【スタッフコラム】子どもの好き嫌い。
お客様係 渡邉
ここ最近、子どもの好き嫌いに頭を悩ませています。
1歳7ヶ月の息子の苦手なものはお米。3ヶ月くらい前からでしょうか、日によって多少のムラがあるのは仕方ないにせよ、だんだんと食べないことが顕著になってきました。
主食なのに、日本人なのに、どうしよう?このくらいの月齢では好き嫌いはよくあることだと育児書や先輩ママから聞いてはいたものの、やはり気になります。
あの手この手で七転八倒
▲大好きな新幹線の食器だったら楽しく食べてくれるかな?と買ってみました。
それからというもの、とにかくどうしたら食べてくれるのか、と試行錯誤の毎日。
味がしないから?と、ある日さんまご飯を炊いてみたらよく食べたので、感動してそのまま続けてみたところ、3日目くらいでさんまの身だけをつまんで食べるようになりました。
硬さの問題?とお味噌汁にこっそり入れてみたら、豆腐と一緒に食べてくれましたが、やはりこちらも数日でバレてお米だけ避けるように。
おにぎりにしても海苔だけ剥がして食べるのです。
次第に私もヤケになり、グルメリポーターばりに「うっわぁ〜、何これっ、おーいしー!一口どうぞ?」と演じてみるも、「ママ(そんなにおいしいならあげるよ?)」とひとこと、本人はへの字口でスプーンを突き返してきます。
仕事帰りのヘトヘトな状態で無理やりテンションをあげたのに冷静に拒否され、最終的にお皿をひっくり返されるのは思った以上に気持ちを消耗します。
ねぇねぇ、食べたくないのは何でなの?味?硬さ?もしかしてそんなにお腹空いてない?…会話ができたら、言葉で伝えてもらえたらどんなにいいか。
お米は食べないけど……
どうにも行き詰まっていた先日のこと。
友人2人と子ども達を交えてお昼を食べる機会があり、息子用にパンケーキを作って訪ねました。先輩ママでもある彼女たちに愚痴をこぼしたところ、「でも今よく食べてない?トマトも、ママのお弁当のおかずにも手を伸ばして、チャレンジャーだね!」と言ってもらいました。
たしかに。
食べないものもあるけど、食べるものもある。大好きなお味噌汁は毎晩おかわりするし、トマトはまるで苺を食べるようにパクパク。スプーンやフォークを使って、時には私の箸を取り上げて自分で食べようと一所懸命です。
褒めて育てたいと思っていたのに。初めてお椀でお味噌汁を飲めたときは感動したのに、それが当たり前になってしまったら、どんどん、もっともっと、と求めてしまいます。
お米を食べないことを嘆くより、好きな食べ物がちゃんとあって、楽しく食事できていることを喜ぶ方が大切なのかも。
「できないこと」よりも「できたこと」を
できないことよりもできたことを。それは私自身にも言えることかもしれないと、その晩ふと思いました。
朝起きてご飯を食べて支度をして子どもを見送り、ダッシュで会社へ行き仕事をして、就業時間になったらまたダッシュでお迎えに行き、ご飯を食べよ〜お風呂に入ろう〜とバタバタときにプリプリしながら格闘して寝る。
そんな代わり映えのしない毎日では、達成感なんてなくて、自分のできなかったことに気が向き、こと子どものこととなると何かにつけて悩んだりクヨクヨしたりしがち。
でも、家族が元気で、何とか一日を駆け抜けて、その最後に子どもの寝顔を見られれば、それで十分なんじゃないか。
ため息をつく代わりに、「うまくいかない日もあるよ、でもこの子も私も、できていることたくさんあるよ」と頷きながら。もっとおおらかに、どっしりと構えられるようになりたいものです。
…そうは言いつつ、母もこのままお米食べない問題を諦めるわけにはいきません。さて、今夜のごはんはどんな作戦でいこうかな。
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