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【バイヤーのコラム】思い入れがある場所、だからこそ。

【バイヤーのコラム】思い入れがある場所、だからこそ。

バイヤー 石谷

『もし、お金も時間もたっぷりあったら何がしたい?』

そう聞かれれば、ちょっとベタかもしれませんがわたしは「世界一周!」だなんて答えてしまうのだと思います。

自分では想像もしていなかったような新しいものに出会う瞬間はいつだって楽しいし、慣れ親しんだ文化とはまた違うものを感じるのも面白い。

だから、海外に行くのが好きです。

そんなわけで、これまでに20か国ほど行ってみたのですが、中でも特に好きなのがイギリスです。

 

ロンドンでワーキングホリデー

というのも昔、ワーキングホリデービザを使ってロンドンに2年間住んでいました。

当時は新しいことの連続で、発見ばかり。

例えば、住み始めた頃は『ビールなんて苦くて飲めたもんじゃない』なんて思っていました。

だけど現地で「レモンサワー、プリーズ」と言ってもカウンターから一向にそれは出てこないわけで。

当時十分な英語力も、お酒の知識もなかったわたしにとって、一番簡単だったのが「ビア、プリーズ」と言うことでした。

(この後、ビールの味を知ったわたしは、ギネスのパイントをお代わりするまでに成長します……。)

おかげさまで、帰国する頃にはすっかりビールでたぷたぷになったお腹と共に、日本へ旅立つことになったのですが。

そんなことを差し引いても、この時ビールの美味しさを知れたのは大きな発見。

仕事終わりや休日に仲間と集まって、ビールを片手にパブで喋るじかんがこの上なく好きでした。

 

行こうと思えば行ける……かもしれないけれど

そんな思い出のたくさん詰まったロンドン。

大変なこともこれでもかというくらいあったけれども、やっぱり楽しかった。

でもあれからロンドンには、まだ一度も行けていません。

渡航時わたしは21歳、そして今はというと、もうすぐ30歳を迎えます。

時間が経ちすぎてしまったせいなのでしょうか。

懐かしく思う反面、『思い入れがある場所』や『かつて夢中になっていたこと』に再び対面するのは、なんだかちょっぴり、心構えが要ることのように感じてしまう自分がいるのです。

『あの時のわたし』が感じたワクワクや感動を、『今のわたし』は超えられるだろうか、と。

また、当時の状況とは変わったことも沢山あるので、『もうできないこと』の壁にぶち当たったりして、自分自身の変化に落ち込んだりしないだろうか、とも。

 

そんな臆病心が働いて、ずっと行けずじまい。

だけどふとした時にやっぱり思うのです。ロンドンにまた行きたいなあ、と。

確かに、当時とは変わったことがたくさんあるけれども、だからこそ逆に、今の自分が何を感じるのか、興味があるのもまた本音。

 

さて早いもので、明日からはもう11月。

少し早めの振り返りをはじめつつ、来年こそはと、『ロンドン旅行』の予定を入れてみようと思います。

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