【あの人のバッグ】機能的で、心地いいもの。編集者の選び抜かれたバッグの中身
リップに手帳、お財布、ポーチ。お出かけに欠かせないものとして、選び集めてきた「バッグの中身」には、そこかしこにその人らしさが詰まっている気がします。
「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を見せてもらう連載。
今回のバッグの持ち主は、編集者の長野宏美(ながの ひろみ)さんです。
日本各地のものづくりや、暮らしにまつわる取材と執筆を手がける長野さん。愛用するバッグとその中身から、もの選びの視点を伺います。
ーバッグとその中身ー
用途別に仕分けして、迷子にならない
機能的な仕事アイテム
左上から時計まわりに
・文庫本
・カメラ / 写ルンです(富士フィルム)
・財布 / Bottega Veneta
・水草のポーチ / マダガスカル産
・ティッシュポーチ / HIGHTIDE
・キーケース / PRADA
・ワイヤレスイヤホン / Anker
・ミントタブレット / フリスク
・タブレット / iPad Pro
・鹿革の巾着袋 / tomoshiki
・ハンカチ / motta
・名刺入れ / Hender Scheme
長野さん:
「バッグの中身は仕事で使うもの、身だしなみを整えるものなど、用途別にまとめて収納するように意識しています。バッグを変えるときにも、ポーチごと移動させれば、アイテムの入れ忘れを防ぐことができるからです」
長野さん:
「仕事用のアイテムを収納しているのは、水草のポーチ。
マダガスカルに古くから伝わるかご編みの技術で作られています。手作業だからこその風合いや、ちょっとした歪みが愛おしく、水草の香りがほんのりするところもお気に入り。
バッグインバッグとして細々したものを入れておくのにちょうどいいサイズで、文房具やケーブル、ボイスレコーダーなどのガジェット類を収納しています。
インスタントカメラは、フィルム特有の味わい深い仕上がりが好き。旅先の美しい景色や家族や友だちとの記念写真など、大切に残しておきたい瞬間を写真におさめるため、持ち歩いています」
長野さん:
「仕事バッグとして愛用しているのは、LOEWEの『パズルフォルド トート』。
A4サイズの書類やノートPCも入る収納力がありながら、革製なのにとても軽量なのが何よりの魅力。
ストラップが長めで肩掛けできるので、出先で資料をいただくなど、荷物が急に増えた時でも持ち歩きがしやすいのもいいところ。
フラットに折りたたむことができるので、荷物が多くなる旅行や出張時にスーツケースに入れておけば、サブバッグとしても活躍します」
− ポーチとその中身 −
メイクはナチュラル、健康的に
印象を作るスキンケアを意識して
左上から時計まわりに
・サプリメントケース / 六花亭のボンボン缶
・デンタルフロス / BULY
・ネイルオイル / uka
・ハーブオイル / nahrin
・リップトリートメント / MAMA BUTTER
・保湿クリーム / アベンヌ
・かんざしバレッタ / serial number
・ティッシュポーチ / HIGHTIDE
・ソリッドパフューム / Diptyque
・コンパクトミラー / 資生堂「花椿」
・つげ櫛(ヘアコーム) / 十三や工房
長野さん:
「取材などで初めましての方と接する機会が多いので、メイクはできるだけナチュラルで健康的に。
どちらかというと保湿などのスキンケアに力を入れるようにしています。
ネイルはしませんが、商品のイメージ撮影で急きょ手の出演をすることなどもあるので、爪をこまめに切っておいたり、ネイルケアやハンドクリームで清潔を保つように心がけています。
リフレッシュになる香りのアイテムも好きですが、あまり強くならない練り香水やハーブオイルで密かに楽しむようにしています」
長野さん:
「髪質が細くて、絡まったり切れ毛になりやすいので、静電気が起きにくく髪を傷めない『つげ』の櫛をかれこれ10年ほど愛用しています。定期的なお手入れ(椿油を染み込ませたガーゼで拭いて、埃や汚れを落とす)をすることで少しずつ飴色に育ってきていて、愛着もひとしお。椿油の油分を含むからか、この櫛で髪をとくとツヤが生まれます」
長野さん:
「バッグの中身の基準は『心地よさ』を運べるもの。
自宅で過ごすのと同じようにリラックスした気持ちでいられるように、お気に入りの香りや長く愛用しているものなど、自分の中の定番品をお供に出かけています。
人と話すことが好きなので、それがきっかけで会話が生まれるようなストーリー性のあるものも好きです。物を買う時にも、素材や作られた背景、デザインの由来などをついチェックしてしまうのは、この仕事についていることならではかもしれません」
”自分の心地よさ” を大切にしているというバッグの中身にも、感じられるのは周囲への気遣いや、仕事への真摯な姿勢。長野さんの人柄が伝わるようなバッグの中身でした。
次回はどんなバッグが登場するでしょうか。お楽しみに。
photo:1〜7:長野宏美 / 8,プロフィール / 上原未嗣
「あの人のバッグ」
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編集者。日用品から住まい、街づくりまで。企業やブランドの「らしさ」を伝えるためのサポートを行う。日本各地のものづくりや、暮らしにまつわる取材と執筆、PRなども手掛ける。Instagram:@hrm_ngn。
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