【昨日も今日も、味噌汁】トマトのうまみを出汁がわりに?夏野菜の豚汁で元気になるレシピ
編集スタッフ 鈴木
今日の味噌汁レシピ
vol.03「トマトと豚肉が出汁がわり、夏野菜豚汁」
「出汁をとることに、とらわれないでほしい」
そう話してくれたのは、料理家のこてらみやさん。味噌汁は、毎日の栄養を支えてくれる「家庭の料理」。だからこそ難しいルールに捉われず、旨味の出る具材を上手に活用したいと話します。
動画「昨日も今日も、味噌汁。」は、味噌汁のレパートリーを広げるレシピ番組。
簡単で栄養満点。いつもの味噌汁がもっとおいしくなるアイデアを、こてらさんに教えていただきました。
冷蔵庫にある夏野菜で季節を味わう
今回ご紹介するレシピは、トマトと豚肉を出汁にした「夏野菜の豚汁」。
トマトにオクラ、とうもろこし……夏の冷蔵庫にある食材を使った、旬の美味しさが詰まった一杯です。
こてらさん:
「お野菜は足も早いから、調理ついでに下ごしらえもして次に食べるきっかけを残しておけると楽になりますよ。
とうもろこしは一本まるごと実を外して、使わない分は冷凍保存。芯は食べられないけれど旨味がまだ残っていて、ご飯と一緒に炊いたり、スープの出汁に使ったりと、まだまだ使える部分なんです。
オクラはくるっとがくをとって塩で板ずりに。端までやわらかく、美味しく食べられます」
出汁は炒めたトマトから
こてらさん:
「トマトの酸味は火を通すと旨味に変わり、出汁がわりになるんです。夏に美味しい野菜だから、ぜひこの季節に試してみてください」
出汁に使うトマトは、火が通りやすいよう角切りにして、しっかり火を通して。もう半量は具として使うので一口大に切り終盤に加えます。
豚肉の油もしっかり出汁がわりになってくれるので、具材に火を通したらあとは味噌を加えるだけ。
赤味噌を少し、が夏気分。
こてらさん:
「暑い夏の季節は、ちょっと濃いめの赤味噌気分。いつもの合わせ味噌だけでもいいけれど、もしあれば赤味噌を少し足してみてください。
こうして同じバットで保存していると、気分によって分量を調節できるからおすすめです」
濃いめのお味噌にトマトのコク、ジューシーなとうもろこしやオクラ。夏の美味しさがぎゅっと詰まったレシピです。
レシピは動画でおたのしみください。
レシピは、ぜひ動画でおたのしみください。
【材料】(2人分)
・豚肉…60g
・トマト…1個(250g)
・オクラ…4本
・とうもろこし…1/3本
・玉ねぎ…1/4個 (50g)
・しょうが…1/2かけ
・ごま油…小さじ1
・みそ…適量 (約大さじ2)
・水…300ml
【作りかた】
1. 豚肉は3cm幅に切る。
2. しょうがはせん切り、玉ねぎは5mm幅に切る。トマトの半量は1cm角の角切りに、残りはひと口大に切る。オクラはまな板の上で板ずりにしてから塩を洗い流し、乱切りにする。トウモロコシは包丁で実をはずす。
3. 鍋にごま油を入れて弱火で熱し、しょうがと玉ねぎを加えさっと炒める。1cm角に切ったトマトを加えて中火にして、トマトの水分を飛ばすように炒める。
4. トマトの水っぽさが無くなったら、豚肉と水を加えて肉をほぐしながらひと煮立ちさせ、さっとアクを取る。
5. ひと口大にしたトマト、オクラ、トウモロコシを加えてみそを溶き入れて火から下ろす。
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もくじ
こてらみや
料理家・フードコーディネーター。素材のおいしさをシンプルな調理法で引き出した料理を得意とする。ライフワークは、旬の食材でびん詰めを作ること。また、初夏は梅干し、冬は味噌や漬けものと、一年中仕込みものを楽しんでいる。Instagram:@osarumonkey
▽こてらさんの著書はこちらから
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