【朝の過ごしかた】ほとんど陽が昇らないスウェーデンの冬。苦手な朝を楽しむためのひと工夫(大迫美樹さん)

編集スタッフ 塩川

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スウェーデン在住、大迫美樹さんの朝時間

今回の朝の過ごし方は、連載「わたしのターニングポイント」にもご登場いただいた、大迫美樹さんにお話を伺いました。

ストックホルム在住の大迫さんは、スウェーデン人のパートナーと二人暮らし。お仕事は日本とスウェーデンに関わるなんでも屋さんと話し、雑誌や広告のコーディネートや記事の執筆、会議の通訳など多岐にわたります。

大迫さんのインスタグラム(@mikikosmic)を覗いてみると、現地はすっかり雪景色!本格的な冬を迎えているスウェーデンから、北欧の朝時間をお届けします。

 


朝の時間割


 

08:00 起床。スマートフォンでニュースを読む
08:10 白湯を飲み、植物の水やりと小鳥のエサの補充
08:25 お茶を飲みながら、メールチェック
08:45 にんじんジュースを飲み、朝ごはんの準備
09:00 朝ごはん
09:30 片づけ後に仕事開始

 

08:10

起きたらすぐ、植物に水やりを

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大迫さん:
「自宅で仕事をしているため、常に部屋が気持ちがいい空間になるよう心がけています。植物もそのひとつで、あると家の中が明るくなります。

朝に水やりをすると、植物から元気なパワーをもらい『今日も1日頑張ろう!』と思えるんです。

スウェーデンは冬の間ほとんど陽が昇らないため、水をあげない日もありますが、状態のチェックだけは欠かしたことがありません。

そのほかにも、秋から冬にかけてはアパートの中庭や森から栗やどんぐりを拾い、水栽培をしています。

年中何かしらかを育てていて、種や苗の成長が見たいがために、苦手な朝も楽しく目を覚ますことができます」

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08:25

お茶を飲みながら、メールチェック

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大迫さん:
「私もパートナーもコーヒーが苦手のため、お茶派です。

紅茶はスウェーデンへ移住する前から、10年以上愛飲している老舗紅茶店『Tea Centre of Stockholm』のEarl Grey Specialか、別の老舗『Sibyllans』のSir Williamsのどちらかを気分によって選びます。

朝、メールチェックをしながらまずは1杯。私が起きる時間に日本はすでに夕方で、クライアントのほとんどが日本の企業ということもあり、急ぎのメールは先方が帰宅する前に返信するよう心がけています。

時間がかかることもありますが、後回しにしてストレスを感じるより、先に急ぎの案件を済ましてから、気持ちよく朝食を食べるためでもあります」

 

08:45

続けたい習慣は、母の「にんじんジュース」

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大迫さん:
「子どもの頃からアレルギー体質な私のために、母は独学で食事の工夫をしてくれました。その中のひとつが、毎朝小松菜とにんじんをジュースにして飲むというもの。

移住後は忘れていたのですが、最近また肌の調子が悪いことが多くなったため再開しました。スウェーデンでは小松菜が手に入らないので、にんじんのみのジュースです。

これを続けると朝のお通じもよくなり、肌の調子も良くなる気がします。時間がないときは諦めることもあるのですが、できれば続けたい習慣です。

にんじんジュースを飲みながら朝ごはんの準備。ついでに食洗機のスイッチを入れたり、テーブルやキッチン周りを簡単に掃除します」

 

09:00

自分にフィットした、和の朝ごはん

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大迫さん:
「パートナーが会社で朝食をとるため、平日の朝ごはんは1人で食べることがほとんど。そのため和食が定番です。

仕事もあり朝は慌ただしいため、作るものはお味噌汁と卵焼きぐらい。あとは基本的に、冷蔵庫にある残りものや常備菜をいただきます。

血圧がとても低いせいか、子供のころから朝が苦手で。実家の朝ごはんはパン食が多かったのですが、私は手をつけられないこともあり、和食にすると箸が進むので、母は私ひとりのために作ってくれました。

スウェーデンへ移住をした当初はパン食でしたが、仕事が忙しいと喉を通らず……。ある日ふと、日本にいるとき、朝はいつも和食だったことを思い出し変えてみると、美味しく食べられるようになりました」

 

週末の朝ごはんは、スウェーデン式

1612_asa_IMG_6838▲週末は、料理やお菓子作りが得意なパートナーさんが担当する、スウェーデン式の朝ごはん

大迫さん:
「週末はいつもより遅めに起床し、時間をかけてパートナーと話をしながら、朝ごはんを食べています。

平日のコミュニケーション不足をできるだけ埋めるという感じでしょうか。しっかりと食べるので、ランチも兼ねたブランチになることも。

朝、落ち着いた時間がないと食事が喉を通らないタイプなのですが、休日はゆっくりと朝食をとるのでパンでもおいしくいただくことができます。

パートナーの作るスウェーデンの朝ごはんは少し華やかで、朝から豊かな気持ちになります」

 

朝が苦手だから、続けられたことが習慣に

1612_asa_IMG_6935▲冬の間、餌を探すのが大変な小鳥のために、餌をあげるのも日課だそう。朝から癒されますね。

大迫さんの習慣は「特に意識してきたことというよりも、自分に合っていることを選んできたからこそ、自然と続いている」と話ます。

朝が苦手でも植物の成長が楽しみで目を覚ましたり、移住し環境が変わっても、平日は和食の朝ごはんを食べることなど。

気持ちの良い朝を迎えるために、自分自身の暮らしを見直すと、無意識に続けていることに新たな発見があるのかもしれません。

次回の「朝の過ごしかた」もどうぞお楽しみに。

 

こちらの特集も合わせてご覧ください。

▽特集「朝の過ごしかたvol.1」
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▽特集「朝の過ごしかたvol.2」
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▽特集「朝の過ごしかたvol.3」
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【写真】大迫美樹

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大迫美樹

東京都出身。A.P.C. Japan、その後広告制作会社勤務を経て、2007年スウェーデンのストックホルムへ移住。現在フリーランスで、雑誌や広告、TV、書籍の仕事を中心にコーディネート全般、執筆、通訳、翻訳等に携わる。
またスウェーデンのライフスタイルを届けるウェブサイト「KOKEMOMO Sweden」も運営中。 http://www.kokemomosweden.com

▽大迫さん執筆の書籍はこちらでご覧いただけます

 


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【動画】わたしの朝習慣
台所仕事が目覚まし代わりに。朝のうちに、1日分の食事の下ごしらえを済ませておくこと

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