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【スタッフコラム】4月を迎えるための「進級式」
お客様係 石井
3月の終わり。子どもたちの小学校と保育園での進級を目前に、なんとなく慌ただしい日々を過ごしています。
「忙しい季節がまたやってきた……」と小声でつぶやく親とは違い、子どもたちはすでに新生活に思いをはせている模様。
「4年生になったら、都道府県ぜんぶ覚える!」「もうすぐ、ちゅうりっぷ組のおにいさんになるんだもん!」
その意気込みがいつまで続くことやらと微笑ましく思っていたところで、はたと、気づいたのです。
「進級」って、大人にはないんだなぁ、と。
階段を一歩のぼる、晴れやかさ
自分のことを振り返ってみれば、仕事や家事に追われながら、繰り返される淡々とした毎日。
進級のような、はっきりとした「区切り」が見つけにくい日々を送っていることに、あらためて気づきました。
それは決して悪いことではないし、淡々と「いつも同じように」向き合うからこそ乗り越えられていることだって、たくさんあります。
でも……。
学生時代を思い出してみると、3月の終わりには、ほんのりとした自信が心に芽生えていた気がします。
「ここまではしっかりできた。さあ、次のステップへ進もう」
そして4月。
せーの!と力強く階段をのぼるような、晴れやかでワクワクして、でもちょっとだけ不安な、新しい毎日。
そんなふうに、新鮮な気持ちで踏み出せる機会が毎年やってくるなんて、ちょっとうらやましくなってしまいました。
(しかも、こんなに気持ちのよい桜の季節に!)
自分で自分の「進級式」を
……とはいえ、今すぐ学生に戻るわけにもいかないし。
そうだ。
誰もやってくれないなら、自分で自分の「進級式」をやろうかな。
そう思い立って、週末にひとりで過ごす時間を確保しました。
この1年で、自分なりに「できた!」と思えたことに、花マルを。
これからの1年で、自分が「やりたい!」と思うことを、太文字に。
そんなことを手帳の4月のページにつらつらと書き込んでみたら、案外しっかり、階段をのぼれそうな気がしてきました。
今年の4月は久しぶりに、晴れやかで前向きな気持ちを味わえそうです。
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