【スタッフコラム】手帳のメモをながめてみたら
バイヤー 竹内
なんてことない日常会話で「趣味ってなあに?」と聞かれて、「えええと……(うーん答えられない)」と、もぞもぞしてしまうことがあります。
趣味 = 好きなこと
大人になって「好きなこと」をはっきり答えることができなくなってしまった自分がいました。
どうして答えられないかというと、好きって断言できるほど極めているわけでは無いかもしれないし……という自信のなさから。
世の中には好きすぎてその道を極めるプロフェッショナルたちがたくさん居て、
「写真を撮るのが好き」
「建物を見るのが好き」
「洋服が好き」
「絵を描くことが好き」
って公言できるほど、私はその道を極めるほどはやってきて無いんだよな。「好き」って言う資格あるのかしら?
なんて考えに陥って、もぞもぞしてしまうのです。
そんなときは手帳をながめる
自分は何が好きなのか、よくわからなくなってしまう時によく見返すのが過去の手帳。
私は手帳を時に日記のように、時に欲しいものリストのように、気にとめたいことがある時に自由に書いて使っているのですが、時々過去のものを見返してみると、あ〜こんなこと書いたっけ、と後から新鮮に思って楽しくなるんです。
これはたしか2019年夏頃の欲しいものリスト。欲しいものは下手っぴでもいいので簡単なイラストとともにメモしています。
麦わら帽子はつばがしっかりあって日差しはガードするけども、「上を向いても肩につばがあたらない」「顔が暗く見えないところがいい」など、なぜ良いと思ったかを記しています。
これは2018年の秋頃のできごと。
フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの展覧会に出かけたときの記録。ずっと行きたかった展覧会に、なるべく混雑和らいでいそうな平日に休みをもらって葉山まで遠出したときのもの。
となりのページは、大好きな布屋さん・チェックアンドストライプのリーフレットに載っていて素敵だなと思ったコーディネートを切り抜いて貼っておいたもの。
「チェアパットがほしい」のメモ。それも「上から見たときに素敵なのが良い」という要望付き。
椅子をひいて座ろうとするたびに、座面と目があった時にちょっとでもワクっと感じるものだとうれしいな〜と思ったメモです。
……と、こんな調子で、欲しいものだったり、行った場所だったり、素敵だなと思った洋服だったり。
パラパラと見返してみると、「好きだな〜」「良いな〜!」と素直に感じたものを過去の自分はいつもメモしていました。
手帳のメモをながめるたびに、「だれかと比べて好きと言えるか」は置いておいて、「ちゃんと自分には好きなものごとがある」と思っていいよな〜と感じられて、元気が出てくるのでした。
手帳へのメモは、ゆる〜くこれからも長く続けていきたいな。こんななんでもないことにも、将来の自分に元気やひらめきをくれるかもしれないから。
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