【BRAND NOTE】第4話:からだを温め「巡り」をよくする!薬剤師おすすめのスパイスを使った、手軽なホットドリンクレシピ
編集スタッフ 寿山
秋が深まり、朝晩冷えこむ日も増えて、温かい飲み物を美味しく感じる季節になりました。手足の冷えも気になりはじめ、冬をあたたかく乗り切る方法があれば知りたいところです。
今年3月からBRAND NOTEでご一緒している「養命酒製造」の方々と、身近に、無理なくハーブを楽しむ暮らしのアイデアを、不定期に全5回でお届けしていく本連載。
第4話となる今回は、これからの季節に知りたい、冷えた体を温める方法について。養命酒製造の薬剤師さんが「体を温め、巡りを良くする」と話す、おすすめのスパイス3種を使ったホットドリンクのレシピを教わります。
レシピを教わるのは、スパイス調合家/料理家の日沼紀子(ひぬまのりこ)さん。食品メーカーでスパイスの商品開発に携わったあとに独立。メディアや料理教室などで、スパイスとハーブを使った料理やドリンクのレシピを提案しています。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で制作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
体を温めて、巡りを良くするスパイス3種
今回のレシピに使うのは、カルダモン・クローブ・ターメリック。それぞれの効能について、養命酒製造の薬剤師さんに詳しく教わりました。
養命酒製造の薬剤師さん:
「クローブは、「丁子(チョウジ)」という生薬としても知られていて、体の内部の冷えからくる不調に対する処方に使われます。
カルダモンは、生薬名を「小豆蒄(ショウズク)」といい、薬膳では胃腸を温めるスパイスとしてよく用いられるもの。消化液の分泌を促進して、胃腸を元気にする健胃薬としても使われます。
ターメリックは、ウコンの根茎を乾燥させたもの。血行を整え、新陳代謝を促進するほか、抗酸化作用もあることから、最近ではエイジングケア食材としても注目されています」
冷えた体を温め、巡りをよくする!
ホットドリンクのレシピ
巡りを良くする「ターメリック」が主役
レンジで温めるだけなのに本格的
材料(1杯分)
玉ねぎ…1/4個
ベーコン…1枚
粉チーズ…大さじ1
ターメリック…2振り
黒胡椒…少々
塩…ひとつまみ
作り方
大きめのマグカップかスープボウルに、薄切りにした玉ねぎ、千切りにしたベーコン、粉チーズ、ターメリック、黒胡椒、塩、水120cc(分量外)を加えてラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分間加熱すれば完成(加熱後、ラップはすぐに外す)。
日沼さん:
「玉ねぎやベーコンをなるべく細かく切ることで、スープ全体に旨味が出やすくなります。ターメリックは加熱前に加えることで、玉ねぎの臭みをカバーしてまろやかに。具材は冷蔵庫の余り野菜を刻んで入れてもいいですよ。
ターメリックは乳製品と相性がいいので、水のかわりに牛乳を加えたり、バターを加えたりしても美味しいんです」
体を芯から温める「クローブ」とジャムで
いつもの紅茶をもっと美味しく
材料(1杯分)
紅茶のティーバッグ…1つ
オレンジマーマレード…大さじ1
クローブ…2振り
作り方
ティーバッグをカップに入れて熱湯150cc(分量外)を注ぎ、1分程度で取り出す。オレンジマーマレードを溶かし、最後にクローブを2振り加えたら完成。スパイスの量は好みで調整しても◎。杏や林檎のジャムもクローブと好相性。
日沼さん:
「紅茶はリプトンのイエローラベルを使用しました。茶葉で選ぶなら、ニルギリやアッサムなど癖のないものがよく合います。もしホールのクローブがあれば、茶葉とクローブの粒をティーポットなどで一緒に蒸らすと最も香りよく仕上がります。ラム酒を数滴加えても、さらに香りがよくなりますよ」
水筒で持ち歩く場合は、ジャムは入れずにクローブのみを加えるがおすすめ。それだけでも十分に風味を楽しめるといいます。
胃腸を温める「カルダモン」で
食後にホッとひと息
材料(1杯分)
牛乳…150cc
はちみつ…小さじ2
カルダモン、ターメリック…2振り
作り方
カップに牛乳を入れて電子レンジ(600W)で1分温め、はちみつを溶かし、カルダモンとターメリックを2振りずつ加える。
▲ターメリックを入れると黄色に。もし2種のスパイスが揃わなければどちらか片方のみを加えても
日沼さん:
「スパイスは飲む直前に加えることで、より香りが引き立ちます。もしホールのカルダモンがある場合は、半割りにしてミルクと一緒に煮出してから濾すと、より香りを楽しめます。温めたローズウォーターやオレンジフラワーウォーターを1〜2滴加えると、さらにエキゾチックな風味に仕上がります」
せっかく買うなら、1瓶ちゃんと使い切りたい!スパイスの活用アイデア
スパイスを購入するなら、1瓶ちゃんと使い切るアイデアも知りたいところ。日沼さんに3種のスパイスを使い回すアイデアも教えてもらいました。
—クローブ
ホットワインやチャイのイメージが強いのですが、牛肉との相性も良く、ビーフシチューやハヤシライスなどを煮込む際に加えると、肉の脂の甘みが引き立つんです。あとハンバーグのタネに練りこむほか、ソースに加えるのもおすすめですが、香りが強いので使いすぎは禁物。ほんの少量から試してみてください。
—カルダモン
ヨーグルトに、はちみつとカルダモンを加えると美味しいです。そこにキウイやマスカットなど、緑色のフルーツや柑橘類を合わせるとさらに美味しくなります。焼き菓子にもよく使いますが、市販のフルーツケーキやクッキーに振りかるだけでも風味が良くなります。
—ターメリック
乳製品と相性がいいので、炊きたてのご飯にターメリックとバターを合わせて、カレーと食べるのもおすすめ。甘い野菜とも合うので、人参のバターソテーにひと振りすると味のアクセントになりますよ。魚介とも相性がよく、エビのソテーや鮭のムニエルなどの下味に使うと美味しいです。
スパイスは、「毎日ちょっとずつ」がポイント?
日沼さん:
「スパイスを使うときは、入れすぎないように気をつけています。入れすぎちゃうと、家で食べる料理というより、外食の味になっちゃう気がして。
味に飽きるぐらい沢山のスパイスを使って、1度きりしか食べないより、少しずつでもいいから毎日楽しめた方がいいなと思ってレシピを考えています」
確かに、日沼さんに作ってもらったホットドリンクは、それぞれ素材の味が絶妙にマッチしている印象。ほっとする美味しさのなかに、ほどよくスパイスの個性も感じて、また飲みたいと思う味わいでした。
「体に良いものとはいえ、美味しくなければ続かないですから」と、笑顔でいろいろ教えてくれた日沼さんのレシピで、この冬をおいしく乗り切ろうと思います。
(つづく)
【監修】養命酒製造株式会社
【写真】寺澤太郎
もくじ
日沼紀子
食品メーカーでスパイス商品開発に携わったあと、カフェオーナーとしてスパイスやハーブを使ったオリジナル料理を提供。現在は、岡山県を拠点に商品やレシピ開発のほか、ワークショップなどでスパイスやハーブを使った暮らしの楽しさを提案している。著書に『日常づかいのシナモン・レシピ』(産業編集センター)ほか
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