【店長コラム】スッキリもいいけれど、やっぱり飾りたいんです。
店長 佐藤
「ウチって飾りすぎだなぁ」と思うことがあります。
例えば、こんなとき。
余分なものが何ひとつ表に出ておらず、本当の意味でスッキリとしたお宅の写真を見るとき。「これは確実に掃除がしやすいだろうなぁ」と、見習いたいような気持ちになります。
また、こんなときも。
夫から「飾るものにしても置くものにしても、ちゃんと意味のあるものがいいよね」なんてサラリと言われるとき。「まあね、ですよね、ですよね。そりゃそうだ」と、その場では納得したりもするわけです(笑)
そういう視点であらためて我が家を見渡してみると、一見意味のないものが確かにいっぱい表に出ている。そこにモノを飾らなければ、もっと掃除しやすいのにというコーナーだってある。
でも、でもですよ。わたしはやっぱり「飾るのが好きだー!好きなんだー!」って、自宅の中心で飾ることへの愛を叫びたいと思います。
「飾る」と、やっぱり心が弾むから。
リビングのニッチは、いまの家に越してくる決め手になったコーナーです。
本も並べられない、電話などが置けるわけでもない、この微妙な奥行きのニッチですが、わたしにとってはトキメキでしかありませんでした。
このニッチがあれば、仕舞いこんでいた雑貨たちを並べられるではないかと。
正直に告白すると、この棚の掃除、実はけっこう面倒なんです。
このチョコチョコと並べている小さな雑貨たちをいったん動かして、定期的に拭き掃除をしないと、あっという間にうっすら埃がたまっちゃう……。(実際によく埃がたまってしまっています)
でも、その労力と引き換えに「好きなモノが目に留まると少しだけご機嫌になれる」という効能を得ることができています。
キッチンも同じです。
我が家に訪れる人に必ずと言っていいほど「これ、なんですか?」と聞かれる古道具が壁に掛かっています。
「これはアンティークのスプーンを収納するための古いスプーンラックなんですよ」と、どこか得意気に答えます(笑)
古道具屋さんで出合ったとき、迷わず「これ欲しい!」と思って何に使うかはあとで考えればいいやと持ち帰ったエピソードもセットで。
結局のところ、コーヒーミル専用のブラシやカフェスコップを下げているだけなのですが、この景色のおかげでキッチンが「自分の居場所」だと感じられています。
もうすぐハロウィンだとなれば、観賞用のカボチャを買ってきて、食卓に並べてみたりも。
わたしにとっては大満足の飾りつけですが、家族からは「よく見るとこわい、こわいよー」と渋い顔をされています。
でも観賞用カボチャって、なんだかユーモアが感じられて、ついつい買ってしまうんですよね。
飾る?飾らない?いや、どちらもあり?
我が家の表に出ているモノたち。意味がないといえばそうなのかもしれませんが、やっぱり意味はあるんじゃないかと思います。
飾らないこと・モノをできる限り置かないことに意味があるのと同じように、飾ることにもやっぱり意味がある。
当店のコンテンツでも、実に様々なお宅を紹介させてもらえるようになりました。
スタッフの家にとどまらず、お会いしてみたかったあの方この方のお宅を訪ねてインテリアや収納、片付けのアイデアを見せていただく機会が数年前よりぐっと増えています。
スッキリ、シンプルという潔いお宅もあれば、たくさんの好きなものに囲まれて暮らしておられるお宅もあって、どちらかだけでなく、そのどちらをもご紹介することに私たちは意義を感じています。
それぞれの人によって、「心地いい」の基準も中身も違うから。
わたしもそうです。いろいろなサンプルやアイデアに触れたうえで、やっぱり自分はこのくらいが「心地いいな」という結論になることが多いように思います。
もしかしたら数年後は「なにも飾らない」がマイブームになっているかもしれない(笑)。そのときは、一体なにへの愛を叫んでいるのか?自分でもちょっと楽しみです。
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