【店長コラム】「ちょうどいい」可愛さの雑貨が好き。だから私も使っています。
店長 佐藤
「北欧、暮らしの道具店」の開店10周年を記念して、自分たちにとっても強い愛着をもてるオリジナルのアイテムをつくろう。
そんなことを言い出したのが、今からちょうど一年前。
思い付いたらいてもたってもいられなくなるわたしは、すぐにバイヤーを呼び、思いの丈をぶつけました。
「うちらしさ」ってなんだろう?今まで作れたら作りたかったけれど、叶わずにきたものってなんだろう?
バイヤーたちが集合し、そんな問いに答えを出しながら、長い時間をかけた末に誕生したのが『編みこもの展』の企画でした。
今回はバイヤーたちに企画からすべてを任せきろうと決めていたわたしは、リリースされるその当日まで(もちろん責任者として幾つかのチェックはしたものの)ほぼお客さんの一人のような気持ちで商品ページが出来上がるのを楽しみにしていました。
そしてなんと言っても、「使う人のひとり」として、この編みこものを自宅で使いたおすことを楽しみにしていました。
ポットマットの定位置と、定番の使い方。
お店の10周年という節目を、自分自身もいつでも思い出したいから。わたしの場合は、今回作った3つのアイテムのなかで「ポットマット」を自宅で使おうと心に決めていました。
一番目があう場所、頻繁に目があう場所にぶら下げたい。そう思ったら、やっぱりキッチンです。コーヒー道具を集めているコーナーに仲間入りさせることにしました。
『窓から見える雪景色』という名前がついたこのポットマットは、私たちのお店のはじまりである「北欧」に紐付いています。
北欧を旅したときに、いつだったか出会った景色。それをプロの編みもの作家さんにデザインに落とし込んでいただき、カタチになった模様なんです。
わたしが個人的に北欧の雑貨にはまったキッカケは、その「コントロールされた可愛さ」にあります。
どこか自制的な可愛さと言ってもいいかもしれません。
可愛いものがとことん好きだけれど、可愛い過ぎるものにはちょっと抵抗がある。だからこそ、どこか自制的に表現された可愛さを感じられたところに好きになるキッカケを得ました。
今回オリジナルでつくった編みこものたちにも、その「ちょうどいい」「自制的」な可愛さを感じていただけたらと願うばかり。
そしてなんと言ってもキッチンに立って、このポットマットと目があうたび。自分たちのお店がスタートした頃のこと、いろいろな変化を経ての「いま」のこと。いつも応援しつづけてくださるお客さまのこと。
そのひとつひとつに想いを馳せることができています。
我が家の食卓は白天板なのですが、食卓でこのポットマットを使うと、白天板がまるで真っ白な雪のように見えてくるから不思議です。
ガラスポットにおとしたコーヒーも、どこかキリリと見えます。
クリスマスの贈り物にも、きっと喜ばれそう。
ちょうどクリスマスが迫っていますが、クリスマスの贈り物にもきっと喜んでもらえるのでは?と思っています。
専用ボックスのデザインも今回は箔押しで模様を入れ、かなりこだわって作りました。
さらにそこに当店のギフト包装を施すとこんな感じになりますよ。
気軽に渡せるサイズ感なので、クリスマスプレゼントに限らず、親しい人や大切な人に「今年もお世話になりました。ありがとう」とさりげなく渡すのにもちょうどいい贈り物になるのでは??
わたし自身も「北欧、暮らしの道具店」が次の20周年を迎えられるように、その日まで……ひとつの大切な「しるし」としてこのポットマットを大切に使いつづけようと思います。
▲集めているポットマットたちの中でも、特別に思い入れのあるものになりそう。
▲愛してやまないカゴとの相性も抜群によいです
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