【開発秘話&着回しコーデ】つま先踊る、大人の相棒。当店初のオリジナルシューズに込めた想い
当店初「オリジナルシューズ」が誕生です
本日より「つま先踊る、大人の相棒」こだわりソールのTストラップシューズが発売となります。
当店で初めてとなるオリジナルの靴。足掛け1年、皆様にお披露目できる日をドキドキしながら迎えました。
この記事では、発売を記念して、商品開発を担当した店長佐藤とプランナー緑川に、どうして靴をつくることになったか?の開発秘話から、「こんなふうに着たい」という着回しコーデまで、たっぷり聞いてみたいと思います。
「つま先踊る、大人の相棒」こだわりソールのTストラップシューズ
日々の装いにほどよい存在感をプラスしてくれる靴が欲しかった
北欧、暮らしの道具店のオリジナルのアパレルを始めたのが8年前。いつかは靴もつくりたい。当店の服や小物とあわせて全身でコーディネートを楽しんでもらえたら。
店長佐藤が長年温めていた思いからプロジェクトが動き出したのは、1年ほど前のことでした。どんなふうに企画は始まったのでしょう?
佐藤:
「北欧、暮らしの道具店で作る靴はどんなものがいいだろう、ブランドの方向性、自分たちの年齢やファッション、装いへの好奇心や迷いに、ぴたりとフィットして、ワクワクできる靴ってどういうものだろうと、実は何年も前から考えていました。
たとえば、40代の私は、仕事でジャケットも着るし、プライベートでワイドパンツやフレアスカートなども穿くので、いろんなテイストの服に合う靴が欲しかったんです。
それで、コーディネートの幅を広げるために、少し厚底めのサイドゴアブーツを買いました。これが個人的に大ヒット。想像以上に合わせやすく、かつスタイルアップさせてくれて、これはいいなと。
振り返ると、プレーンな革靴やぺたんこ靴でバランスをつくるのが難しいと感じるシーンがあったんです。それはきっと、シンプルな装いもよくしてるから。靴にほどよい存在感のあるコーディネートに、安心とワクワクの両方を感じることが増えてきました。同時にガシガシ歩ける心地よさも体感していました」
佐藤:
「とはいえ、ローファーだとメンズライクになりすぎたり、スニーカーだと、合わせ方次第でカジュアルになりすぎたり。
そんなおしゃれの悩みをスタッフに話していくなかで、私たちが今欲しいもの、かつオーセンティックさを感じられる、北欧、暮らしの道具店の "顔" になるような靴を作ろう、と軸が決まっていきました」
目指したのは、シンプルコーデに合う、ほどよい主張のある靴。カジュアルにも、きれいめにも、かっこよくも履ける、ちょっと厚底で存在感のある革靴が作れたら面白いねと、プロジェクトは進んでいきました。
Tストラップシューズという形を選んだ理由
当店初となる靴だからこそ、自信を持ってお届けしたい。そんな思いを開発チームで共有しながら、履き心地やデザインに納得できるまで、たくさんのサンプルで調整を重ねました。
緑川:
「一番こだわったのは、足を入れた時のフィット感です。
私はやや甲高で、佐藤さんは稀に見る甲の低さ。二人の足にフィットさせるのが本当に大変で……。編み込みのTストラップを採用したのは、いろいろな足の形に対応できる上に、シンプルなボトムスからつま先だけ見せてもアクセントになるから。まさに私たちが理想にしていたデザインだったんです。
まずは二人で、サンプルを何回も何回も試着して、半年以上かけて生活の中でも履き、スタッフにもたくさん協力してもらい、高さやホールド感など、しっかり時間をかけて調整し尽くしました」
「いろんなボトムスに合う=プレーンな靴、ではない」というのも、当店ならではのこだわりです。
緑川:
「おしゃれを楽しめるような靴にしたい、ということも思っていたんです。
本革だけど遊び心のあるガラスレザーを選んで、かっこよく。ただし強い印象にならないように、ほどよく丸みのあるスクエアトゥにしました。
甲からつま先にかけてのU字ステッチは、靴の印象を大きく左右するので、手縫いで美しい表情に。落ち着きのある佇まいに仕上げてます」
緑川:
「全身で合わせた時に、ほどよい主張が生まれるようなバランスを意識して、細かなところまでこだわりました」
歩きやすさは大事。インソールまでオリジナルで作りました!
緑川:
「1日中歩いても疲れにくいように、インソールは、ほどよい厚みでクッション性があるものをオリジナルで開発しました。
アウトソールには軽い素材を選び、凸凹をつけて曲がりやすくするなど、厚底ながらもボリューム感は抑えて軽量化しました。
ストラップベルトは調節可能で、ゴムが仕込んであるから脱ぎ履きも楽ちん。
いい意味での主張を持たせつつ、ちゃんと歩きやすい、軽やかな靴が出来上がったと思います」
こだわりをたっぷり詰め込んだ、当店初のオリジナル靴。開発した二人は、どんな服と合わせたいかの着回しコーデを見せてもらいましょう。
店長佐藤の着回しコーデ
「かわいくも、かっこよくも、いい塩梅です」
23.5cm 着用
style 01
定番のデニムをひとさじ新鮮に
佐藤:
「まずは大好きなデニムと合わせて履いてみました。トップスは軽めにして、アンティークレースのキャミワンピを重ねています。
こういうフルレングスのボトムスは足元が重たくなってしまうのが悩みでした。重ね着するとなおさら。かといって厚底のスニーカーは、カジュアルになりすぎる場面もあります」
佐藤:
「このTストラップシューズだと、大人がかっこよく履けますし、ちょっぴり厚底なので、平均身長の私でもスタイルアップして見えるのが嬉しいです!」
佐藤:
「スニーカーのような感覚で履けて、レザーシューズだけど軽やかなところも、推したいポイントです。
つま先がちらりと覗くくらいのバランスも好きですね。いつものデニムコーデがひとさじ新鮮に楽しめます」
style 02
遊び心のあるモノトーンコーデに
佐藤:
「続いて、すこしモードっぽい雰囲気に合わせてみました。印象的なシルエットのスカートの足元にも、すんなり馴染みます。
この靴を作るとき、ちょっと非日常感というか、靴下の色をちらりと効かせるなど、おしゃれに遊び心を足せるものにしたいなと思っていたんです。
今回はシアーソックスを合わせてみました。
ローファーや紐の革靴に近い安心感があるから、こういうコーデにも比較的トライしやすく、私自身もおしゃれを楽しむきっかけをもらえそうです」
プランナー 緑川の着回しコーデ
「大人に似合うカジュアルが叶います」
24.0cm 着用
style 01
普段着のシンプルなコーデも
緑川:
「まずは、グレーのスウェット+白ボトムスのカジュアルコーデに合わせました。靴下は『ほんのり透ける、大人のためのシアー靴下』のレモンです」
緑川:
「靴下の見え方も、安心とワクワクが両立するようなバランスにこだわりました。
通常〜フルレングスの丈だと、普通に立つとローファーのように甲が隠れて、足を動かすとチラチラ見える程度で、靴下のニュアンスを楽しんでもらえるようになっています」
緑川:
「スウェットなどのカジュアルアイテムは大好きですが、スニーカーだと幼く見えてしまうことも。このレザーシューズだと、少しきれいめにまとめられるのが嬉しいです。
デザインのおかげで、シンプルコーデのアクセントになる上に、とても歩きやすいのでリラックスした気分で履けます」
style 02
保護者会など "きちんと" の日も
緑川:
「続いて、子どもの学校行事など少しきれいめにしたい日をイメージして、ストライプのボウタイブラウス+黒のテーパードパンツと合わせました。
ブラウスなどのかっちりした服装に合わせると、プレーンな革靴とひと味違う遊び心がプラスされていいですね」
緑川:
「ちなみに足首まで見えるボトムスのときは、色のある靴下でもおしゃれで可愛いですが、モノトーンでまとめておくと難しくなくておすすめです」
「好き」や「らしさ」を越境する楽しさを
年代も、おしゃれの好みも、それぞれの二人ですが、どちらも「いろんなシルエットのボトムスに合わせやすい」「履き心地よく歩きやすいけど、カジュアルになりすぎないから嬉しい」というのが共通していました。
佐藤:
「そうなんです。ちょっとデザイン性のある靴なのですが『意外と合わせやすい』というバランスには、かなりこだわりました。
存在感のある靴を求めている人も、定番のローファーやレースアップシューズが好きな人も、どちらにも喜んでいただけるものになっていたら嬉しいです」
▲いよいよお披露目間近の日。倉庫にて生産管理・水谷(左)とプランナー緑川(右)が検品してきました!
佐藤:
「年代も、好みも、超えられるような何かを作っていきたい。自分たちの『らしさ』を超えていきたい、というのは、ブランドの意思でもあります。
新しいものにチャレンジしたい気持ち、おしゃれを楽しみたい気持ち、ちょっと非日常な新鮮さを味わえること。ただ合わせやすいというだけでなく、そういう気持ちにも寄り添える一足目になれば、と思いを込めました。ぜひ、たくさんの方に履いていただけたら嬉しいです」
商品ページでは、さらに詳しくご案内しておりますので、ぜひチェックしてください。
こだわりソールのTストラップシューズ
スタッフ4人が履いてみました
こちらは22.5cm〜25.0cmまでの6サイズ展開です。
着用レビューでは、足のサイズや、甲高・甲低、幅広などの特徴が異なる4名のスタッフが履いてみた様子をコーデ付きでご紹介しています。そのほかにも、さまざまなスタッフが試着してみたコメントを集めました。
サイズ選びの参考に、ぜひご覧ください。
スタッフの着用レビューはこちら
photo : 滝沢育絵(4, 6〜9, 21〜23枚目除く)、清水奈緒(8,9枚目)
stylist:植村美智子(店長佐藤パートのみ)
– 衣装協力 –
店長 佐藤 style 02のコーディネート
メガネ ¥47,300 BJ CLASSIC COLLECTION(トリップ ルミネエスト新宿店)
問い合わせ先|03-6380-5156
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