【チャーミングな家】第4話:遊び心を効かせて。DIYのアイデア集

ライター 小野民

現在進行形で変化する、遊び心たっぷりのお宅訪問最終回です。

建築家の戸田晃さんの自宅は、真ん中に中庭を配置した、光と緑を家のどこにいても感じる素敵なつくり。これまで各部屋や庭を案内してもらいましたが、そこで目にしたDIYの品々やちょっとした工夫に注目。

今回は、晃さん、優子さん夫婦の家で見つけた、真似してみたい、つくってみたいものたちを紹介します。

 

引っ掛ける? くっつける? 見える収納

▲小さなエアプランツは針金で固定して吊り下げるだけでサマになります

戸田家の至るところで目にするのが、針金やワイヤー、フックを上手に使った見せる収納やインテリア。思い立ったらすぐに吊り下げて、使い勝手の実験モードへ。

特に優子さんは、腕時計から掃除道具、ハンドクリームには穴を空けて吊り下げ仕様に。「穴を空けやすいかを見て買うようになっちゃった(笑)」と優子さん。

洗濯バサミやクリップもよく使います。穴を開けることなくフックになる優れもの。仕事場の机横の棚を挟んで、マスキングテープや輪ゴムなどを、かけておきます。

マグネットもよく使うアイテム。フックがついたタイプはそのまま使えて便利です。

「いつも使い勝手がいいように実験している感じ」という戸田家のインテリア。すぐに使えるように引っ掛けたり吊り下げたりするのは、気軽に試せる分、すぐにやり直しがきく利点も。変化を続ける家にフィットした方法なのです。

 

箱や枠の組み合わせで壁はもっと楽しめる

晃さん、優子さんそれぞれの仕事部屋で見つけた、DIYでつくられた物の中には、四角い箱や枠がいくつもありました。

寸法を測って、ノコギリと釘を使ってみるなら、まずはこんな枠がいいかもしれません。ひとつで使えば、まるで額のように中に置いたものを素敵に見せてくれるし、2段、3段と重ねれば棚のようにも使えます。

用途によって場所を動かすのも簡単。カラフルな色に塗ると、インテリアのアクセントにも良さそうです。

▲緑に塗った木箱は、壁に留めて、写真などを飾るスペースに

箱の上や鏡の枠などの上の部分に遊び心をプラスする小技も戸田家のあちこちに。小さな人形と目があってクスリとさせられる、そんな楽しみが生まれます。

 

子どもの絵や作品もインテリアの一員

「戸田晃建築設計事務所」の部屋の扉は、娘さんが小さい頃に描いた絵。白を基調にしてシンプルな雰囲気の部屋ですが、この扉によって愉快な要素が加わっています。

晃さん:
「黒板塗料を塗って、本当は仕事の図面をはったりして使う予定が、子どもが絵を描き始めちゃってね。あとで振り返ると懐かしくなるもので、消えないようにスプレーして保存しています。

子どもの落書きは、紙じゃなくて、あえて消せないものに描いてもらうのもおすすめですよ」

確かに子どもの絵や作品は、絶対にその年頃にしか描けない、つくれない魅力があります。遊び心のあるインテリアに使わない手はないかもしれません。

 

古いもの、拾いもの。 「未完成」だからわかること

▲流木を利用した帽子掛け

晃さん:
「古道具屋やフリーマーケットにも行きますが、実は落ちているものの方が楽しかったりするんだよねぇ」

その意見は優子さんも共通のようで、かつては出番待ちの古材や拾いものがたくさんスタンバイしていたそう。だいぶ整理したそうですが、何かほしいものがあるときには、まず家にあるもので作ってみる。家を建てた頃から変わらない習慣です。

晃さん:
「人それぞれのちょうどよさって全然違いますよね。でも、例えば棚がほしいと思って完成したものを買えば、『これでいいや』って使い続けることになります。

うちでは、本当にほしい機能はどんなこと? って実験をするんです」

▲仕事場にはアンティークの鏡を鋲で挟んだ、晃さんのお気に入り。ただの鋲も配置によって王冠のようなデザインに

優子さん:
「棚がほしいなら、まずはコップを2個を逆さにして足にして、上に適当な板をのせてみる。それで便利な幅や高さを検証してみる。やっぱりいらないとなったらすぐにしまえるし、このままでいいじゃんってなることもありますね」

 

 

家時間を、「家づくり」の時間にしてみたら

晃さんと優子さんがじっくり家を案内してくれた最後に見せてくれたのは、優子さんが10年以上前につくったドールハウスでした。屋根にはカラス好きの娘さん作のカラスと巣。

精巧な作りに思わず歓声をあげる取材スタッフたち。優子さんは懐かしそうに作った当時のことを話してくれました。

優子さん:
「子どもが寝ている間に作って『小人さんがつくっているんだよ』ってことにしていたんですよ。結局この中で恐竜が暴れまわったりして、親が思う通りには遊んでくれなかったんですけどね」

空き箱でつくる小さなおもちゃやダンボールの家、ベランダの小さなプランター……つくること、手を動かすことの一歩は、自分が気になる、何か小さなことから初めてみるといいのかもしれません。

家で過ごす時間が長くなると、どうしても不便や不満も出てきてしまいます。でも、その気持ちこそ今よりもっと気持ちいい暮らしをつくるチャンス。

家に眠った材料は、何かに変身しないかな? 不便を便利に変える工夫ができないかしら? そんな風に自宅をおもしろがれたら、住み慣れた家もまだまだ楽しくなっていきそうです。

(つづく)

【写真】鈴木静華

 

もくじ

戸田晃

1959年東京都生まれ。東京都立武蔵野技術専門校(現キャリアカレッジ)建築設計科卒業。1993年にあるて工房建築設計室を設立し、2002年に戸田晃建築設計事務所に改称。2004年Design it yourself展(OZONE)に参加。http://www14.plala.or.jp/akiratoda/index.html


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