【FMクラシコム】夜中にボーッと聴きたい、ポップアンビエントなアルバム(D.A.N. 櫻木大悟さん)
編集スタッフ 塩川
こんにちは。「FMクラシコム」のお時間です。
この読みものは、まるでラジオ番組のように、ミュージシャンや音楽好きの著名人など様々なかたから、暮らしに寄り添う「音楽」を伺っていきます。
第2回目のゲストは、わたし・塩川が個人的にもハマっているバンド・D.A.N.(ダン)の櫻木大悟さんをお迎えしました。
D.A.N.の楽曲はどこか浮遊感のあり、意識が遠くなるような心地よさ。目を閉じてゆらゆら揺れながら、その世界に浸りたくなります(先日見に行ったライヴも最高でした!)。
今回櫻木さんからご紹介いただいたのは、部屋でボーッとリラックスしたいときにおすすめのアルバムです。
櫻木さん:
「D.A.N.というバンドのボーカルを担当する櫻木と申します。1994年生まれの東京育ち、好きな食べものはカステラです。
このアルバムは、夜中にもうそろそろ寝ようかと思いつつも、だらだらしているときなどに聴いたりしています。
『POP 4』という曲が特にお気に入りで、これはイントロのワクワクする感じが、永遠とループされているような曲の作りが面白く感じています。
ちなみにアーティストのGASとは、KOMPAKT(コンパクト)というドイツのインディペンデントレーベルを主宰する1人、wolfgang voigt(ウォルフガング・ヴォイト)のソロ名義になります」
櫻木さん:
「“Pop Ambient (ポップアンビエント)” というテーマを掲げて作られた彼の楽曲は、粛々としているにも関わらず、高揚感が続き、時間感覚が遠のいていく、そんな印象があります。
そして『ポップなアンビエント』という言葉はとてもユニークだと感じませんか。
私は『ポップ』と聞くと “明るくてカラフルな音” を、『アンビエント』と聞くと “荘厳な佇まいの音” をイメージしました。
その相反するイメージの認知的不協和* に、新たな音楽への好奇心が掻き立てられます。
新たな音楽とはどのように作られるのか?ということにとても興味があり、その答えのひとつに『イメージの組み合わせによる認知的不協和』が挙げられるのではないかと私は考えます。
GASのPOPというアルバムには、そんなヒントを与えてもらいました」
*認知的不協和とは … 個人のもつある認知と他の認知との間に不一致・不調和が生じること。その結果、不協和を解消あるいは低減しようとして行動や態度に変化が起こる。(デジタル大辞泉より引用)
【写真】櫻木大悟
D.A.N. 櫻木大悟
2014年8月に、櫻木大悟(Gt,Vo,Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で活動開始。いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求したニュージェネレーション。2015年7月にデビューe.p『EP』を7月8日にリリースし、7月末にはFUJI ROCK FESTIVAL ’15《ROOKIE A GO-GO》に出演。 2016年4月に待望の1stアルバム『D.A.N.』をリリース。7月には2年連続でFUJI ROCKの出演を果たす。また、同フェスのオフィシャルアフタームービーのBGMに起用される。2017年2月にJames Blakeの来日公演でOAとして出演。4月には新作ミニアルバム『TEMPEST』をリリース。この夏にはRSRや、SONICMANIAなど各地フェスへの出演も決まっている。 http://d-a-n-music.com
▼D.A.N.の楽曲は、こちらからご覧いただけます
▼本コラムに登場した楽曲はこちら
アルバム『POP』(Kompakt) / GAS
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