【クラシコムのしごと】ぶつかっているのは壁じゃなくて、階段なのかも。入社1〜2年目のスタッフに密着しました

編集スタッフ 吉野

クラシコムに入社して、8か月。誰かに喜んでもらえた嬉しさを噛み締めることもあるけれど、まだまだ未熟な自分に対してもどかしさを感じる日々です。

数年後、今の自分を振り返ってどう感じるのかな。どんな景色が見えているのかな。ふと、そんなことを考える機会が増えました。

当店で働くスタッフの様子をお届けしている不定期連載「クラシコムのしごと」。今回は、入社してから1〜2年経ったスタッフに、入社して感じたことや葛藤したこと、今考えていることを聞いてみました。

話を聞いたのは、所属するグループの異なる3人のスタッフ。左から順番にご紹介します。

加瀬(かせ)
23年春入社、テクノロジーグループ所属。当店で初めて買ったのは、ティーマの21cmボウル。

一瀬(いちせ)
22年入社、ストア編集グループ所属。マリメッコのラテマグを同級生への贈りものとして購入したのが、初めてのお買いもの。

井戸(いど)
22年入社、ブランドソリューショングループ所属。初めて買ったのは、LINASのキッチンクロス。

 

日々、みんな本気なんだなと感じます

▲商品ページを作成している一瀬。手にしているのは、担当したアラビアの食器。

もともと当店のお客さまだった3人。入社前後でギャップを感じることはあったのでしょうか。

一瀬:
「私はギャップがないことに、驚きました。

コラムなどからお店の様子がわかるものも多かったので、それをよく見ていて。入社初日、代表の青木さんや、店長の佐藤さんと話したとき、自分がお客さまとしてお店のコンテンツから感じていた誠意と同じものを感じたんです。

理想と現実の差について、『とは言ってもしょうがないよね』ということってどこに行ってもあることだと思っていたのですが、それがないことが新鮮でしたね。

働き始めると、スタッフ同士でも、その誠実さをお互いに贈り合っていることに気づきました」

一瀬:
「だから商品ページを作るときにも、誠実であることを大切にしたいです。

商品の写真や説明を工夫することはもちろん、実際に使ってみて気づくこともできる限りお伝えして、気持ちよくお買いものしていただきたいなと思っています」

加瀬:
「僕も一瀬さんと同じで、入社前にお店から感じていた誠実さはそのままでした。ただ誠実であろうとする気持ちの強さには、ギャップを感じたかもしれません。

自分たちの働き方も、各々が向き合っている仕事も『もっとよいものにしたい』という本気度が、入社前のイメージよりもずっと強かったんです。

お客さま一人一人の『フィットする暮らし』を見つける助けになりたい。そして『フィットする暮らし』を見つける人が増えることで、より良い世の中に繋がっていってほしい、という希望をみんなが持って働いているなと。

その気持ちが強いので、とにかく手を抜かないというか……。妥協しないことで、お客さまに誠実であろうとしている気がします」

▲テクノロジーグループのミーティング中。加瀬は、当店Webページの作成に携わるエンジニア。

加瀬:
「気持ちの強さは、何か特別なことがあったときというよりは、日々の業務の中で感じますね。

例えばプログラムを作り、グループの中で確認し合うとき『機能するからOK』で進むことはなくて。『そのときできる最善の選択は何か』を常に模索しながら、一歩一歩丁寧に進めています。方向転換の必要性が見えたときには妥協せず向き合えるよう、細かくリリースしているのも特徴かもしれませんね。

それから月に一度の全社会議や、雑談のなかで感じることも。どのグループの皆さんもすごく誇りを持って、本気で仕事に向き合っていますよね」

 

表情が見えないことも多いから

▲当店の広告コンテンツ事業を担う、ブランドソリューショングループのプランナーとして働く井戸。

井戸:
「2人が言うように、私も入社前後のギャップは感じませんでした。もっとよいものにしたいからこそ、そのために工夫していることが多いですよね。

印象的だったのは、みんなが助け合いやすい空気を作っているということ。一瀬さんが言っていた『スタッフ同士でも誠実さを贈り合っている』ということに近いかもしれません。

私たちは入社したときからリモートワークでしたが、何か相談したいときすぐに『Zoomで今から話せませんか』など、話しかけやすい雰囲気が漂っているなあと感じます。先輩スタッフがみんなそうしているのが見えるから、自分もそうしていいんだなと思えて。

あとは社内チャットツールでの文章のやり取りも、表情や声色で伝えられないからこそ、ちょっとした言い回しなどに気遣いがこめられていますよね。『聞いても大丈夫』という安心感を持っていることが、心地よさに繋がっている気がします」

 

ぶつかっているのは壁じゃなくて、階段?

▲井戸が担当し、さまざまなメンバーと協力しながら制作した冊子。

入社してからの葛藤についても、聞いてみました。

井戸:
「経験不足だなと思うタイミングは何度もあって、最初はとにかくもどかしい気持ちでしたね。できていないことばかりに目がいって、落ち込むこともありました。

だからずっと、早く一人前になりたい、一通り経験し尽くした自分にワープしたい!と思っていたんです。でも1年以上働いてみても、変わらず新しい経験の連続でした。それに経験したことも同じように続けるのではなく、そのときの正解を探して改善していくものなんだな、それがクラシコムらしさなんだな、と気づきました。

今は、経験したことがなくても大丈夫な自分でいられるようになろう、と日々奮闘しています。それもまた、なかなか難しいなと思いながら(笑)」

一瀬:
「同感です。あとは、もう無理だ!という『大きすぎる壁』を感じないから、走り続けられているような気もします。

分からなかったら聞いてとか、困ったときはなんとかするよとか、階段の一段上でサポートしてくれる先輩たちがいる安心感というか。少しずつ、できる領域が広がっていっている感覚です」

加瀬:
「ぶつかっているのは壁じゃなくて、階段なのかも。僕もとても共感します。きっと入社してからの年数やグループに関わらず、みんなそうなのかもしれないですね」

 

入社してからも、やっぱりお店が好きだから

一瀬:
「商品を作る方、仕入れるスタッフ、運んでくださる方。本当にたくさんの方が関わっているので、その商品が多くのお客さまのもとに届くことは大切ですし、とても嬉しく感じます。でもその上で、もっと大切にしたいのは、その商品を求めているお客さまに、必要な情報がしっかりと届くページを作ることです。

商品が届いたときにがっかりさせてしまうのは、一番避けたい。購入する前も、届くのを待っている間も、そして届いてからの生活でも、ずっと楽しい気分でいてほしいんです。私自身、やっぱりこのお店が好きなんですね」

加瀬:
「妥協せず誠実に取り組むことを、これからも減じることなく続けていきたいですね」

経験を積んだ自分のもとにワープすることはできないし、焦ったり悩んだりしてしまうこともあるけれど。

どーんと大きく立ちはだかっているように見える壁も、一歩引いて見てみたら階段なのかもしれないと、私も誰かに伝えられたらな、と感じた時間でした。

次回はどんなチームが登場するのでしょう。楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。

「クラシコムのしごと」
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