【店長佐藤の家づくり】「この経験が誰かの役に立ったら」。新居を建ててみて思うことを聞きました

ライター 長谷川賢人

「本当ですか? 誰かにそう言ってもらえたらなって、ずっと考えていたんです」

新居を訪れた私が「居心地がいいですね!初めて来たとは思えないくらい」と感想を伝えると、店長の佐藤はこう答えてくれました。

実際にそんなシーンがあるかは別としても、「北欧、暮らしの道具店」のお客さまが、ここを訪れたなら居心地よく感じてもらえるかな?と考える癖は、家づくりを進めるときも同じだったそう。

家づくりに憧れはあるけれど、いつ始めればいいかわからない。建築家、ハウスメーカー、工務店といった選択肢から、どれを選べば自分らしい家がつくれるのかもわからない……。

佐藤も、長年そうした迷いを抱えていた一人でした。50代が視野に入った2023年、人生初の家づくりに挑戦しました。

細部までやり取りを重ねた1年半。想像が現実になるまでの日々を振り返ります。

(この記事は、積水ハウスの提供でお届けする広告コンテンツです)


そろそろ、「いつか」の夢に向き合ってみようかな?と思ったんです

佐藤:
「走り抜けてきた40代がもうすぐ終わるという時期に、ふとこれまでを振り返ってみたんです。そろそろ、『いつか』と夢見ていた家づくりに向き合ってみるのもありかもしれない、と。経営者としては身軽でいたい一方で、プライベートな『いつか』のプロジェクトにも、実際はいつになったら着手できるのだろう、と具体的に考えるようになりました」

その『いつか』の家づくりを実際に経験してみて、佐藤が強く感じたのは「この学びが誰かの役に立てば」という思いでした。

佐藤:
「分からなすぎることの塊に向かうような気持ちでした。もし、私みたいな方がいらっしゃるとして、間接的だったとしてもそんな方の家づくりのお手伝いがしてみたい。そう思ったら個人的なプロジェクトとは言え実体験を還元する方法を考え始めていました」


この流れに乗ってみて、どこまでいけるか試してみよう

『いつか』の家づくりは仕事の忙しさもあり、なかなか行動に移せずにいました。そんな時、2023年初頭、運命的な出会いが訪れます。突然現れた理想の「売り地」の看板。すぐに電話をかけて問い合わせるも、条件が合わず一度は諦めました。

佐藤:
「でも、ことあるごとに確認して、売れていなくてよかった、と思う自分がいることに気づいたんです」

2023年夏、佐藤が登壇した積水ハウスのイベントで、またも出会いが訪れます。イベント後の懇親会で「気になっている土地がある」とこぼすと、積水ハウスの担当者が相談に乗ってくれることに。

佐藤:
「実際に土地を購入するまでのサポートに加えて、具体的な間取りを含めた提案もしてくれたんです。更地にイメージが立ち上がったのは、自分としても大きく背中を押されましたね」

▲できあがった新居は2階建て。1階には主に寝室や洗面台・風呂場を、リビングやキッチンは2階に

とはいえ、家づくりのパートナーは多種多様。Instagramでフォローしている憧れの建築家もいれば、世の中にはハウスメーカーもたくさんあります。佐藤自身も余りある選択肢から決めきることは、なかなかできなかったそう。

佐藤:
「私は出会いの縁が転機になってきたタイプなのもあって、まずは『この流れは良い匂いがするな』と思ったんです。

さらに、『ハウスメーカーさんと自分らしいと感じる家をつくるならば?』という問いに向かうほうが、個人的にやる気が出て。初動の速さや対応なども含めて、積水ハウスさんで検討してみることにしました」

そう決めてから数ヶ月、正式に契約するまでは検討期間に。その最中には、積水ハウスが茨城県古河市に設けている体験型展示場「Tomorrow's Life Museum 関東」も見学。このときの体験も、契約を進める決め手の一つになりました。

佐藤:
「断熱のこと、地震対策、空気の仕組み、窓の構造まで、全て実物を見ながら体感できました。技術面の話になると、社員のみなさんが自信満々で説明してくださるんです。しかも、積水ハウスの社員さんも自邸を積水ハウスで建てているだけあって、自邸の暮らしぶりや住み心地の実体験を交えて話してくれる。とても参考になりましたね」

Tomorrow’s Life Museumについて
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間取りは、設計士さんと「これからどう暮らしたいか」も話して決めました

▲玄関脇に位置する中庭。長年大事にしてきたファネットチェアが中庭前のシンボルに。「朝はこの中庭を見ながら歯磨きでスタート、夜はマットを敷いてピラティスをしたりして、良い “瞑想スポット” になっています」

土地の取得や積水ハウスとの契約など、着実にプロジェクトは進行していきました。

しかし、わくわくする気持ちも束の間、その後に待っていたのは、想像以上に膨大な「決めること」の連続でした。

積水ハウスの注文住宅は「邸別自由設計」という考えのもと、決められた家の形に合わせるのではなく、設計士が住む人が叶えたいことをイチから自由にプランにしていくスタイル。佐藤は「間取りを決めるのにいちばん時間をかけた」と言います。

積水ハウスから提案を受けた間取りと向き合う中で、佐藤たちは「玄関脇の中庭」と「吹き抜け階段」のある案を選びました。

▲階段そのものを「オブジェのようにしたかった」と佐藤。踏み板にカッティングによる意匠を施し、アンティーク感もプラス。開口部も大きいが「子どもはもう中学生で危険も少ない」と決めた。「今のタイミングだからこそ実現できた階段だと思います」

佐藤:
「当初は『中庭の分、玄関を広くするべき?』と夫婦で悩みました。でも、設計士さんたちが、私のイメージや『これからどう暮らしたいか』も聞いた上で提案してくださったんです。

吹き抜けは、季節によって変わる陽の取り入れ方まで具体的に説明してくれました。『朝、目覚めたら、この吹き抜けがあるほうが絶対に気持ちいいですよ』と勧められて」

契約後から約半年間は、佐藤にとって「記憶がないぐらい」の怒涛の打ち合わせ期間だったといいます。毎週のように、壁の素材、階段のデザイン、キッチンのメーカー選びなど、すべてを締切日までに決めなくてはなりません。

▲階段の手すりは太さにこだわった。安定面と意匠性が成り立つギリギリのバランスを追求。「積水ハウスさんが手すり見本のパーツを作ってくれて、実寸を触りながら検討できました」


「恥ずかしがらずに聞く、教わったことは信頼する」と徹底しました

▲新居で「最初に思い描いた場所」というキッチン。実は締切ぎりぎりまでフローリングになる予定だったが、積水ハウスのインテリアコーディネーターが「最後まで粘りましょう!」と床材を探し当て、念願だったタイル敷きにできた。八角形と菱形タイルを組み合わせて構成

佐藤:
「決めることが多すぎて、一時期は本当に『もう無理だ!』って思いました(笑)。でも、担当の営業さんや設計士さんが、私からの問いに対して全て説明してくださったんです。

見積もりの内訳も細かく質問させてもらいました。個人的なプロジェクトなので全く遠慮せずに、『この造作、どうしてこの金額なんですか?』と率直に聞くことも」

▲キッチンには、濃淡の異なるグリーンのタイルをあえて不規則に並べて、自然な“ゆらぎ”を表現。タイル職人と並べ方から相談して決めていけた。「キッチンでは窓からの借景の緑と、このグリーンのタイルだけが浮き立つようにしたかったので、レンジフードも白で統一しました」

佐藤の夫はデザイナーということもあり、専門的な視点から質問に加わり、納得いくまでやりとりを重ねることもあったそう。

佐藤:
「担当の営業さんはとても誠実に向き合ってくださいました。分からないことを恥ずかしがらずに聞く、説明いただいたらそれをちゃんと信頼する。分からないのにお金を払う、ということはできないので、そこは徹底しました」

▲給湯器、空気清浄システム、床暖房などのスイッチプレートはパントリーの入口に全て配置。必要だけれど存在感のあるこれらをまとめられたことで、部屋の抜け感もアップした


プロが一丸となった家づくり。住んでみて、心地よさを実感しています

▲玄関の「真鍮の照明」はInstagramで見かけたものを頼りに探し出した。ちなみに1階は海外物件への憧れも込めてカーペット敷きに。「帰宅して一歩踏むと、どこかホッとします」

こうしてすべての締切をクリアし、着工と引き渡しを経て、無事に入居。迷いと覚悟を往復しながら、さまざまな提案を信じて採用した結果は、佐藤の期待を超えるものでした。

佐藤:
「住んでみて、設計士さんの提案を受け入れてよかったと、毎日のように実感します。玄関は視覚的に広がる瞬間が『ただいま』と受け入れられるような感じがありますね」

積水ハウスのチーム体制の良さも印象的だったと言います。設計士やインテリアコーディネーター、それぞれの専門性が活かされました。

▲積水ハウスからの提案の一つが「階段裏のスリット」。このわずかな意匠が「オブジェのように」という希望をさらに叶え、裏側から眺めても洗練された印象を醸し出す。「叡智が詰まっていますね」と佐藤

佐藤:
「間取りで詰まっていた時に、別の設計士さんがドラスティックに解決する案を横から出してきてくださったりして、すごく面白かったです!みんなでいろんな意見をフラットに出し合っていく進め方が顕著でした」

住み始めて2ヶ月。空気の良さ、温度管理のちょうどよさ、落ち着くような静けさなど、積水ハウスとやり取りを重ねるなかで聞いていた「住み心地の良さ」を実感していると言います。


暮らして感じる、「愛着」を編み込んだ家づくり

▲寝室の奥に設けた、3畳の書斎。作り付けのテーブルはモスグリーンと焦げ茶で構成。インターホンを書斎につけることで、仕事中でもすぐに応対でき、使い勝手も良い

▲書斎の壁は一面だけウィリアム・モリスの壁紙を。少女時代からの憧れを叶えつつ、ウェブ会議をするときの背景にも映り込んで、かわいい

佐藤がクラシコムの経営者として、「北欧、暮らしの道具店」の店長として、「暮らしと仕事が混ざり合う生き方」を続けていくなかで、この家は新たな可能性の拠点になりそうです。

佐藤:
「個人的なプロジェクトで始まった家づくりですが、この家ができたことは今後の『北欧、暮らしの道具店』にもつながると思っているんです。さまざまなものづくりをしてきましたが、初めて『家』という暮らしの箱そのものを作れた感覚もあります

今回の家づくりを通じて、佐藤は積水ハウスのデザイン思想「life knit design」に深く共感したと言います。これは「暮らすほどに愛着が深まる家づくり」を表現した考え方で、住む人の価値観や生き方に寄り添いながら、依頼主の感性を編み込み、大切にするというものです。

佐藤:
「担当されたみなさんと、私が何を好きだと感じるのか、何に気持ち良さを覚えるのか、といったことを、時間をかけて共有できたと思うんです。

家づくりの最中は具体的な決断の連続で、『愛着を編み込んでいる』なんて気づく余裕はありませんでした。でも暮らしてみると、家のあちこちのディテールが、好きな雑貨と同じくらい愛おしく感じられるんです」

▲リビングに作り付けた本棚は高さ600mm。わずかに下を凹ませることで浮き立つような印象を与えている。以前から使っていたソファの足を切り、グリーンの布地に張り替えた。「好きな雑貨と目が合う高さにしたかったんです」

▲「自分のためだけに、好きな雑貨をおける棚がほしい」とキッチンに付けた飾り棚。20年愛用しているバスケットがギリギリ置ける幅に。

愛用品が馴染む空間はもちろん、新居の階段や造作家具にも、愛着を感じるようになってきたと佐藤は言います。

佐藤:
「これまでも河井寛次郎さんの『暮しが仕事 仕事が暮し』という言葉に影響を受けてきました。今回積水ハウスさんと家づくりをした体験も、誰かの『フィットする暮らし』に結びついたら、さらに嬉しいです」


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【写真】ニシウラエイコ



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