【スタッフコラム】身軽な大人でいたいから
とある占いに、
“上半期のあなたは、捨てることから始まる”
と書かれていました。
過去の栄光とかをとにかくブンブン捨てちゃう、と。
昨年末この占いを読んで、「へぇ〜そうなんだ〜」ぐらいの意識で新年を迎え、もうすぐ6月に突入しようとしています。
さて、この上半期を振り返ってみると、確かに私は、たくさんのものを捨てていたことに気が付きました。それは例えば……
・学生時代に集めていたデザイン関係の資料集(ファイル15冊分)
・大切にしていたけれどもう開くことはなくなった大量の雑誌や切り抜き
・いつの間にか増えていたSNSのアカウント
などなど。
最近引っ越しをしたこともあり、そのタイミングに乗じて身の回りを一気に整理したら、「捨てられる」ものが意外とあったのです。
私は子供の頃から収集癖があるので、好きなものをコツコツ集めることが趣味でもありました。
昔から好きで集めてきたものや、勉強のために収集してきたもの、それを発信してきた場所。それらがすべて今の自分を形成しているものだと思っていました。
どれも「好き」が原動力でやってきたことなので、すべてが自分のアイデンティティ。だから、簡単に手放せるものではないと思っていたんですね。
もちろん自分の一部分ではあるのですが、改めてそれらを見返したとき、以前ほど心がときめきませんでした。むしろ、手放して新しいものを取り入れるべきだ、と思ったんです。
30歳という、自分にとっては節目の年でもあるので、どこかで新しい自分に出会うきっかけを探していました。過去に積み重ねてきたものに縛られず、もっと身軽になりたい。
だから、「ええい!」と思い切って手放してみました。
年を重ねるにつれ、大切なものが増えていくのはあたりまえのことで、同時に、それらを抱えるための容量も増えていくのだろうと思っていました。
けれども意外と抱えられる量には限りがあって、「これは捨てる、これは残す」という取捨選択をしていかないと、軽やかではいられなくなってしまう。
今までの私はこういう道を歩んできたから、この先どうする?という変なプレッシャーを、気づかぬうちに自分にかけいたのかな〜、なんて。大量のダンボールを片付けながらぼんやり思いました。
実際、少し身軽になった私は、新しいことを考えられる容量が増えたので、以前よりもスムーズに頭が回転しているような気がしています。意外と、PCのメモリと似たようなものなのかもしれません。
大切だと思っていたものたちも、抱えすぎると重くなってしまう。
「捨てる」ってとても前向きなことでもあるなぁ、という学びでした。
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