さよ

▲写真内では右端の小箪笥を古道具屋さんのもの

長子だったゆえか譲り受ける機会があまりなくて、大人になってからお下がりの良さを知った私。

そして、自分も誰かに譲りわたすのが当たり前になってきました。去年の夏は、扇風機が壊れそうと言う友人に、これまで使っていたものを譲りました。

もともと自室には大きすぎたのと、新しく小ぶりのサーキュレーターが仲間入りしたところだったので、すんなりと手放せました。

ちなみにこの扇風機も、じつは別の友人が海外移住するときに譲り受けたもの。つまり3人の主を持つ扇風機なのです。今年も元気に動いているといいな。

誰かが使っていたものが役目を半分くらい終えて、次に自分の暮らしに入ってくる。

きっとその命を終えるまで、まだまだ時間があるから私の元にやってきたんだろうな。

その尊いサイクルのなかに自分がいると思うと、不思議とさみしさがありません。なんだか温かな気持ちになってきます。

もちろん新しいまっさらな服や靴も好き。新旧まざって、整えて、変えてを繰り返していきたいなあ。

もっぱら今は理想のテーブル探しに明け暮れ中。憧れはErcol(アーコール)、セカンドハンドのアイテムとの出会いがきっとあると信じて、気長に探しています。

 


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