【スタッフコラム】名前も知らない、世の中のパパとママに励まされています。
9月に息子が3歳になりました。
猛スピードで過ぎていったこの3年間、家族や保育園の先生をはじめ、友人や同僚にも本当に助けてもらってきたな〜と思い出すうち、もう一つ、私の子育てに欠かせない励みになっていた存在に気づきました。
それは今同じように子育てをしている、世の中のお父さんとお母さん。
たとえば、テレビで見た4人の兄弟を育てるお母さん。自分の都合で子どもの習い事を選んだことに負い目を感じているというお悩み相談でしたが、VTRに映る姿は子ども一人一人への愛情に溢れていて穏やかそのもの。専門家の先生からあたたかい言葉をかけられて涙ぐむシーンでは、なぜか私ももらい泣き。
今でもたまに思い出しては、「素敵だったなぁ。私もまだまだ!」と喝を入れています。
はたらく車と記念写真を撮るイベントで前に並んでいたのは、抱っこ紐で赤ちゃんを抱え、2人のお兄ちゃんをベビーカーに乗せたお父さん。
長い待ち時間で興味が逸れてしまったのか、いざ自分たちの番が来ると、2人とも顔色変えずに制服も写真も断固拒否。
「え!本当に? ここまで並んだのにいいのかよ〜」と何度も訊ねるお父さんには共感しかなく、結局赤ちゃんと自分の2ショットだけをカメラに収めて帰るまでを、つい目で追ってしまいました。
それから週末に遊びに出かける公園で会う、お父さんとお母さんも。
混み合うブランコや滑り台で、我が子に限らず、そこにいる子どもたち皆が怪我をしないように、各々がさりげなく多方面に気を配り「じゅんばんこだよ〜」「先にどうぞしてね〜」と声をかけあう、絶妙な距離感と思いやり。
年齢も職業も趣味も、きっとバラバラ。もし同世代の子どもがいなければ、関わることはなかったかもしれません。それでも同じ時代に子育てをしているという理由で、今こうして同じ場所で同じ時間を過ごしているんだと思うと、勝手に連帯感を抱いてしまいます。
私の周りには、子育てや仕事・家事の両立に悩んだことのない人は一人もいなくて、だとしたら、ここにいるどのお父さんお母さんも、悩み迷う日々を送っているのかもしれない。その逆に、ままならないことばかりの私も、他の人から見れば穏やかに映るときもあるのかもしれない。
そんな風に思うと、物理的な忙しさが解消されるわけではないけれど、心は少し軽くなるもの。
ひっそりと、でもしっかりと、世のお父さんお母さんの背中に励まされる日々は、これからも続いていきそうです。
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