お客様係　渡邉

たった一つ身の回りのアイテムを変えることで、そこから普段の暮らしや心持ちがガラっと変わること、ありませんか？

私にとっては春に購入したポシェットがそれ。

まだ8月ですが、早くも今年のベストヒット・アイテムと言えそうな活躍っぷりで、私を支えてくれています。

 

もともとは大荷物派でした

このポシェットに出会うまで、荷物は割と多めでした。モノ選びにストイックな方でもないので、とりあえず荷物が入りそうな大きめのリュックやトートを選ぶ→余ったスペースがあると「多分使わないけどせっかくだから」とまた荷物が増える→ますます重くなる、の繰り返し。

出産後は心配性にも拍車がかかり、子どものオムツや着替えは常に必要量の2,3倍は入っていたと思います。

その他おもちゃや絵本、一眼レフカメラもめいっぱい入ったリュックを背負い、前には子どもを抱っこしての移動が基本のスタイルでした。

育休中に子連れで職場に顔を出した時、バッグからテレビのリモコン（当時息子が一番泣き止むおもちゃでした）をおもむろに取り出しては他のスタッフに驚かれたり、復帰後も、週末に用意した息子の着替えを入れたままうっかり通勤していたこともありました……。

 

今の私に本当に必要なものって？

▲ポシェットはエルベシャプリエのグリーンレーベル別注のもの。マチがあるのにとっても軽く、汚れも目立たないのが◎

それがこの春、ふと「重いの、もう飽きた……！」　とプチッと糸が切れたような瞬間があったんです。

あると安心と思って持ち歩いていたはずのモノたちが、いつしか「ただただバッグが重い」というストレスになっていたんですね。

とにかくいったんリセットしようと、ON/OFF限らずどうしても必要なものだけを洗い出してみたら、携帯電話、お財布、定期券、鍵、ハンカチ、ポーチ（充電器や飴、リップクリームなど）くらい。

通勤電車で読むかな？お昼休みに使うかな？で入れても結局出番のなかった本やメイク道具は持ち歩くのをやめ、お財布も小さいものに変えて、帰りに荷物が増えそうな日は、バッグ自体を大きくする代わりにエコバッグを入れるようにしました。

その結果、平日の荷物は半分になって通勤のストレスも軽減。子どものお迎えに間に合うように駆け足の時だって（割と頻繁に訪れます）、足取りが軽いのなんの！　実際はダッシュだけど、心の中ではスキップくらいの感覚です。

週末のお散歩では、オムツや紙パックの麦茶をプラスするだけ。遠出する時はリュックと2個持ちだけど、以前よりも荷物は少数精鋭を心がけるようになったし、頻繁に出し入れするものがポシェットにまとまっているのはとても楽ちんだな〜と実感しています。

 

荷物と心は比例するのかも

そんな小荷物・ポシェット生活を続けていたら、他のことにも少しずつ変化が訪れました。

たとえば髪型。ここ数年ショートヘアに憧れつつ「似合わなかったら……」と何度も踏ん切りがつかなかったのが、やっと切る決心がつきました。髪が軽くなったこと以上に、変わりたいのに変われない自分へのがっかり感から解放されたようで、気分爽快でした。

それから長いことクローゼットや本棚にしまい込んでいた、正確に言うと、何度捨てようと引っ張り出しても、元に戻してばかりだった洋服や雑誌も、この夏にやっと処分することができました。

元に戻せない、とか、いつか使うかも、で抱え込んでいたものをさっぱり手放す潔さが出てきたような気がして、なんだかいま、とっても心が軽いんです。

そして何より良かったなぁと思うのは、子どもとのお出かけに対する自分の中のハードルが下がったこと。

暑いのが苦手なインドア派、そして日に日に体力が落ちつつある私にとって、炎天下の中自由に動き回る子どもとの外出は結構ハード。

それでもこの夏、どうにかこうにか外に出られているのには、荷物を準備するひと手間や気合いが要らなかった、外出中も身軽でいられたことも大きい気がしています。

日々の荷物が軽いだけでこんなに気持ちや行動が変わるなんて。これからも当分ポシェット生活は続きそうです。

 

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