【バイヤーのコラム】がんばらないで過ごしてみたら
商品プランナー 中居
夏の終わりから、かれこれ2ヶ月ほど元気が出ない日が続いていました。
とくに体調は崩していないのですが、お腹の底から力が湧いてこないというか。毎日最低限のことをこなすので精一杯で、疲れやすく、ため息ばかり。
「ワクワクすれば元気が出るかも?」と休日に予定を入れても、帰宅するとぐったりして家事をする気力も湧かず逆効果。
ならばとダラダラ過ごすと、何もできていない罪悪感にさいなまれる。
部屋は散らかっていく上、イライラしやすいしでとにかく悪循環が続き、正直途方に暮れていました。
そうこうしているうちに季節は巡り、そろそろ冬の足音が……(涙)
もうこうなったら根本的な解決を求めるのは諦め、ただただ無理せず暮らしてみることにしました。
今できることだけやってみた
①休みの日は休む
非常にシンプルですが、まず私に必要だったことはこれでした(気づくの遅い……!)。
今までは「平日できないことをまとめてこなしたい」「天気がいい日は出かけないと損!」と休日にあれこれ詰め込みがちだったのをやめたい。でも冒頭の通り、ダラダラ過ごすとそれはそれでストレスが溜まる。
そこで、外出は土曜だけにして、日曜はどんなに晴れていても極力家の中や近所で過ごすことに。
焦らず心ゆくまで家のことに向き合うと、不思議とイライラも落ち着いてきました。部屋を整えるごとに心の中まで整っていくようで爽快。
②身体をあたためる
面倒でシャワーのみで済ませることも多かったのを、毎日お湯をためて5分だけでも浸かることに。
冷たい飲み物もなるべくやめて、1日1回は白湯や温かいスープを飲もうと心がけてみました。
身体をあたためると緊張がゆるみ、なぜかイライラまです〜っとほどける気が。血の巡りがよくなるからか、頭も冴えてくるようです。
▲お気に入りのお風呂グッズがあるとより楽しみな時間に
③触れる情報をコントロールする
SNS上は情報が溢れていて、見続けてしまうし、羨ましくなったり、欲しくなったりと気持ちが忙しい。
今はそこまでの刺激は必要ないな、とSNS系のアプリを消しました。情報収集などで必要なときはブラウザからログインするようにしたら、手間なので頻度も減少。
本も「最後まで読まなきゃ」「今後のために読んでおかなきゃ」と読むことが義務化してしまうものは途中でもすっぱりやめることに。
何度も読んで結末を知っている小説や、落ち着いた気持ちになれる本を手に取るよう心がけたら、混乱していた頭の中もクリアになってきたような。今の私にはこのくらいがちょうどいいのかも……。
▲大好きなミステリーやノンフィクションも、いまはお休み中
④小さな成功体験をつくる
成功体験というと大げさですが、「衣替えをしてクローゼットを整える」「簡単なピアノを覚えて弾きながら歌ってみる」などほんの些細なことでも小さな「できた!」が得られるよう意識してみました。
すると不思議と満たされない気持ちが消えていき、お腹の底にパワーが溜まってくるような気がしたんです。
そういえば、できていないことにばかり目を向けて焦っていたんだなぁとも気がつきました。
▲この日はずっと作ってみたかった料理にチャレンジ。美味しくできた〜
続けていたら、じんわり元気に
▲寝る前のマッサージも日課にせず、やりたいと思ったときだけ
こうして書き出すと、当たり前のことばかり。しかも、どれもがんばらずにできること。それは元をたどれば、自分自身がただ心地よく、イライラせず機嫌よく過ごせることだったわけで。
元気がないときほど「丁寧な暮らしなんて無理だよぉ……」と途方に暮れますが、急にマイナスをプラスに転じさせようなんてよく考えれば無理な話でした。
がんばって完璧な状態にせずとも、自分に正直に無理せず過ごすだけでも丁寧に暮らすことは叶うのかもしれません。
おかげで劇的な変化こそありませんが、じんわりと身体の内側から元気が戻ってきた感じがします。がんばるためのベースが少しずつ整ってきた感覚です。
ささやかですが、また一つ、自分にフィットする暮らし方を見つけられた気がしました。
▲書店で何気なく手に取った雑誌も、同じようなテーマを扱っていてなんだか嬉しくなりました
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