【梅雨のジメジメ対策】第1話:湿気とニオイを防ぐ、部屋干しのコツ。

編集スタッフ 齋藤

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部屋干し改善で、梅雨時期のジメっとにおさらば!

毎年やってくる、梅雨時期の部屋干しにともなう「室内のじめじめ感」。いつ降り出すかわからないこれからの季節は、洗濯物の室内干しは避けては通れない道です。でも、できるだけクリーンに気持ちよく過ごしたい!

そこで、梅雨時期のお洗濯のポイントをギュッと濃縮した「部屋干しの基本のキ」をプロに教えていただきました。

臭いが気になるタオル干しのポイントのほか、室内干しアイテムの使い方など、今日から実践できるあれこれをお届けします。

ポイントをおさえて、手早く確実に乾かしてしまいましょう! 教えてくださるのは、暮らしのスタイリストの河野真希(かわの まき)さんです。

 

「部屋干しは難しくないんです」

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3歳の娘と9歳の息子のお母さんでもある河野さんは、ウェブや雑誌で家事全般の取材・執筆をするほか、簡単な1汁3菜を提案する料理教室を主宰していらっしゃいます。

「部屋干しのポイントは限られていて、難しいことではないんです」とおっしゃる河野さん。実際覚えることはごく少しだけで、我が家でその日の夜からできることばかり!

今年の梅雨はクリーンな部屋で心地よく過ごせそうな予感がしています。

 


 これだけは知っておきたい
部屋干しの心得。


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1)溜め込まずに、こまめに洗う

2)通気性の良いランドリーボックスをつかう

3)洗うまでの保管時は濡れたままはNG

4)長いものと短いもの、厚いものと薄いものは交互に干す


河野さん:

「部屋干しのにおいの原因は雑菌。この雑菌を繁殖させないために、溜め込まずにこまめに洗うことが大事です。

あまり溜まっていないから明日にしよう、できるだけ晴れの日に…..と後回しにするのは避けてくださいね。

脱いだものが濡れていて、まだ洗濯するまで時間がある場合はハンガーにかけるなど、干しておきましょう」

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そして、わたしがなるほど!と感じたのは「心得4」の交互方式。つい、大人のものと子供の洋服はそれぞれ長さを揃えて、種類をまとめて干しがちでした。

河野さん:
「洗濯物と洗濯物の間に風が通るように、洗濯物の長さや厚さを交互に干すと、乾きが早くなります。ランダムに長さや厚さを変えて干してみてくださいね」

さて、次はどのアイテムも共通したポイントがあるという干し方実践編。詳しくひも解いていきましょう。

 


 「素早く、広く、風通しよく!」

アイテム別の干し方


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バスタオルは交互・ジグザグに

heb0024▲こんな風にずらして干しましょう

梅雨時期、我が家でも乾きづらくていつも困ってしまうのが「バスタオル」などの厚手のタオル類。

この解決方法は「交互・ジグザグ方式」なんだそう。

河野さん:
「部屋干し用の物干しに干す場合、交互にずらすと風通しがグンとアップします。

長さが重ならない程度の小さなタオルだったら、この間に干しても大丈夫。間から扇風機の風をあてると、より乾きやすくなります」

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河野さん:
「ピンチハンガーに干す場合は、ダランとU字にはせず、ジグザグに留めると布同士が重なり合わず乾きやすいです」

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これはNG!

部屋干しの際、カーテンレールに洗濯物を干していることがありますが、これはNG。

カーテンや壁は意外と汚れていて、それが洗濯物につくと、これもまたニオイの元になってしまうのだとか。窓や壁が近くにあると通気性がわるくなってしまうのも、おすすめしない理由だそうです。

どうしても、という場合はサーキュレーターや扇風機などを使って風を動かしてあげましょう。

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布巾は除菌してから干す!

キッチンで使用する布巾は、すぐにニオイがついてしまうことに私自身も悩んでいました。こうした布巾類は「除菌」してから干すことが一番確実な方法だそう。

河野さん:
「我が家では、その日の家事が終わったら漂白をし、寝る前にキッチンで干すというルーティン。

布巾などは水洗いだけでは雑菌が繁殖することが多いので、この時期はとくに漂白剤などで除菌をしてから、風通しのよい場所に干すことをおすすめします。

布巾専用の洗剤を用意せず、洗濯用と兼用してもいいと思いますよ」

heb0057小さなピンチハンガーを使うのも手ですね

これはNG!

シンクの縁部分に畳んで置いておくと、みるみるうちに雑菌が繁殖してしまいます。

乾きにくい季節だからこそ、ちょっとだけ手間ですが除菌をルーティンに加えたり、布巾をこまめに替えるなどしてみてください。

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雨に濡れた上着や靴は
仕舞う前にひとてまを

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傘をさしていても濡れてしまいがちな上着や靴。帰ってきてからつい放っておきがちですが、ニオイの元が生まれてしまう前にちょっと一手間を加えてあげることがポイント。

河野さん:
「上着はタオルなどで水気をよく拭ってから、ハンガーにかけて乾かしましょう。このとき、ハンガーは厚手のものを選び、身頃の間に空間をとってください。

靴は翌日も履かなければならない場合もあります。そんなときにぜひ試してみてください」

靴の湿気をとるには新聞紙がおすすめ、と河野さん。具体的なHOW TOを教わりました。

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【1】しっかり足の先端まで新聞紙をつめる

【2】30分ほどで新聞紙を替えるとより早く乾く

【3】もっと早く乾かしたいときはドライヤーの冷風をあてる

河野さん:
「ドライヤーで温風をあててしまうと靴が痛む場合があるので、冷風にしてください。

新聞紙がない場合は、週刊誌などのツルツルしていない紙、または応急処置としてキッチンペーパーを使うこともできます」

 

次回は湿気がこもりがちな「クローゼット」のジメジメ対策と、当店でも人気の収納アイテム「バンカーズボックス」の湿気対策についてお届けします!

(つづく)

 

【写真】鈴木静華

 


もくじ

 

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河野真希(暮らしのスタイリスト)

自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。また、2016年4月より『料理教室つづくらす食堂』を主宰。

 


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