【訪ねたい部屋】04:小さな子どもがいても。“好き”をかけ合わせて楽しむ空間づくり

編集スタッフ 藤波

特集「訪ねたい部屋」は、自分にフィットするインテリアを楽しんでいる方に家づくりのヒントを伺う企画。

3年前にリノベーションした都内のマンションに家族3人で暮らす、デザイナーの板井亜沙美(いたい あさみ)さんを訪ねています。

前回までは、簡易的なリノベーションを選んだ経緯やヴィンテージ好きの原点、ダイニングやキッチンについてお聞きしました。

これまでも個性的なオブジェやヴィンテージの雑貨がたくさん登場した板井さん宅。最終話となる第4話では、様々なテイストのものを一緒に飾る際のポイントや、空間づくりの工夫について伺います。
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モノ選びは直感。

▲和室の一角にある、ブラックを基調とした飾り棚

どの部屋にもヴィンテージの雑貨やオブジェが並ぶ板井さん宅。端から端まで『どこのものですか?』と尋ねたくなってしまいますが、どのように選んでいるのでしょうか。

板井さん:
「家にある雑貨はヴィンテージショップや骨董市で出会ったものがほとんどです。どのように、と聞かれると難しいのですが、強いて言うとしたら“直感”でしょうか。

色合いだったりデザインだったり、直感的に良い!と思ったものをお迎えすることがほとんどで、購入時にどこに飾るかは考えていない場合が多いです。

近くのお寺で月に一回骨董市が開かれているので、家族で自転車に乗って行っています。『今日はどんなものに出会えるかな?』とわくわくしながら向かう道中含めて、毎月の楽しみです」

廊下に無造作に置かれたカゴにはジーンズが。「なんだか素敵な収納ですね」と思わず声をかけてしまいましたが……。

板井さん:
「例えばこのカゴも、ジーンズを入れようと思って購入したわけでは決してなくて。買ってきてなんとなく廊下に置いて、なんとなくジーンズの一時置き場になった感じですかね(笑)

用途を決めずにする買い物って、なんだか自由でいいなと思います。家に持ち帰ってみて、偶然の思いつきがしっくりきてそのアイテムにぴったりの場所を見つけられた瞬間は、『よっしゃ!』と嬉しくなります」

 

異なるテイストを一緒に飾るコツ

▲ダイニングの飾り棚。よく見ると左→右に淡いグラデーションになっている

様々なジャンルのモノが並んでいるのに、どこか統一感があっておしゃれに見える板井さん宅の棚。

家で好きな雑貨を飾ろうと思ってもなかなかしっくりこないのですが、並べる際のコツはあるのでしょうか。

板井さん:
「職業柄なのかもしれませんが、雑貨を家に持ち帰って並べるときはレイアウトしているような感覚です。上段のように、高さのあるもの(この場合は絵)を真ん中に、背の低いものを両脇に置くことで三角形を構成すると、綺麗に見えるというのはよく言われますよね。

その他に私が意識しているのは、色合いや質感が似たものを隣同士にして、少しずつリンクさせるように並べていくことです。この棚を例にすると、左から右に向かって、黒→白のグラデーションになるようにしました。

グラデーションを作る時におすすめなのが、合間に透明のアイテムを置くこと。程よいクッション材になると言いますか、抜け感が出て遠目から見た時にバランスが良くなる気がします。

新しい雑貨が仲間入りしたら、とっかえひっかえ並べ替えるこの棚。お気に入りを並べて楽しむ一軍スペースみたいな存在です」

 

“好き”を諦めない空間づくり

▲蛇口の横の象の置物は旦那さんが骨董市で買ってきたもの。出会った瞬間に洗面台に置くことを決めたのだそう

思わずきゅんとしてしまう、タイルと丸鏡が素敵な洗面スペース。どのようにして空間づくりをしたのでしょうか。

板井さん:
「小さなスペースですが配置などこだわりたかったので、自分で何度か簡単な図案を書き、イメージを固めました。

洗面台の鏡は丸かオーバル……と譲れなくて、たくさん探して見つけた『秋田木工』の丸鏡。本当にお気に入りです。

水色のタイルシートは自分たちで貼りました。シンクは『IKEA』のものですが、工務店さんと相談して前面の板だけラワンに張り替えたことで統一感のある空間になったなと思います」

▲ダイニングと繋がっているリビングスペース

2歳の娘さんがいる板井さん宅。リビングダイニングの一角にキッズスペースがあります。

板井さん:
「いわゆる“子ども部屋”を作るのではなく、家族みんなが寛いでいる空間に子どもが遊べる場所があったらいいな、と思っていたので、引っ越してきてすぐにここをキッズスペースにしようと決めました。

バラバラしがちなおもちゃ類はカゴに収納。誕生日にプレゼントしたジャングルジムは、木製で部屋の雰囲気に馴染むものをECサイトで探しました。思い切って購入したのに今では全然遊んでくれないんですけどね(笑)」

▲ペタンとして愛らしい表情のパンダのぬいぐるみ。旦那さんが娘さんにプレゼントしたのだそう

板井さん:
「子どもが小さくて色々いじってしまうこともあるので、大事なものや壊れやすいものは手が届かない高い位置に飾るよう心がけています。もちろん娘の安全が第一、だけど自分好みのインテリアは諦めたくなかったんですよね。

そうして色々考えた結果『壁に飾るしかない!』となったので、我が家には壁飾りが多いんです。色々と工夫しながら、今のままでも十分自分の“好き”を楽しめている感覚です」

 

全4話でお届けした、どこを切り取っても板井さんらしい雰囲気が感じられるお家。自由にできない部分を制約と捉えずに、暮らしながら自分らしく変えていった過程がとっても軽やかでした。

教えていただいた、デザイナーさんならではの飾り方のコツは今日から試せそう。

初めからぜんぶが完璧じゃなくてもいい。そう思えたら、私も少しずつ自分らしい部屋づくりを進めていけそうです。

 

【写真】関めぐみ


もくじ

板井亜沙美

デザイン会社でデザイナーとして働く。都内の中古マンションをリノベーションした部屋に2歳になる娘と夫と暮らしている。インスタグラムは@tgwasm1116から。


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