【スタッフコラム】「ない生活」をしてみたら。
今年に入って立て続けに2台、掃除機を壊してしまいました。
新品を買ってから1ヶ月も経っていないのに、また買うのか……と躊躇したのをきっかけに始めてみたのが、「掃除機のない生活」です。
ものを減らすことにこだわりがあったわけではないのですが、これまでにテレビやベッドを手放しても特に問題はなかった我が家。なければないでどうにかなるのでは、という自信もありました。
フロアワイプはあるし、拭き掃除をしてもいいし、と軽い気持ちで「ない生活」をスタート。
しかし……。残念ながら、耐えられたのは2ヶ月弱でした。
子どもがふりかけを床一面にぶちまけたときの大変さと、ラグに入り込んだ砂つぶが取れないことに限界を感じ、あえなくギブアップ宣言。
我が家へ久しぶりに掃除機がやってきたときには、「さすが、文明の利器!」と静かにニンマリ、感動したものです。
けれど、実は一方で「掃除機なしでは暮らせなかった自分」にがっかりした気持ちもありました。
「がっかり」の本当の理由
せっかく便利になったのに、このモヤモヤした気持ちはなんだろう?
「掃除機くらいなくても、へっちゃら」と言える自分になりたかったのでしょうか。
でも、それはなんのために? がんばって掃除機が必要ない生活が送れたからといって、それは私や家族にとって心地よいものなのだろうか? ……違う気がする。
ここまで考えてみて、あぁよくある展開にまたハマってしまったのだ、と気づきました。
お恥ずかしながら、人と少し違うことをして注目されたい、という気持ちが捨てられない私です。こんなことをやってみたら「すごーい」と誰かが言ってくれるかも、という期待が自分へのがっかりに繋がっていたのでした。
いらぬ背伸びをして、思い通りにはできなくて、勝手にがっかりして、自分を責めてしまう。これまでに何度も繰り返してきた、我ながら不毛な展開です。
あぶない、あぶない。はやく思考回路を切り替えなくては。
いまの私の生活には、掃除機が必要。そう気づけたことが、「ない生活」をやってみた成果。だから、失敗なんかじゃない。がっかりなんて、しなくていい。
そんなふうに自分に言い聞かせたのが、先月のこと。
おかげで今は、新入りの掃除機が目に入るたび「それでよし!」という自分の声が聞こえるようです。
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