【バイヤーのコラム】ガチャ柱をつかって、パントリーの食器棚づくり。
商品プランナー 加藤
脱・見てみぬフリ。
新居へ引っ越して早いもので3ヶ月。「まだ片付いていないの?」我が家に来るたび、知人友人に言われる言葉。
はじめのうちは「はい・・・」と、恥ずかしい気持ちがあったのに、最近はそんな状況でも、まぁいっか〜と慣れてきてしまいました。キッチンのパントリーや寝室に押しやった、隠し段ボールをチラりと見るたびに、まぁお客さんにはあんまり目につかない場所だし、と見てみぬフリ。
でも、むむ〜これでは、いかんぞ〜!ということで、先日奮起して、キッチンを片付けることに。
重い腰を上げてスタートしたとはいえ、やり始めれば没頭できる性格な私。気づけばパントリーに隠されていた7箱ほどの大きな段ボールが空っぽに!
パントリーをDIY。
キッチンがいつまでも片付かないのは、グラスや器の収納場所がないせい。引っ越す前は、マンションの吊り戸棚を使っていたので、食器棚を持っておらず、しまう場所がない今、主要な食器類以外は、段ボールに入ったままでした。これらの収納場所を確保するべく、パントリーの棚づくりに取りかかることに。
リノベーションが決まったとき、真っ先につくろうと思ったのがパントリー。(不要説が浮上するたび、主婦の意地で必要性を主張し続けました・・・)普段使う食器から米・乾物などの食材、キッチンの清掃用品まで、一貫してぎゅっと仕舞えて、スペースが欲しかったんです。
以前担当した、フォグリネンワークの関根由美子さんのご自宅取材で、あらゆる収納場所で使われていた棚が、シンプルで良いなぁと思って調べたところ、ガチャ柱と呼ばれ、実はDIYできるとのこと。さらに自由に棚の数や高さを変えられるとあって、パントリーの棚はこれにしようと心に決めていました。
目指すのは、雑誌でみるような、ほどよく余白を持って食器や鍋が置かれた棚。果たして、うまくできるでしょうか・・・?
ガチャ柱と設置方法。
(壁につけたレールの穴にブラケットのツメを引っ掛けます。ガチャリ)
通称ガチャ柱と呼ばれる、ロイヤル社のチャンネルサポートを、事前に工務店さんに取り付けておいてもらいました。
ガチャ柱は壁面に棚を作るためのレール状のパーツで、この穴にひっかけるような形で棚受けとなるブラケットを設置します。ビス等で固定しないため、簡単につけ外しができるから、いざとなったら棚を増やしたり、高さを変えられる自由度も魅力。
ちなみに一説によると、呼び名の由来は、レールに「ガチャ」っとはめ込むからなのだとか。
すでに柱はついているから、あとはブラケットと棚板を設置するのみです。
棚位置を決定
ブラケットをがちゃがちゃと嵌めて、棚板を載せます。棚の数は5つ。すべてが均等になる位置を見定めます。
背の高いグラスは入るかな?大きな鍋は載るかな?と、試しに載せてみると、ああ、なんだかもうすでに良い感じ!
ブラケットと棚板を固定。
(今回大活躍の電動ドリル。かっこいい)
本来は、1度レールから棚板とブラケットを外して、作業するべきなのですが、ここは一気にやってしまおう!と設置したままネジ止めしました。
前後1カ所ずつ電動ドリルを使って固定します。
完成〜♪
あっという間に棚が完成しました。こんなことなら、もっと早くつくれば良かったと思うほどの簡単さとクオリティ。どの棚に何を置こうかなぁと想像が膨らみます。
ちなみに、ここまですっかりDIY慣れしているような解説をしましたが、ほとんどの作業をしてくれたのは、私ではなく、知人の男の子です。(どうもありがとう〜)
片付くって気持ちいい。
(お皿が全部載りました〜!上段と下段の埋まり具合が偏っているのはご愛嬌・・・)
今回は、我が家で一番大きい直径27cmのお皿が載るサイズで、奥行き300mmの棚板を設置しました。ブラケットは板の奥行きの約8割を支える長さが良いらしいので、250mmサイズを使用。
グラスは前後に4個、茶碗や食器類は2個、大きめの鍋も余裕をもって置くことができたので、個人的にはちょうど良いサイズ。とはいえ、使い始めてすぐなので、もう少ししたら改善点が見つかるかもしれません。
*****
食器たちの定位置が決まったら、なんだか心がすっきり!片付いている状態ってこんなに気持ち良いんだ〜と嬉しくなりました。
脱・見てみぬフリは大成功!・・・でも、ほかにも片付けるべき段ボールが待機しています。これを機に頑張ろう。
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