【スタッフコラム】「今だけ」に弱くて。

昨晩、冷蔵庫を開けてひるみました。
梨ばっかり。ここ1ヶ月ほど、小さなわが家の冷蔵庫(野菜室がないタイプです)のたいそうなスペースを陣取っているのが、梨なのです。
買ったのはまぎれもなく自分ですが、それにしても多い。われながら呆れてしまいます。
理由はもちろん梨が好きだから。それも、夏から秋のはじめが旬の「幸水梨」が好物だからなのです。
うっかり食べそこねてから…

梨の旬は秋、となんとなく把握していましたが、品種ごとに旬の時期はまちまち。私が好きな幸水の旬は、秋というより晩夏の時期。みじかい間しか出回っていないらしいと気づいたのは、ここ数年のことです。
スーパーや八百屋さんで見かけるたび「買うのは重いし、また今度」と見過ごしているうちに、気づけば旬が終わっていて……食べそこねてトホホな思いをした年もありました。
だからか、もはや焦りに近い感情で、この時期に幸水を見かけると、迷わず買い物かごへ入れてしまうのです。

ちなみに先月までは、スイカに対してもそうでした。
夏の間、冷蔵庫から絶えないように、せっせと買い貯めていたものです。
梨やスイカに限ったことではなく、思えば年中、「今だけ」の味に翻弄されている気がします。
「今だけ」だから、余計においしい
▲行きつけの和菓子屋さんで、夏だけ食べられる氷あずき。こちらも、せっせと食べました
そうして満足するまで食べるからか、旬が終わるころには、来年までサヨナラ! といさぎよく別れを告げられるようになっています。
そうして早くも、つぎの「今だけ」を探すように。
梨が終われば、つぎは無花果でしょうか?栗も捨てがたい。
ゲンキンな性格だなあと思うのですが、「今だけ」と思って食べるものの味って、なんだか格別においしく感じるものなのですよね。
もうそろそろ、幸水梨の旬は終わり。それまで、冷蔵庫の大部分は、しばらく梨にゆずろうと誓うこの頃なのでした。
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