【開発秘話&着回しコーデ】春いちボトムス初の挑戦。大人のための「カーゴパンツ」って?
編集スタッフ 松田
新しい季節のはじまりに、 これさえあればという安心感とお買い物のワクワクをお届けできたら。そんな想いから2019年よりスタートしたシーズン企画。「春いちボトムス」も今年で6年目となりました。
6年目を経て、今年の春いちボトムスは新しいチャレンジをします。トライしたのは、当店でのお取り扱い自体がはじめてとなる「カーゴパンツ」。
これまでのベーシックなデザインから、ガラッと印象が変わったニューデザインで登場です。
▲カラーはブラックとオリーブグリーン。ぴったりが見つかる「4サイズ展開」です
この記事では、店長の佐藤と開発担当のスタッフ東郷が「どうして今年はカーゴパンツなのか」、その想いを語ります。
後半では春いちボトムスを実際に着用した、2人のリアルコーディネートも紹介。ぜひお読みいただけたら嬉しいです。
▼もくじ
・開発インタビュー
・スタッフのコーディネート紹介
大人のためのきれいめカーゴパンツ
春いちボトムス2024
当店はじめての“カーゴパンツ”
新しいテイストのボトムスに
挑戦した理由って?
2024年のデザインは、当店のオリジナル商品でも、セレクトでも、いままでに取り扱ったことのなかった「カーゴパンツ」。
これまでのシーズンボトムスは、ベーシックなデザインのものが多かった中で、大きくテイストが変わりましたが、これはどうしてなのでしょうか。
佐藤:
「2019年に『春いちボトムス』という名前で季節のはじまりにボトムスをお届けする企画をスタートして、おかげさまで春夏のボトムスは6本目、秋冬のボトムスも含めると12本目となりました。
当初から、季節のはじまりに発売するからこそ「この一本があれば」という安心とワクワクの両方を感じてもらえたらと願ってきました。この思いはいまも変わりません。
ただ6年を経て、最初はワンサイズのみのご紹介だったのがS・M・L・Tと4サイズ展開できるようになったことで、これまで大切にしてきた定番感からさらにもう少し枠を広げたデザインのものを開発できる余白が生まれました」
佐藤:
「またお客様からも直にお声をたくさんいただけるようになり、一層 “いまの気分” を反映したボトムスをつくりたい、せっかくの季節のはじまりなのだから新しい扉を開けたくなるような、そんな新鮮さも一緒にお届けできたらいう気持ちが強くなってきました。
ずっと変わらずご好評いただいていたウエストのアジャスター機能や、手持ちの服への合わせやすいカラーやデザインというのは大切に守りつつ、さまざまに経験を重ねてきた6年目だからこそ、あえて思い切った展開でお客様と一緒にオシャレを楽しみたいなぁと。
そんなふうに考えていたタイミングで、スタッフが出してくれていたアイデアのひとつだった『カーゴパンツ』に、それだ!とビビッとなりまして。それで今年の春いちは、カーゴパンツという新しいテイストのボトムスにチャレンジすることになったんです」
カーゴパンツを手に取ったことのなかった方にも
東郷:
「開発にあたって、これまで『カーゴは自分には似合わないかも』と敬遠していた人にもはいてみたいと思ってもらえるように、いわゆるカーゴパンツの特徴のミリタリーさ・無骨さ・メンズライクな雰囲気を、私たちらしく再解釈して、ひとつひとつデザインに落とし込んでいきました。
なんといってもきれいに落ち感のある生地を採用し、広がりすぎない上品な印象のシルエットにみえるように細かなディティールを工夫していったのが最大のポイントです」
佐藤:
「私自身、いわゆるワークスタイルというか、メンズライクなアイテムを取り入れたコーディネートには、ずっと前から憧れがありました。カーゴパンツを格好よく自分らしく着こなせたら、オシャレの幅も広がりそうだなぁと。でもやっぱりハードル高く感じてしまうアイテムだったんです。
このカーゴパンツは、このほんのり艶感を感じる生地と落ち感のあるシルエットのおかげで、自分のいままでの好きなテイストも大切にしながら、新しいジャンルにチャレンジできるような、そんなデザインに仕上がったと思います。
裾を絞ったときの膨らみ具合など、本当に細かい部分まで試作を繰り返しましたね」
甘辛ミックスのコーデもぜひ!同時発売のボレロブラウスと合わせて
東郷:
「カーゴパンツの開発にあたっての、もうひとつのテーマが “テイストミックス” のコーディネートを気軽に楽しめるようにという思いがありました。
ピリッとかっこいい雰囲気のカーゴパンツだからこそ、少し甘めのブラウスやきれいなシャツを合わせると、まさに今の気分にぴったりなオシャレができるんじゃないかと」
佐藤:
「それで、このカーゴパンツの発売に合わせて、一緒にコーデすると素敵になるトップスもつくろうということになったんですよね。
そうして出来上がったのが、今まさに私が着ている3WAYボレロブラウスです」
東郷:
「どちらを前にしても着られるデザインで、シンプルにプルオーバーみたいにきてもかわいいし、羽織ブラウスとしても着られるし、リボンの側を後ろにしても素敵だしと、3WAYでいろんな着方ができるブラウスにしました。
カーゴパンツに合うような、少しだけ短めの着丈なのもポイントです。ぜひ春いちボトムスのカーゴパンツと一緒に、甘辛ミックスのコーディネートを楽しんでほしいです。
シックなテイストが好きな方にはブラック、やわらかい印象で春らしい色合いを楽しみたい方にはラベンダーがおすすめです!」
これからの季節に春いちボトムスをどんなふうに着たいか、オリーブグリーン、ブラックのカラーそれぞれで、2人に春のリアルコーディネートを見せてもらいました。
– BLACK –
ピリッとかっこよく、それでいて上品。
迷わず頼れるベーシックカラー
佐藤:
「カーゴパンツもボレロブラウスも黒でシックにまとめてみました。迷わず頼れるの定番カラーなので、今回のカーゴパンツのランナップにも外せない色でした。
カーゴパンツは手に取ったことがなかったけれど、この黒なら試してみたいなと思っていただけるのではないかと!」
▲裾を絞るとこんな感じです。このときに膨らみが大きくなりすぎないよう、細かいですがかなりこだわりました
佐藤:
「ボレロブラウスの下にはタンクトップを着て、リボンは外して羽織っぽく着るのが好みですが、気分によってはリボンを結んだ感じもいいなと思います」
佐藤:
「カーゴパンツは、ゴワゴワしていないストンと落ちる質感なので、足もさばきやすくて動きやすいですし、なによりラフになりすぎない落ち着いた雰囲気に仕上がっていると思います。
シワも目立たない風合いです」
ふわりと可愛いたっぷりギャザーとの
相性がばつぐんです
東郷:
「わたしはブラックのカーゴパンツに、ラベンダーのボレロブラウスを合わせてみました。
よくあるカーゴパンツの生地は硬くてゴワゴワしているイメージがありますが、あえて柔らかく肌触りがいいテロンとした素材を採用しました。
もちろん日常的にガシガシ洗っていただける丈夫さも兼ね備えています」
「まだ肌寒い時期は、ボレロブラウスの下にタートルネックを重ねても似合いますよ。
リボンを後ろにして着用するとこんな感じです。ラベンダーは、春らしい気分を味わえる美しい色合い。ふわっと広がるたっぷりのギャザーがすっごく可愛くて、テンションが上がります」
▲薄手のオーガニックコットンを採用したボレロブラウス。よくみると刺繍が入っているのもキュンとするポイントです
シンプルに
ボーターのカットソー合わせも◎
東郷:
「定番のボーダーカットソーとの相性ももちろん◎。インしたときのウエストの見え方もきれいにみえるように工夫しました。
やわらかくて動きやすいので休日のお出かけや、ちょっとしたアウトドアの場面でも活躍しそうです」
– OLIVE GREEN –
カーゴといえばのカラー。
春らしさを味わえる色合いです
佐藤:
「オリーブグリーンのカーゴパンツには、黒のジャケットを羽織って、少しマニッシュな印象のコーディネートをしたいなと思いました。
カーゴパンツの裾は絞らず広げたままでも綺麗にみえるようなデザインになっています」
「このオリーブグリーンは黒のトップスとも相性がよく、柔らかくて優しいニュアンスの色合いになったと思います。
本格的な春になったら綺麗な白ブラウスや、夏になったらロゴTシャツを合わせても楽しめそうです」
ホワイトを合わせて春らしく。
ウエスト調整やタックもこだわりました
東郷:
「白のサマーニットやベスト、シャツとも相性が良いオリーブグリーン。カーゴパンツならではの味わいが楽しめるカラーだと思います。
ウエストは前と後ろがゴム仕様で、さらにループが付いているので、ウエスト調整もラクにできます」
「きれいで上品なシルエットを目指しつつも、でもちゃんとカーゴパンツらしさを楽しみたい。そんな想いから、フラップ付きの大きめのアウトポケットをつけ、その下には小さなタックを入れました。
このポケットやタックがあることでニュアンスが生まれて、のぺっとした印象にならない遊び心のあるボトムスに仕上がったと思います」
***
大人のためのきれいめカーゴパンツ / 春いちボトムス2024は、全4サイズ展開です。実際のウエストやヒップのフィット感など、7名のスタッフに着用していますので、参考にこちらの記事もご覧ください。
サイズは以下の身長が目安です。
S:154cm以下
M:155〜164cm
L:155〜164cm(横幅ゆったりサイズ)
T:165cm以上
横幅は S・M・T・L の順に大きくなっています。ご自身にあったサイズをぜひ見つけてくださいね。
▼ オリジナルの靴下に新作「skipシリーズ」と「ラメ靴下」が加わりました
▼春いちボトムス2024
photo:上原朋也(1~3,8枚目)
stylist:野崎未菜美
hair&make:長澤葵
model:青木沙織里(The Six Sense)、花梨(エトレンヌ)
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今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
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