【店長佐藤の愛用品】丼えらびって意外とむずかしい。使ってみて満足している高祥吾さんの丼。
店長 佐藤
むしょうにインスタントラーメンが食べたくなったら。
『サッポロ一番 塩らーめん』に『マルちゃん正麺 醤油味』『チキンラーメン』。そんなインスタントラーメンをむしょうに食べたくなる日があります。
それはたいてい「今日はもうどこにも行きたくないぞ」とダラダラをキメこんでいる休日のお昼。きざんだネギやチャーシューをたっぷりのせて……。家族も案外すんなりと「やった!ラーメンか」と喜んでくれるのもありがたいところ。
特に最近は、大好きな九谷焼の陶芸作家・高祥吾(たか しょうご)さんの丼を手に入れたこともあって、インスタントラーメンを食べるときの満足感がさらに増したような気がしています。
熱々の麺やスープをすするあの瞬間の染み入るような「おいしー」が、もっと「おいしーっ!」になったような。まさに、器のパワーというものを再確認中です。
ブルーの器コレクションに仲間入り
高祥吾さんの器がスキな理由は、絵付けに女性の感性に訴えかける繊細さや可愛らしさがあるところ。
この器を男性の作家さんが作っているんだと知るだけで、どことなく新鮮な気分を得ることができます。出張で工房を訪ねたときご本人にもお会いしましたが、絵付けに通じる物腰やわらかな方で「なるほど」と合点がいきました。
そしてなにより高祥吾さんの作品には、個人的にも愛してやまないカラーである『ブルー』の絵付けが多いのです。
我が家の食器棚もブルーの器が自然と多くなってきましたが、新調したばかりのこの丼もずっと前からそこにあったような爽やかな顔をしています。
ほかのスキな器と相性がいいことも決め手でした
高原真由美さんの花尽くし楕円皿と…
高祥吾さんの葡萄の絵付けが施された丼は、同じ九谷焼の陶芸作家・高原真由美さんの器と相性がいいのも私にとってはうれしいところ。
高原真由美さんの楕円皿は、揚げもの・煮つけ・野菜の和えもの……なにを盛り付けても本当にサマになる万能な器なので、この器と相性がいいかどうかは「普段使いのしやすさ」を計るひとつのモノサシになっています。
龍宝窯の雪輪皿とも…
もうひとつは、京都・龍宝窯のお皿との相性の良さ。
プライベートでお店を見てまわっているときに偶然出合うことができたお皿だったのですが、ひと目で「ほしい!」と惚れこんでしまい即決で購入して帰ってきたんですね。
その後、数ヶ月……自分の家で使ってみて「やっぱり、このお皿ほんとうにイイ!うちのお店でもどうしても紹介したい」となったので、バイヤーにそのことを伝え取り扱うことを決めました。
・丼には炊きたてご飯をよそってシラスと海苔をたっぷりのせて
・お皿には春巻きなどの一品メニューを
こんな普段の晩御飯メニューにぴったりです!
丼は石川県だけれど、お皿のほうは京都府。うまれた土地が違っても食卓のうえに集えばイイ絵になる。「やっぱりね!」とうれしくなる瞬間だったりします。
気になる丼の容量についてのプチ情報
写真は『サッポロ一番 塩らーめん』2パック・二人前をお鍋で一気に作って、ふたつの丼に盛り付けたところ。一人前をちょうどいい按配で受けとめてくれます。
丼を買うときに気になるのはやっぱり容量。
うどん・ラーメン・ご飯モノとフレキシブルに使えると思います。写真だけでは伝わりにくい容量の参考になればと。
このコラムで紹介した愛用品
・使ってみてさらに「これだ!」となった葡萄の丼
・楕円がこんなに使いやすいとは。花尽くし楕円皿
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