【長く使えるモノと出会うには?】生活雑貨店 jokogumoの小池梨江さんが、あたらしい洗剤を使ってみたら
編集スタッフ 野村
食器洗いや洗濯など、毎日のようにやってくる家事のルーティン。そんな時間に使う洗剤やスポンジは、脇役のように見えて暮らしを支える大切なアイテムです。だからこそ、きちんと納得したものを選びたいもの。
使い心地がよいのはもちろん、置いておきたくなるデザインで、気軽に買い足しやすくて、その上できるだけ環境にもやさしいものを探したい。
でも、いざ買い物に出かけると、たくさんの選択肢の中からそうした理想のアイテムを見つけ出すのは、思っていたよりも難しいことだと感じています。
そこで今回、日々の使い勝手も環境のことにも目を向けた「ヤシノミ洗剤」でおなじみのサラヤから生まれたブランド「ハッピーエレファント」と一緒に、日用品や消耗品についても、自分らしい視点を持ってモノ選びをしている方にお話を伺いました。
訪ねたのは、生活雑貨店 jokogumo(よこぐも)を営む、小池梨江(こいけ りえ)さんのご自宅。
自分にとっても、環境にとっても、長く使い続けられるモノ選びのヒントを探りたいと思います。
(この記事は、サラヤ「ハッピーエレファント」の提供でお届けする広告コンテンツです)
自分が応援し続けたいモノを手に取れたなら
小池さんは、60平米の1LDKマンションに、夫と息子との3人暮らし。
玄関から廊下を通ってすぐのキッチンには、自然素材の台所道具や手仕事のあたたかみが感じられるかごなど、佇まいが素敵な生活道具や雑貨が数多く並んでいます。
たくさんのこだわりの道具に囲まれた小池さんのご自宅。手にする道具や日用品はどんなことに注目して選んでいるのでしょうか。
小池さん:
「たとえば台所で使うふきんやたわしなどの日用品は、使い勝手はもちろんですが、その道具が作られた背景のことや環境の負担にならないことにも気を配りたいなと思っています。
愛用しているのは、麻の蚊帳ふきんと棕櫚(しゅろ)のたわし。どちらのアイテムもお店で定番品として扱っているものなんです。
取り扱いを決める時も、職人さんが、どういうところから素材を仕入れてきて、どんな思いで作っているのかを見て聞いて、納得した上で選びとってきました」
小池さん:
「jokogumoは、環境問題にふれたことがひとつのきっかけになって始めたお店です。
地元の香川県で暮らしていた頃、近くのことだけどあまり詳しいことを知らないなと、豊島の産業廃棄物の不法投棄問題について考える合宿に、何気ない気持ちで参加したことがあって。
その合宿の最後に、不法投棄はもちろん良くないことだけれども、少なからずゴミを出している自分たち自身もこうした問題の当事者なんだと気付かされるお話がありました。
自分は無関係ではない、という事実がショックでもあり、こうした環境問題は大なり小なり自分の身近な場所でも起こりうることだよな、と物事の背景までなるべく知るように心がけようと思うきっかけになった出来事でした。
暮らしの周りにある生活道具のことも、背景を知りながら、自分が応援し続けたいと思う人たちが手がけるものを選んで紹介できる場所を作れたら、と思ってお店を始めたんです」
洗剤選びは、まだ迷っているところでした
そうした思いを持ちながら、日々の生活道具を選びとっている小池さん。では、洗剤などの消耗品はどんな風に選んでいるのでしょうか。
小池さん:
「たとえば食器洗いは、1日1回食器洗い機を使っているので、その洗剤も、なるべく環境にやさしくて、天然の成分を使っていて、排水の影響が少ないものを選べたらと思って色々探していました。
それに加えて、使い勝手がいいことや、買い足しやすくストックしやすいといった、暮らしを支えてくれる頼もしさもあればやっぱり嬉しいです。
使い勝手のことは口コミなども参考にしながら、環境にやさしいと説明されているものを手に入れて試してみて、を何度か繰り返していました」
小池さん:
「でも、汚れ落ちはいいけれど匂いが気になったり、ストックするには少し場所を取ってしまうパッケージだったりと、満足いくものは探しきれずにいたのが正直なところです。
それに成分のことを、全部理解できるかといわれると難しいこともありますよね。
環境にやさしいということをなんとなく理解しながらも、他の成分とどう違うのかというところまでは注目できていなかったかもしれません」
コンパクトだから、気持ちよく使えます
そう話す小池さんに、今回「ハッピーエレファント 食器洗い機用ジェル」を使っていただきました。まず、実際の使い心地はどうだったのでしょうか。
小池さん:
「食器を洗ったあと、油汚れなどもすっきり落ちているなという印象で、洗浄力は十分だと思いました。
それにコンパクトなサイズも、日常で使う上で嬉しいなと感じていて。以前は粉タイプの洗剤を使っていたのですが、サイズが大きくて、シンクには出さず、棚の奥にしまっていました。
今はボトルをシンクにぽんと置いておけるので、さっと手に取れて、収納場所にも困らない。だから前より使い勝手が上がったように感じています」
小池さん:
「3人家族の我が家では、1回に使う量は小さじ1杯分でいいので、コンパクトなサイズでも、もちは良さそうです。
使い始める前は、計量が少し面倒かもな、と思っていました。でも計量に使った小さじを、そのまま一緒に食器洗い機に入れて洗ってしまえば、案外手間じゃないんだなと実感しています」
食器洗い機用洗剤にこそ、天然洗浄成分が必要だった?
日常の使い勝手のことも考えながら、持続可能な原料調達から得られた植物原料をもとに、新技術を加えて生まれた洗剤ブランド「ハッピーエレファント」。
ハッピーエレファント 食器洗い機用ジェルは、天然洗浄成分の「ソホロ」と食品成分(重曹、クエン酸ナトリウム、炭酸カリウム)のみでできた洗剤です。
ソホロとは、植物油*や糖といったもともと自然界にあるものだけを栄養に酵母が発酵でうみだした、天然の洗浄成分。排水後は微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。
*…原料となっている植物油(パーム油)は、環境と人権に配慮されて生産されたRSPO認証の植物原料を使用しています。
一般的な食器洗い機用洗剤には、高圧水流でも洗えるように、泡が立ちにくい特殊な洗浄成分が配合されています。
そうした洗浄成分は、なかなか分解されず、環境負荷が大きいうえに、いつの間にか排水されてしまうので、生活排水のことも気になりにくい。
こうした背景もあり、食器洗い機用の洗剤は、環境に配慮して研究・開発された製品が少ない状況でした。
そこで注目されたのが天然洗浄成分のソホロ。高い洗浄力や汚れの再付着を防ぐ効果を持ちながら泡が立ちにくいという特長があり、まさに食器洗い機用洗剤にぴったりの成分でした。
本当に「環境にやさしい」ことを目指して
ハッピーエレファントが誕生したきっかけは、2004年にサラヤが植物原料の生産地・ボルネオで起きている人間とゾウの問題を知ったことでした。
ボルネオでは、世界的な食糧需要の増加により、アブラヤシという植物の実から取れるパーム油の生産が拡大。アブラヤシの農園が無秩序に広がったことで熱帯雨林が伐採され、そこに暮らす多くの動植物の絶滅危機と環境破壊が進んでいました。
また住処を追われたゾウが農園に入り込み、畑を荒らされることを嫌う農民によって傷つけられるという問題も。
パーム油は、世界で約8割が食用として利用され、石鹸や洗剤、化粧品などに利用される量はごくわずかです。
しかし、「植物原料=環境にやさしい」と単純に言い切れない現状と、パーム油で生計を立てている現地の生産者、そして私たち消費者がパーム油を完全に避けて生活することは難しい状況を目の当たりにしたサラヤは、この問題を無視できないと考えました。
▲ハッピーエレファントには、野菜・食器用洗剤やバスクリーナー、洗たくパウダーなど幅広いラインナップがあるので、暮らしに合う1本から取り入れることができます
そこでサラヤは、傷ついた野生動物を救出、治療し、森へと返す「野生動物の救出プロジェクト」に取り組むとともに、動物たちの生息域を回復させる「緑の回廊プロジェクト」など、環境の保全に取り組み始めました。
先述の通り、今や多くの食品・化粧品・洗剤などの原料として必要とされているパーム油。そうした原料を「人にも環境にも無理なく使い続けるために、世界中でこの環境課題を共有し続けなければいけない」という思いから、サラヤが立ち上げたグローバルブランドが「ハッピーエレファント」でした。
ボルネオの生態系の頂点にいるゾウが幸せなら、現地の自然や生き物の暮らしが守られ、多くの生き物が幸せに暮らせる。ブランド名にはそうしたサラヤの思いが込められています。
モノの背景を知って手に取れると、もっと安心
小池さん:
「自分のお店で紹介するモノや手に取る日用品も、どういう背景で生まれた道具なのかを知りながら手にしてきたものがほとんどでした。
今まで注目しきれていなかった、天然洗浄成分のことや、どうしてその成分を使うことが大切なのかという背景までちゃんと納得した上で手に取れるのは嬉しいことだなと思っていて。
ハッピーエレファントは、使い勝手もよくて、環境にもきちんと配慮されている、だからこそ自分にも環境にも無理なく長く使えるアイテムに出会えた、と感じています」
ちょっと立ち止まって、心地よさを見つけられたら
小池さんとの取材を通して、なんとなくで選んでいた、身の周りの消耗品や日用品こそ、ちょっと立ち止まって見直してみたい、と感じました。
そのモノが生まれた背景や素材のこと、そして作られた思いを知って、応援し続けたいと感じるモノを選ぶこと。自分が知ることができる範囲からでも、そんなモノ選びができればと思います。
使い勝手のことも、環境へのやさしさも、どちらも大切にしてきたハッピーエレファントは、そんな新しい選択肢のひとつになってくれるのかもしれません。
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【写真】木村文平
もくじ
小池 梨江
香川県出身。環境問題に関心をもったことをきっかけに、生活道具店「jokogumo(よこぐも)」を東京・神楽坂ではじめる。店には “長く使い続けられて、心地よく使えて、環境の負担にならないもの” という視点で、全国各地をたずねて仕入れた生活道具が並ぶ。Instagram:@jokogumo
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