【バイヤーのコラム】息子に教えられた大切なこと
息子が先月で4歳になりました。
顔・身体つきからはぷにぷにした赤ちゃん要素が減り、最近はアメコミのヒーローに夢中。もうすっかりベビーからキッズへ成長しています。
大きくなったな〜とちょっぴり寂しさを感じると同時に、あれっと気づいたことが。
半年ほど前まで、息子とのコミュニケーションが全然うまくいかず頭を悩ませていたのですが、いつの間にか落ち着いていたんです。
なんでだっけ?と考えてみると、思い当たる節がありました。
夫からの目からウロコの提案
その晩も、たしか私は夫に愚痴っていました。
日々主張が強くなっていて全然言うことを聞いてくれない。息子の行動が理解できなくて頭を悩ませてる、とかそんなことを。
すると夫からこんな提案が。
「あんなに小さくてもいろいろ考えて行動してるとは思うよ。それなりに理由も持ってるはず。間違ってるかもしれないけど聞いてみたら?」と。
恥ずかしながら、目からウロコでした。
正しい方向へ導かなければというので頭がいっぱいで、息子の話に耳を傾けることをすっかり忘れていたんです。
数日後、息子とお風呂に入っていたときにそのチャンスは訪れました。
鼻歌まじりでシャンプーをしていると、突然顔面に勢いよくシャワーが……!
「なにすんの?!」と大きな声を出してしまいそうになるのをこらえ、一呼吸置いて理由を聞いてみたのです。
「わーびっくりした。どうして顔にシャワーかけてくれたの?」
すると、「シャンプーの泡が目に入りそうだったからかけてあげたのよ〜」との答えが。
な、なるほど!そんなに優しい気持ちをお持ちだったとは(涙)
「そうなんだね、ありがとう!でも急にかけたらびっくりしちゃうから、次からは『シャワーかけるよ〜目つぶって〜』って教えてね」と伝えると、次から素直に一声かけてくれるように。
伝えたかったことは普段とそう変わらないのに、すごく穏やかで心地いいやり取りができました。
話を聞いてほしいのは、みんな同じ
それで気づきました。そうか、これ大人も同じだよなと。
自分が起こした行動や発言にはどんなときも理由があるけど、ちゃんと相手に伝わらないこともある。
それを聞いてもらえず、頭ごなしに否定されたり、怒られたりするのは悲しいし悔しい。
言い訳じゃなく理由があるから、ちゃんと聞いてほしいのに……と悔しく思った経験が自分にもありました。
いくら幼いからといって、話を聞いてもらえなかったら不完全燃焼で嫌な気持ちになるし、ましてやまだ自分の気持ちを完璧には言葉にできないのだから余計にストレスだったはず、と猛省しました。
* * *
それからは、息子になんで?どうして?と質問するのが習慣になっています。
聞いてみると、想像の斜め上をいく回答が返ってきてなかなか面白い。
「そんなこと考えてたのね!」という新たな発見が増え、それを日記に一言メモするのも日々の楽しみに。
彼も、私がふむふむと耳を傾けているときは得意げで嬉しそうです。何より、話を聞いてもらえる安心感からか、とても穏やかになりました。
話をちゃんと聞くというのは、相手と信頼関係を築くための行為なんですね。そんな当たり前のことにも気づかされたり。
息子の成長を感じつつ、自分もしっかり育て直されてるな〜と感じた体験でした。
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