【ドライフラワーを愉しむ】第2話:春をはこぶミモザのリース、長持ちする作り方

編集スタッフ 田中

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春になると、ミモザを飾りたくなりませんか。

ドライフラワーの作り方を、花生師の岡本典子さんに教わり全3話でお届けしています。

第2話は、ミモザでつくるリースの作り方をご紹介しますよ。春にむかう今の季節、飾りたくなるのがミモザ。そしていつかいつか……と、私たちも念願だったのがリース作りです!

他のグリーンと組み合わせたアレンジもお届けしますよ。ぜひチャレンジしてみてください。

ミモザのリースの作り方 きほん編

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まずは、ミモザだけを使ったリースの作り方です。

材料

・ミモザ(5〜8本)
・リースの土台(直径20cmほど)*
・花ばさみ
・麻ひも(リース直径の約4倍ほどの長さ)

*リースの土台……土台は100円ショップや雑貨屋、花屋さんでも市販されています。ミモザの量はリース土台の大きさによりますがご自分の好きな分量でお試しください。

※花の量はあくまで目安となっており、土台の大きさや花のつき方にもよって異なります。お好きな量でお作りください。

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準備

壁にひっかけて飾るための輪を、麻ひもで作っておきます。(茶色の麻ひも)

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作り方

[1] ミモザを15cmくらいの長さにカットする。

[2] リース土台にミモザを縛る麻ひもの端を10cmほど残して結んでおく(緑色のひも)。

[3] ミモザ3〜4本で、リース土台が見えないように埋めてから、根元と土台をあわせて麻ひもで巻く。

[4] [3]を繰り返して一周し、[2]で残しておいた麻ひもと結んで出来上がり。

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リース土台の裏側はこうなっています。ミモザとリース土台と合わせて、結ぶのではなく、きつく巻いていきます。

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リース作りのポイント


POINT 01.
麻ひもはぎゅっと巻いて!

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リース作りを間近で見ていて、私が心配になったのはミモザを束ねるときのこと。思わず、聞いてしまいました。

田中:
「ミモザの根元をかさねて麻ひもで巻くとき、きれいにできるが自信がないのですが……」

岡本さん:
「ここは見栄えを気にしなくていいですよ!あとからミモザの花部分を上にかさねていくところだから。むしろ気をつけてほしいのは、麻ひもの巻き方。ぎゅっと力をいれて土台と一緒に巻いてくださいね」

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POINT 02.
ドライになると縮むから、ボリュームたっぷりに

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できあがったリースは、土台の大きさからは3倍ほどの見た目です。

岡本さんによると「ドライフラワーになるときにだんだん萎んでいくので、最初につくるときはたっぷり花を使ってあげたほうがいい」とのことでした。

実際に作ったリースをオフィスに持ち帰り、1週間後が次の写真です。風通しがよく、乾燥する場所においておいたら、きれいに退色していき、大きさもちょうどよくなりましたよ!

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グリーンと組み合わせたアレンジ編

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次はアレンジ編、グリーンなど他の植物と組み合わせた瑞々しいリースの作り方です!

材料

・ミモザ(5〜6本くらい)
・バーゼリア(写真中・5本くらい)
・ポポラスベリー(写真右・7本くらい)
・花ばさみ
・リースの土台(直径21cm)
・麻ひも(リース直径の約4倍ほどの長さ)

※お花の量はあくまで目安となっており、土台の大きさや花のつき方にもよって異なります。お好きな量でお作りください。

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準備

壁にひっかけて飾るための輪を、麻ひもで作っておきます。(茶色の麻ひも)

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作り方

[1] 花材をカットする。ミモザ、ポポラスベリーは15cmくらい。バーゼリアは花の部分だけにする。

[2] 花材を縛る麻ひもの端を10cmほど残して結んでおく(緑色の麻ひも)。

[3] それぞれの花材ごとにバランスをみながら麻ひもでリース土台に巻き付けていく。

[4] [3]を繰り返して一周し、[2]で残しておいた麻ひもと結んで出来上がり。

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アレンジメントするときのポイント


POINT 01.
バーゼリアは、花の真ん中に麻ひもを通して固定

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今回ポイントにつかったバーゼリアを麻ひもで縛るときは、上の写真のように花の間を麻ひもがとおるようにすると良いそうです。

「バーゼリアは花だけでカットしているから根元が短いんです。そこを麻ひもで縛ってもするっと抜けてしまう恐れがあるから」と岡本さんは言います。

このバーゼリアという花、原産地はアフリカだからなのか、すこしエキゾチックな雰囲気をもっていますよね。いつもは手に取らないという方もいらっしゃるかもしれませんが、こういうときのアクセントにはぴったりです。

何種類かでリースを作りたいときは、ぜひお試しくださいね。

 

POINT 02.
ポイントになる花は5つ以上がよい

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ポイントになるバーゼリアなどの花は「4つ」は避けること、と岡本さんが注意点として教えてくれました。

岡本さん:
「リースはまるい形ですよね、だから4つのポイントを作ってしまうと、四角く見えてしまうんです。それを避けるためなので、5つ以上をおすすめしています」

土台の大きさが小さければ2つや3つでもいいかもしれませんね。まるいリースを作っている、ということを忘れずにいれば大丈夫そうです。

 

かざる前のひと手間で、リースが長持ち!

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できあがったリースを早く飾りたい!

はやる気持ち、ちょーっとストップして、飾る前に長持ちするひと手間を加えましょう。

「生花のときはまだ水分をふくんでいるから、すぐに飾ってしまうと重力で形が下にさがってしまう」と岡本さん。だから飾る前に1週間くらい平置きすること、とおすすめしてくださいました。

ちょっとだけ待って、きれいなリースになったら、満を持して飾れます。ドライになっているから軽くなっているし、これで長持ちするそうですよ。

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今日は、ミモザのリースの作り方を教わりました。黄色の花は、ドアに、壁に、パッと華やかになる嬉しさがありますよね。

お部屋にあわせて、私はもう少し小さめのリース土台で作ってみようかなと思っています。

次回は、作ったドライフラワーをどんなふうに飾って楽しんでいるか、岡本さん宅のすてきなインテリアをお見せします!

(つづく)

【写真】
松元絵里子

5、9、14枚目:クラシコム


 

もくじ

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岡本 典子(花生師)

Tiny N  主宰。花生師(はないけし)。TV・雑誌・広告・展示会・店舗の空間スタイリングなどを手がける。大学では園芸学部に進み、寮生活のなかで花の世界に夢中となり、短大卒業後にイギリスへ留学する。花屋で働きながら、国家技能レベルの資格を取得し、帰国。現在は世田谷にアトリエを構え、撮影やワークショップ、展示や生け込み等の仕事を一人で行う。HP:http://www.tinynflower.com/ インスタグラム:@hanaikeshi

▽岡本さんの著書


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