【スタッフコラム】やる気がない日は、「お決まりコース」を淡々と。
編集スタッフ 二本柳
料理は、外から内へ、気持ちのスイッチを切り替える時間。無心に手を動かすのは好きだけれど、そんな料理が面倒になってしまうときもあります。
それはいつだって、献立が決まらないとき。
できれば「こういうのが食べたかったんだよ〜!」と思ってもらえるものを作りたいし、その方が料理もたのしい。だからこそ「なに食べたい?」の問いに即答してくれたなら、どれだけラクだろう!と思うのです。
ところが、時々ここでつまずくことも。
「なに食べたい?」「えーっと……」「肉じゃがは?魚がいい?」「うーむ……」
はい。一度こうなると、疲れている夜なんて途端にくじけてしまう。すべてが面倒になってしまう日もあります。
そんな私ですが、最近、ある「逃げ道」を見つけたんです。
蒸篭というお決まりコースが、 “逃げ道” に。
つい先日、横浜中華街で手に入れたのが、この蒸篭。
蒸篭はいい、とは方々から聞いていましたが、選び方がわからずスルーしてきた存在でした。
でも、一緒にいた友人が「あ、蒸篭ほしかったんだよね〜」なんて、難しいことは何も考えず手に取るものだから、「そうか、それでいいのか」と私も勢いで買ってしまったのでした。
そして、このお買い物が大正解!
蒸篭で蒸した野菜は驚くほど味が濃いし、買ってきたシュウマイだって、いつもより美味しくしてくれる。
仕事から帰り、冷蔵庫にある野菜を入れるだけで、20分もかからず夕飯が食べられるなんて……
▲魚と常備菜だけ。でも真ん中に蒸篭があれば食卓が華やかになるのが嬉しい
「献立が決まらない」という夜は、それ以上なにも考えず、蒸篭に頼る!
そう決めました。
疲れて何もやる気がない日。とはいえ外食する気分でもない日。いろんな日があって、いつでも機嫌よく、とはいきません。
そんなときに、「やる気を出す」ではないもうひとつの選択肢として「お決まりのパターン」を持っておくこと。
その逃げ道ができたことが、最近イチバンの、嬉しい暮らしの変化です。
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