【おとなだって、漫画が読みたい】後編:あのころ夢中になって読んだ、名作漫画
編集スタッフ 松田
何歳になったって、漫画を読み始めるとつい夢中になってしまうもの。おとなだって、たまにはそんな日があってもいいですよね。
この特集では、漫画好きのスタッフにおすすめの漫画を聞いてみました。前編は、最近読んでハマった漫画をご紹介しました。
後編では、懐かしの思い出漫画について振り返ります。久しぶりに読みたくなる漫画があるかも?しれません。
▲さくらももこ・著『ちびまる子ちゃんーわたしの好きな歌-』、『ちびまる子ちゃんー大野君と杉山君-』 /集英社りぼんマスコットコミックス(C)さくらプロダクション
夏休みになると近くの本屋さんで親がまとめ買いしてきて、みんなで回し読みしていました。プールへ行って、すいかを食べて、扇風機の前でちびまる子ちゃん読んで、そのまま昼寝して、アイス食べて……という最高な夏休みの思い出のなかに「ちびまる子ちゃん」もいます(編集スタッフ津田)
実家には、富士山がよく見える場所にコタツがあって、私は大抵そこで、みかんと緑茶をお供に「ちびまる子ちゃん」を読んでいました。大人になっても、母親になっても、読むとその至福の時を思い出して幸せな気持ちになります(広報スタッフ馬居)
▲「美少女戦士セーラームーン」武内直子 講談社 ©Naoko Takeuchi
舞台が夜の世界や月、というところがとても好きでした。当時は小学生だったので、戦いや恐いシーンは多いものの、知らない夜の世界はこんなにキラキラしているのか!と夢中になって読みました。「夜の帳が降りてくる」という言葉とそのシーンがとても美しく、いまだに印象に残っています(プランナー高松)
どんな逆境でも諦めず、仲間を想いながら立ち向かっていくセーラームーンの強さと美しさ。ストーリーはもちろん、登場するアイテムやコスチュームもどれも繊細で、キラキラ美しくて。キュンとときめきます(編集スタッフ西)
▲「めぞん一刻」高橋留美子 小学館
ギャグ漫画でありながら、切ないエピソードも多い作品。大学でひとり暮らしを始めた頃に読んだのですが、主人公が80年代の大学生だったので、まるで両親の学生時代を垣間見るような感覚で読みました(広報スタッフ馬居)
▲さくらももこ・著『COJI-COJI 新装再編版』1巻、2巻/集英社りぼんマスコットコミックス(C)MOMOKO SAKURA
メルヘンの国の住人は、優しくて思いやりがある子もいるけれど、すぐに騙したり、それに毎度騙される懲りない子がいたり。見栄っ張りもいれば、すぐに沸騰しちゃうやかん、女の子にモテたい雪だるまなど。どうも “メルヘン” らしからぬ人間臭さがあっていいんです(編集スタッフ津田)
▲「ヒカルの碁」ほったゆみ、小畑健 集英社
小学生の頃、親子で熱中して読みました。大人になった今読み返すと、また違った奥深さがあって。主人公が自分の弱さに気づいて涙を流すシーンはグッときます。少年が一歩ずつ成長していく姿は、いくつになっても胸が熱くなります(バイヤー郡)
▲「スラムダンク」井上雄彦 集英社
挫折してバスケを離れてしまった三井寿が「バスケがしたいです……」と安西先生に泣いて懇願するシーンが胸アツです。安西先生の「あきらめたらそこで試合終了だよ」という言葉は、大人になってからも何度も思い出す名言です!(商品プランナー中居)
中学のときに友達から全巻まとめて借りたのですが、読むのを止められなくなってしまい、特に最後の山王戦はハラハラしすぎて、中間テストの前日も徹夜して最後まで読み終えました(もちろんテストは散々でした)。最後の得点シーンはびしょびしょになるくらい泣きました。あ~、また読みたくなってきた!(編集スタッフ津田)
試合の描写が細かすぎて、全然試合が進まない(笑)。だからこそ、それぞれのキャラクターに感情移入できて、涙なしでは読めません。読むと私も何かをがむしゃらに頑張りたくなります(バイヤー鈴木)
▲「ハチミツとクローバー」羽海野チカ 集英社
初めて読んだのは中学生の頃でしたが、大学生や大人の恋愛模様にただただ憧れを抱きながら読みました。ときめきと、ほろ苦さと、ちょっとクセのあるギャグシーンが絶妙のバランスで、1話から引き込まれます。ちなみに当時は「森田先輩」に憧れていました(バイヤー郡)
何かに打ち込んだり、誰かを好きになったり、苦しくもあるそんな時間の積み重ねが、人生をドラマチックなものにしてくれるということを教えてくれた気がします。僕は「理花さん」に憧れていました(エンジニア廣瀬)
▲「天使なんかじゃない」矢沢あい 集英社 ©矢沢あい
小学生の頃、友達のお姉ちゃんの本棚からこっそり借りて読み、「高校生って……なんだかすごい!」と衝撃をうけた記憶があります。自分の好きなことができて、先生とも仲良しで、好きな人がいる。けど、うまくいくことばかりじゃない。自由で楽しくて苦しくてもどかしい、ということに全身が粟立つような憧れを感じました。マミリンが大好きです(編集スタッフ津田)
まさにバイブル的な漫画。主人公の翠みたいな女の子になりたいなぁと思いながら読んでいました。でも同じくらい最高なのが、翠の親友、マミリン! 何度マミリンのセリフに感動し泣かされたことか(バイヤー鈴木)
すべてのセリフがキラキラと輝いていて、「ああ、素敵だなあ」と感じる理想の高校生活の姿です。卒業式のシーンは何度読んでも涙が出ちゃいます(スタッフ高尾)
▲「ガラスの仮面」美内すずえ 白泉社
子どもの頃、母と姉と回し読みしたのが懐かしい作品。主人公・マヤの溢れる演劇愛を追体験するのが最高に面白くて、スリリングで、「夢中こそ最強」の信念?をここからゲットしました。漫画のおかげで培った演劇知識は、大人になっても教養になりました(編集スタッフ二本柳)
わたしも久しぶりに大好きだった漫画を思い出してページをめくったら、読むのが止められず、つい夜更かししてしまいました。
そのくらい夢中になれる漫画って、ほんといいものですね。大人になった今だからこそ、より一層そんなふうに感じるのかもしれません。
Photo : 市原慶子
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