編集スタッフ 糸井

スタッフ寿山：
「『tamas』というアクセサリーブランドには10年前から憧れていましたが、いつでも自分にはまだ早い気がしていました。それに店舗も京都にあるため、手に取る機会がなかったんです。でも先日、路面店が近くにオープンしたので、そろそろいいかなと、衝動買いしました。

ひらひらとした末広がりのこのピアスは、全てアンティークのビーズやスパンコールでできていて。じっと見ていると、なんというか、ただ可愛いというだけでは収まらない作り手の熱量がここに詰まっている気がするんです。

魅力的なかたちに加え、『tamas』のアクセサリーにはそれぞれ名前がついているのですが、それがなんともチャーミングなんですよ。たとえば『クロール』、泳いでいるときの手の動きにちなんだ名前でしょうか。この子は『ウェア』で、ひらひらドレスがひらひら動いている様子が浮かびます。

かわいいものが好きなのですが、年齢を重ねるほど、コーディネートのどこでどう可愛さを足すのかが悩ましく思っていたけれど、そんなひとさじの可愛さをこれからは『tamas』で加えてみようかなと思っていて。この買いものを機にまた、自分なりの可愛さのバランスを楽しく妄想しています」

 

photo：平本泰淳

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