【スタッフコラム】お母さんは何がすき?
編集スタッフ 齋藤
日々、5歳の息子から聞かれることがあります。それが「これのどこが好き? どうして好きなの?」。
きっかけは昨年のクリスマスにやってきた、自由自在に動くロボットのフィギュア。すごく気に入って、あらゆるポーズをとらせながら問いかけます。
好きなところは、理由を含めて3つは言わないといけません。
「大きく回る肩がかっこいいな」
「尖ったこの部分がいいね」
「表情がキリッとしてて強そう」などなど。
それを聞くと満足そうに、ぼくはね……と好きポイントを伝えてくれるのです。
好きなアニメシリーズがいくつかある息子。日々、◎◎で何がすき?のやりとりが欠かせません。
初めは正直面倒に思ってしまっていたけれど、ある時から、夕食づくりの途中や洗濯物を干している最中でも、ほんの少し手を止めて真剣に答えるほうが、私はスッキリ&息子も納得することが分かりました。それはそうか、自分が好きなものについて話す時間だものね。
不思議とそのほうが、自分もぐんと面白がれるように思います。
お母さんは何がすき?
その日も質問の嵐が続くなかで、不意に「お母さんは何が好き?」とひとこと。キャラクターでも、ポーズでもなく「わたしが」何を好きなのか。
言葉に詰まるわたし。「えっ、なんだろう。ちょっと待ってね、考える!」と焦って部屋をぐるぐると見渡す。私は何が好きなんだっけ……
数秒後答えたのは、「お母さんはこのお花が好き。ピンクの花びらが重なっていてきれいでしょ。緑の小さな丸も見ていて楽しいし、部屋にあると元気が出てくるんだよ〜」と、理由もセットで。
満足したのかしないのか、いいね!という顔をしてまた別の話題にうつる息子。でも、その問いかけがずっと忘れられません。
以来、時々「何が好きだろう?」と考えるように。思いをめぐらせながらも、自分が好きなことを考えるのって、とても幸せな気持ちの流れなのだなあということを、改めて実感しました。
そうして今思うのは「わたしは、この家が好き」ということ。理由はいくつもあげられる。次に聞かれたら、それらを話したいなあと、スタンバイしています。
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