【スタッフコラム】見守るということ。
編集スタッフ 奥村
最近、そわそわと落ち着きのない自分がいます。
きっかけは、新しく入社した後輩スタッフのサポートを担当し始めたこと。これがなかなか難しく……特に難しいと感じているのが、「見守る」ことなのです。
思えば誰かを見守るということとちゃんと向き合ったのは、初めての経験なのかもしれません。
それはもっとシンプルなことだと思っていました。でも、いざ実際にやってみると難しくて。どこまで見守るべきなのか、その塩梅がわからないのです。
もともと、どちらかというとおせっかいな性分。つい手取り足取りしたくなってしまいます。けれどそれではダメだと思うと、反対に極端に手を離しすぎて、悪いことしたなあ……と反省する日も。
手を貸すだけじゃなく、時に貸さない判断をするのも「見守る」ことの一部なのだとしたら、それってなんと絶妙なサポートなんでしょうか。
出しかけた手をひっこめたり、開きかけた口をつぐんだり。私の見守りのスタンスは、未だおぼつかない状態です。
けれどそんな中で、わかったこともありました。
それは、見守り方にはたぶん人の数だけ形があること。そしてわたし自身も、今までたくさんの人に見守られてきていたけれど、その一部に気づけていなかったということも。
社会人1年目のとき、「ひとりでやってみて」といきなり大きな仕事を任されて、大失敗をした経験がありました。反対に、職場で一挙手一投足を注意されてばかりで、緊張でカチコチになっていた時期もありました。
当時はわからなかったけれど、そのどちらも、今のわたしのように悩んだり、迷ったりしながら「見守って」くれていたひとつの形だったのかもしれないと。自分が見守る側になってはじめて、そう理解できるようになった気がします。
スマートにサポートできる先輩でいられたらと思うけれど、そこへの道のりは険しそうです。
でも、大いにソワソワしているこの状況も、いつかまた懐かしく思い出せる日がくると信じて。自分自身のことも、長い目で見守っていこう。そんな風に思う今年の夏です。
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