【スタッフの愛用品】ガラスのティーポットを迎えたら、冬の暮らしに「好きな景色」が増えました

編集スタッフ 石川

朝起きたらまずコーヒー、ぐっと集中したい仕事中にも、そしてお茶の時間にも。根っからのコーヒー派の私だったのですが、実はいま、お茶を淹れることにハマっています。

その理由は、「ICHENDORF(イッケンドルフ)」のティーポットを迎えたから。

実は、当店で発売になってから長らく気になる存在だったんです。

 

ガラスだから楽しめる「景色」がありました

朝晩が冷え込むようになってきたこの頃。起き抜けやひと息つきたいタイミングのお供も、体をあたためてくれるものをつい求めてしまう最近です。

そこで満を持して迎えてみたのが、このガラスのポット。初めて見たときから実はひとめぼれしていたのですが、紅茶やお茶を普段淹れない自分には、あまり出番がないかな?とも思っていたんです。

でもやっぱり、この佇まいがいい。

シュッとした注ぎ口の形に、クルンとまるい持ち手。洗練とかわいさの、この絶妙なバランス。そして何より、すべてのパーツが透明度の高いガラスでできた、うっとりとするような美しさ。

えいや!と見た目で迎えてしまったけれど、食器棚に並んでいるとうれしくて気づくとつい使いたくなってしまい、自然と紅茶やお茶にも手が伸びるようになりました。

使い始めてやっぱりいいなと思ったのが、フィルターや蓋に至るまで、全て透明度の高いガラスでできていて、それゆえに中身がよく見えること。

実際このポットでお茶を淹れると、その時間じたいが特別なものに感じられてきます。

茶葉を入れ、お湯を注いだそばから、ポットいっぱいに湯気が立ち込める様子。

お茶がじっくりと抽出されて、じんわりと広がっていく、その色合い。

お茶の色が、時間が経つにつれ少しずつ濃い色へと移り変わり、ガラスの壁面についた水滴もそのままの形を留めることなく、刻々とその模様を変えていく……

そんな様子をつぶさに眺めて楽しめるのは、ガラスならでは。ただお茶を淹れるだけなのに、束の間うっとりした気分にさせてくれます。

ガラスを通して光が透過されるから、「お茶の色ってこんなに綺麗だったんだ!」と、ハッと気付かされることも。

陶器のポットを使っていたこともありますが、ガラスのポットを使うことで、なんてことはない日常の瞬間のなかに、改めてこんなに綺麗な景色があったのだなと知ることができました。

そういえば私、暑い夏にグラスに氷をたっぷり入れて、冷たい飲み物がひんやりと透けて見える光景がたまらなく好きなんです。

冬になるとその光景を見る機会が減ってしまうのがちょっぴり寂しいな、とも思っていたのですが、このガラスのポットが見せてくれる景色もまた素敵だなと、ぐっと冬が楽しみになってきています。

 

ガラスだけど、おおらかに扱えました

フィルターのスリットは狭いので、細かい茶葉でなければ落ちてしまうということはなさそう。金網のフィルターではないので、茶葉が目詰まりをして洗いにくい、ということもありませんでした。


ガラスは繊細で、暮らしの中で取扱うのはハードルが高いのでは?とも思っていた私。

実は一度、手を滑らせてフタとフィルターを落としてしまったことがあったのですが、傷もつかず、大丈夫だったよう。たまたまマットの上だった、というのもありますが、想像していたよりも繊細すぎないのかも?と、おおらかに捉えています。

一見特に繊細そうな持ち手も、程よく太さがあってしっかりしているので、片手で持ち上げてしまっても安心です。

 

お茶が垂れにくく、省スペース。だから仕事のお供にも

注ぎ口のちょっぴりシャープな形のおかげで、湯切りのしやすさが抜群。気持ちいいくらいに「ピタッ」と切れてくれるので、つい注ぐのが楽しくなってしまいます。

そして、ポタポタと残ったお茶が垂れてくることがほとんどないから、机が濡れる心配もなし。

だから、仕事中や、家で映画を見るときなど、少しずつ注いで飲みながら集中もしたいタイミングにもうってつけでした。

私が選んだのは「トールサイズ」。「ショート」と容量はほぼ同じですが、こちらは縦に長い形で、底面積を取らないから、仕事中にデスクに置いておいても省スペースなのがいいなと感じています。

マグカップなら大体3杯分くらい飲めるくらいの程よい容量で、飲み物を切らして席を何度も立たなくていいのも助かります。

たっぷり容量だからこそ、最後のほうはお茶が少し冷めてしまいがちなので、おしゃれなティーコゼーを絶賛リサーチ中のこの頃です。

▲直径8cm×高さ9.5cmのマグカップと並べるとこれくらい

ちなみに手元に届く前は、ちゃんと容量があるからやはりサイズも大きいのかな?と、収納場所が気になってましたが、縦長の形なので、棚の中でも意外と収まりが良かったです。

 

ポット一つで、冬の暮らしの「素敵」が膨らみました

休日や、夜時間にも出番がたくさん。

おやつの時間には、簡単なお菓子をセットするだけでちょっといいティータイムになるのは、佇まい自体が素敵なポットならでは。

寝る前のくつろぎ時間には、肩肘はらずにティーバッグでもよし。

お湯を注いで、お茶を抽出される様子をガラス越しにぼんやり眺めるだけで癒されて、気分がゆるまっていくのがまたいいんです。

せっかくだからと、いろんな種類のお茶を買い集め始めました。

最近はスーパーに寄るたび、何か試したことのないお茶はないかな?とお茶コーナーをつい覗いてしまう日々。

それぞれに微妙にお茶の色が違うのもまた楽しくて。いろんなお茶をギュッと詰めこんだ箱から、「今日はどれにしよう?」と選ぶのも、好きな時間になりました。

夏には水出しに使えるとのことなので、それも楽しみ。

「お茶を淹れる」。日常の中の些細な行為にこそ、素敵だと思える景色があることを再認識させてくれた、ガラスのティーポット。「良い暮らしの道具」とはまさにこういうモノなんだな、と思います。

▲熱湯入れたてのポットはフタまで熱くなるので、ふきんや鍋つかみでフタをおさえて注ぐのが良さそうです

▼今回紹介したアイテム

▼「ショート」もあります


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