【スタッフコラム】どんぐり拾いの季節です。
商品プランナー 緑川
3歳の娘。休みの日になると、せっせせっせと庭から自分の自転車を出し、ガラガラガラ〜と補助輪の音を鳴らしながら一目散に近所の公園へ向かいます。
それは、今の季節の楽しみのひとつである「どんぐり拾い」のため。
ちょっと前までは、袋いっぱいになるまでたくさん拾い集めることに満足感を得ていたようですが、最近では、量より質。
いかに “いいどんぐり” を見つけられるか。
その “いいどんぐり” というのは、ただサイズが大きければOKということではなく、色艶や形のきれいさが採点基準になるようです。シイの木やナラの木など、木によってどんぐりの形が違うんですよね。
まるで宝石を査定しているかのように、真剣な眼差しで手にとっている姿がなんとも愛らしい。私も一緒になって拾っていると「ママの、なかなかいいどんぐりだね!」なんて褒めてくれるのも嬉しくて。
選別したどんぐりを持ち帰ったら煮沸処理は忘れずに。煮沸を忘れて、虫が発生し、ぎゃ〜!となった経験が何度かあり……(あと洗濯機からぽろーんと出てくることもよくある)
▲個人的には帽子をかぶっているどんぐりに一番きゅんとする
つい先日のこと。家にどんどんとどんぐりが溜まっていくので、どうしたものかと保育園の先生に相談してみたところ、たくさんの工作レシピを教えてくれました。
楊枝をさしてコマにしてみたり、顔を描いて人形にしみたり、いろいろな活用法があってなんだか面白そう!
ところが、娘に提案してみると、「いやだ!」と頑なに拒否。まさかの反応に拍子抜けしてしまいました。工作は好きそうなのになぁ。
理由を聞くと、“いいどんぐり” だから、傷つけたりせずにそのままとっておきたいそう。
あー私は娘の価値観をわかっていなかったんだと反省。量より質を選ぶようになったり、大切なものを丁寧に扱いたいと思うようになっていて、そのちょっとした成長になんだか感動してしまいました。
本当に宝石みたいに大事に思っていたなんて! ごめんねと謝り、今度かわいい小瓶を買って中に入れて大切にしようと約束しました。
***
私自身も子どもの頃は、よくどんぐりを拾って遊んでいたはずなのに、いつの間にかその存在を気にならなくなっていました。
大人になるにつれ、忙しない日々を過ごし足元を注意深く見ることが減っていったからかもしれません。
でも今またこうして、ゆっくりとした時間の中で子どもと一緒にどんぐりを拾ったり、ちいさな発見をしてほっこりした気分を味わっています。
“いいどんぐり” 拾いの季節、もうしばらく楽しみたいです。
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