連載|OYATSUYA 通信 第六回:そろそろホットコーヒーの季節
OYATSUYA SUN 梅澤
6月末からはじまったOYATSUYA通信も
夏を超えてもう後半戦です。
暑さのピークも過ぎただろう!ということで
今回のテーマは
「そろそろホットコーヒーの季節」です。
シングルオリジンコーヒー
シングルオリジンコーヒー、
昨今、各地で増えたおしゃれな
コーヒーショップで聞いたことが
あるかもしれません。
今日は、僕らも扱うこの豆のことを
ちょっとご紹介します。
昔からある老舗の喫茶店なんかでは
よくメニューにある「ブレンド」。
これは味のバランスを考えて
いろいろな豆を文字通り”ブレンド”しています。
お店独自のカラーを出すのにも
一役買っていて、
ブレンドでしか出せない
味わいや奥深さがあるのも事実で、
それもコーヒーの面白いところです。
対して、
シングルオリジンコーヒー。
シングルオリジンコーヒーとは
生産国や生産農家、
生産処理方法などが明確で
また、それが一切ブレンドされていない
コーヒー豆のことを言います。
コーヒー豆は、元を正せば農作物なので、
当然、コーヒーの木を育てて収穫している
農家さんが存在します。
シングルオリジンコーヒーとは、
おいしいコーヒーをつくった農家さんが
そのおいしさを正しく評価されて
良いものを継続してつくり続けられるように、
という考え方であり、やり方です。
回り道のように見えるかもしれませんが
お客様においしいコーヒーをお届けする
一番の近道だと思っています。
そして、特に僕たちがお出ししているコーヒーは
シングルオリジンならではの、
その土地やその農園独自の個性を引き出す為の
焙煎がされています。
そのため、「真っ黒で苦いものがコーヒー」
といういままでの概念とはちょっと違う、
爽やかで明るい酸味や、華やかなフレーバーを
感じていただけると思います。
私たちのお店では、ケーキと合わせて
お召し上がりいただくので
甘みを引き出すように焙煎されたものを
特に好んで選んでいます。
コーヒーって豆によってこんなに味が違うんだ!
ケーキとの組み合わせで全然味が変わる!
という今までのコーヒーとは違う楽しみ方を
見つけていただければいいなと思っています。
エチオピア・イルガチェフェ
本日のコーヒーは
エチオピア・イルガチェフェです。
イルガチェフェ、というのは
川と森と湖に囲まれた地域の名前で
1950年代からコーヒー豆の生産が始まった
エチオピアでも比較的新しいエリア。
紅茶にも似た独特の個性的なフレーバーと
シトラス系のさっぱりとした
爽やかな酸の印象が大変特徴的で
急速に世界中に広まりました。
ちょっと読みにくいこの名前、
どこかで耳にした方もいらっしゃるかも
しれませんね。
ドリップも飲みたい
ドリップでも淹れてみました。
ハリオV60という円錐形のドリッパー
を使ってペーパーフィルターで淹れています。
同じ豆でもフレンチプレスとは
ちがった味わいで
すっきりした酸の印象と
花のようなフレーバーが際立っています。
ごくごく飲めるアイスコーヒーも好きですが
温かい方が味がよくわかりますし、
温度変化による味の変化も楽しめるので
僕は、ついついホットコーヒーを
飲んでしまいます。
コーヒー片手にぶらりとお散歩
なんていうのも
いい季節かもしれませんね。
今回はこの辺で失礼致します。
それではまた次回!
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