【冷凍スープで朝ごはん】第5話:即席オニオングラタンも簡単に!たまねぎペーストを作り置き
たまねぎペーストを作り置きすることで、水を入れてチンするだけの冷凍オニオンスープが作れます。オニオングラタンも簡単に。冷凍庫にストックしていたスープを取り出して、あたためるあいだに洗顔へ。たった一杯のスープが、憂鬱な朝のからだに元気をくれるかも。
編集スタッフ 二本柳
いつまでも布団から出たくない冬の朝。
冷凍庫にストックしていたスープを取り出して、あたためるあいだに洗顔へ。たった一杯のスープが、憂鬱な朝のからだに元気をくれるかもしれません。
特集『冷凍スープで朝ごはん』では、スープ作家として365日毎朝スープを作りつづけているという有賀薫さんに、冷凍できるスープレシピを教えていただきました。
今回はオニオングラタンも簡単に作れる、玉ねぎペーストをご紹介します。
クリスマスにもおすすめ!
こっくり甘いオニオンスープ
【材料(4人分)】
・たまねぎ…4個
・オリーブオイル…大さじ3
・塩…小さじ1
・こしょう…少々
(1)玉ねぎを薄くスライス
たまねぎは皮をむき、薄くスライス。オリーブオイルとたまねぎを鍋に入れて、塩も加えます。
(2)水を加えて強火にかける
そこへ水100mlを加えて強火にかけ、ときどき混ぜながら煮ていきます。
たまねぎからも水分が出ますが、強火のままかけていくと、やがて水がほとんどなくなります。そのタイミングで炒めはじめると、たまねぎがしっとりしていて炒めやすいです。
(3)あめ色になるまで炒める
たまねぎを鍋に広げたまましばらく放置すると、たまねぎが焦げてきます。
そこに水を少量(大さじ2~3ほど)足すと鍋底の焦げがとれ、全体に茶色く色づきます。
全体を混ぜたらまた鍋に広げて焦がして……を繰り返し、3~4回やると、たまねぎがきれいなあめ色に色づきます。
(4)保存容器で冷凍保存
出来上がったら、保存容器に4等分して冷凍保存。
冷凍してから1〜2週間は風味も落ちず、おいしくいただけます。
そのまま食べるときは、水150mlを加え、味を見て塩とこしょうで調節するだけ。電子レンジの場合は、凍ったまま耐熱容器に入れて水を加え、ラップをふんわりかけて600W で2分半~3分が目安です。
即席オニオングラタンが簡単に作れます。
そのままでもおいしいオニオンスープですが、オニオングラタンのアレンジもおすすめ!
用意するのは薄切りにしたバゲット2枚。おろしにんにくを少量ぬってオーブントースターに。ほんのり色づく程度に焼いておきます。
たまねぎベース(1人分)は、解凍して耐熱皿に入れ、水120mlを加えてラップをかけて600Wのレンジで1分半~2分。
あたためたスープに、準備しておいたバゲットとたっぷりの溶けるチーズをのせ、バターを少量のせるかオリーブオイルを少量まわしかけます。1200Wのオーブントースターで10~12分ほど、チーズがとけて焦げ始めるまで焼いたら完成です。
飽きがこない、素材の甘み。
有賀さん:
「あめ色に色づいたたまねぎは、メイラード反応という化学反応で素材の旨味がより一層引き出された状態です。
塩と水だけというシンプルな材料なのに驚くほど甘いオニオンスープ。素材から出た自然の甘みだから、飽きがこないんですよ」
一見むずかしそうなオニオングラタンも、冷凍したペーストさえあればこんなにも手軽! レストランで食べるような本格派の味わいで、クリスマスディナーにもおすすめです。
なにかと忙しない師走。週末のすきま時間をつかって、翌週の自分を助けてくれる「冷凍スープストック」を仕込みませんか?
(おわり)
【写真】原田教正
もくじ
有賀 薫(ありが・かおる)
1964年生まれ、東京都出身。スープ作家。ライター業のかたわら、家族の朝食に作り始めたスープが毎朝続き、2018年5月時点で約2300日以上になる。その写真やレシピで個展を開くほか、スープの実験イベント“スープ・ラボ”を主宰。著書に、レシピ、写真、文章、イラストを手がけたスープのレシピ本『365日のめざましスープ』(SBクリエイティブ)、『スープ・レッスン』(プレジデント社)がある。note:https://note.mu/kaorun、instagram: @arigakaoru
▼有賀さんの著書はこちらから
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