編集スタッフ野村：
「ちょっとした小物が欲しくて、IKEAに行った時のこと。
ひと通りお店を見回った最後の最後に彼がいたんです。
愛嬌しかないフォルムに、つぶらな瞳。目があったらもう最後で、まんまと妻が『連れて帰ろう』と言い出しました。
持って帰るにはだいぶ勇気のいる大きさ。けれどそれまで、自分の好きなものを選んでいたこともあり、いいよとしか言えませんでした。
それから我が家のソファは彼の特等席で、それぞれが好きなポージングをさせて楽しんでいます。このくたっとしたお腹が最高なんです。
だいたいこういうのって、家に帰ってしばらくしたら後悔するじゃないですか。でかいし、しまう場所もないし。
でも彼は一切そんなことがなくて。ちょっと大きめのクッションにもなってくれるんです。
疲れた日は、少しの間だけお腹をかりて寝ることだってできます。
我が家には別でクッションもあるのですが、全てを受け止めてくれる彼のお腹の方が出番が多いくらいです」
photo:平本泰淳
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