【あの人が選ぶ日用品】イタリアでの生活から染み付いた愛用品たち(antiques BAGATTO・塩見奈々江さん)
編集スタッフ 糸井
雑貨や洋服だけじゃない、暮らしに必要な道具たち。
たとえば毎日使う洗剤から、掃除道具に歯ブラシまで。素敵なあのひとは「日用品」をどんな視点で選んでいるのだろう?
この連載ではそんな日用品にフォーカスして、繰り返し愛用しているアイテムとその理由を伺います。
今回ご紹介いただくのは、「antiques BAGATTO」を営む塩見奈々江(しおみ ななえ)さんです。
歯磨き粉(MARVIS)
「イタリア・フィレンツェに暮らしていた頃から愛用しているイタリアの歯磨き粉、マービス。現地ではスーパーや薬局で普通に売られています。
この、歯磨き粉らしからぬクラシックなパッケージも、長年愛用し続ける理由。洗面所に置いてある風景がお気に入りです。
ジャスミンミントやシナモンミントなど美味しいフレーバーも数多くありますが、私はさっぱりとしたクラシックストロングミントを使っています。名前からしてとても刺激的そうですが、実はとてもマイルド。心地よく、口の中がさっぱりします」
リネンガーゼクロス(大サイズ)
「料理家・渡辺康啓さんオリジナルの国産リネンガーゼクロスは、吸水性がとてもよく、柔らかくてすぐ乾く理想的なクロス。見つけてからは、ずっと愛用しています。
テーブルクロスや風呂敷など使い方は自由。私は108cm角の大きいサイズを、背丈くらいの高さのフックに引っ掛けて、キッチンクロスとして使っています。大きいので引っ掛けたまま食器などを拭けるのが便利で」
銅鍋(アンティーク)
「普段の料理に欠かせない小鍋として、大体100年ほど前のイタリアの銅の鍋を使っています。
私が暮らしていたイタリアでは、銅製のものは昔から使われ、人々に愛され続けているもの。変色しないよう、洗ったら小まめに乾かすなど、銅ゆえの手入れはそこそこ必要ですが、見た目にも美しく、古くからある素材ゆえ、正しく使えば一生物となる耐久性も愛される理由だと思います。
銅は、熱伝導率が高いため、ムラなく火が入ります。煮込み料理がおすすめですね。冬、家で過ごすときは薪ストーブを炊くので、ストーブを活用し、低温でスペッツァティーノ(肉の煮込み料理)や、ぜんざいの小豆を煮たりしています」
塩見奈々江
antiques BAGATTOを主宰。実店舗を持たずに、展示会やイベントを中心に、ヨーロッパの田舎を巡り、買い付けたアンティークを販売している。お店のHPはこちらから。Instagram:@antiques_bagatto。
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