【スタッフコラム】たのしい計算
編集スタッフ 寿山
いま不動産を買うか検討していて、先日はじめてファイナンシャルプランナーの人とお話をする機会がありました。
わが家の収入や支出、今後の資金計画などなど。何十年も先の暮らしまで考慮して、なんというか人生を俯瞰する感じです。お金というメガネで。
毎月の生活費をやりくりすることには慣れていても、死ぬまでの資金については、あまり考えたことがありませんでした。
一生のうちに使えるお金を数えるって、未来を夢みるとは真逆の行為というか、夢が破れることになるのではと、ずっと怖くて。なんとなく、自分の底が知れることで、ふわっとした理想を追いかけたり、いつかこうしたいと妄想を楽しむことが出来なくなるのではと思っていました。
ところが、実際にはすべての数字や現実をならべて計算することで、未来も気持ちもすごくスッキリしたんです。
「いつかこんなこと出来たらいいなあ」と、半分くらい夢だとあきらめていた願望を、私なりに実現する手段が見つかったというか。未来が閉ざされるというより、ひらけたような清々しさがありました。
苦手なことから目をそらしていた罪悪感からも、解放されたのかもしれません。
そんなこんなでお金の勘定に目覚めたわたしは、財布のひもをキュっと締めて、スーパーの割引シールに胸をときめかせる毎日です。
前までは「今日は安いのね、ラッキー」くらいの温度感だったのが、「あれもこれもSALEの特売日って、なんて幸せなんだろう〜」と、心躍る感じ(笑)。われながら地味きわまりないけれど、まさか夕飯の買い物で、こんな気持ちになれるとは。
なんとなくで節約していたときは、この高揚感は味わえませんでした。すべては、自分が望んで算出した未来を実現するため。そう思うだけで、節約がこんなに楽しくなるのだから不思議です。
もともと私生活で、お金のことを考えるのがあまり好きではなかった私。漠然と「怖い」とか「避けたい」という後ろ向きな気持ちだけがありました。そういう負の感情が、向き合うことで消えたような。
苦手なものの中には「お金」と同じように、ただ向き合えていないだけのことだってあるのかもしれません。もちろん、どうしても克服できないものもあるけれど。
楽しいことが増えるなら、怖いことにも向き合ってみようかなあと、勇気をもらえた出来事でした。
感想を送る
本日の編集部recommends!
冬のファッションアイテムが入荷中!
冬のときめきを詰め込んだニットカーディガンや、ポンチ素材のオールインワンなど、冬ものが続々入荷しています
乾燥する季節に頼りたい、お守り保湿アイテム
新作のフェイスマスクや北欧から届いたボディオイルなど、じっくりと自分を慈しむのにぴったりのアイテムも揃っています
【期間限定】WINTER SALE!
当店オリジナルの雑貨が、最大20%OFF!冬のおうち時間にぴったりのアイテムも揃っていますよ
【動画】夜な夜なキッチン
縫って、編んで、お気に入りの景色を作る(「HININE NOTE 」スタッフ・彩さん)