【60平米の住み続けたい家】3話:限られた空間をフル活用。使いやすく気分もよい「キッチン収納」

ライター 大野麻里

今回おじゃましているのは、「アフタヌーンティー・ティールーム 」で商品開発の仕事をしている坂下真希子さんの自宅です。

15年前に築50年を超えるヴィンテージマンションの一室を購入し、リノベーションした坂下さん夫婦。その後、家族が増え、現在は中2の長男、小2の長女と家族4人で暮らしています。

約60平米の部屋に4人で暮らす工夫をうかがった1話、坂下さんの “居場所” であるキッチンでの過ごし方に注目した2話に続き、最終話の3話ではキッチンを中心とした収納の工夫を探ります。第1話から読む

 

収納を考えて、器は重ねられることを意識

シンクの背面にあるキッチンカウンターは、リノベーションのときに造作してもらったもの。その中にご主人がDIYで棚をつくり、収納スペースとして活用しています。

独立した食器棚は用意せず、器もここにまとめて収納。作家ものを中心に、素敵な器がずらりと並んでいました。

坂下さん:
「器は大好きなので、すぐに増えてしまうんですよね。なので、小皿はできるだけ重ねて収納できるよう、購入するときにサイズに気をつけています。

そこまで計算しているわけでもないのですが、自分の中で使いやすい3つのサイズというのがあって、無意識的に重ねられる小皿が集まっているのかもしれません」

▲定番の3サイズは、直径が12cm・15cm・20cm。

坂下さん:
「器だけに限らず、決めたスペースに入りきらなかったら手放すこともしています。まだ使えるものは誰かに譲ったり、子どものサイズアウトした洋服はリサイクルに出したり。

家の収納量が本当に限られているので、何かを買ったら何かが押し出されるっていう感じかも(笑)。1点ずつの更新していかないとすぐにものがあふれてしまうので、そのつど見直して、つねに収納できる・できないを考えています」

 

かごや木箱は、収納アイテムのスタメンです

▲作業台の下にはストック食材や製菓材料、水筒やブレンダーなど。ジャンルを分けて収納

▲かごの中をかごで仕切る、なるほどな収納法

キッチンの収納力を上げているのが、あちこちに置かれているかごや木箱です。

坂下さん:
「かごや木箱、木のトレーなどはもともと大好きで、結婚前から持っているものもたくさんあります。

仕事で焼き菓子のパッケージなどを開発しているので、サンプルでつくった小さな箱や、編んでもらったかごなどもあるんです。そういうものはやっぱり思い入れがあってなかなか捨てられないので、収納として活用しています」

▲キッチンの壁に取り付けたのはIKEAのステンレスラック

坂下さん:
「昔は『かわいい!』という直感だけで買ってしまい、うまく利用できなかったかごもあるんですよね。でも時を経て、いまは『このかごを “働けるかご” にしてあげるためには、どうしたらいいかな?』と考えられるようになりました。

たとえばピクニック用に買ったかごを、いまは収納用のかごに使ったり……。目的を変えて活用しているものも多いです」

▲パリの蚤の市で買った折り畳みバスケット。保存袋や替えのスポンジ、ふりかけなど雑多なものの「とりあえず置き場」に

 

ツール類はすぐ手にとれる場所に

▲ナイフ類は壁にマグネットを取りつけて収納

実際にキッチンで料理をしているようすを見せていただくと、その使いやすさは一目瞭然。まるでコックピットのように、むだな移動をほとんどせず、調理器具を出し入れしていました。

坂下さん:
「なにがどこにあるか、パッと見てわかるキッチンにしたかったんです。よく使うツールや調味料は、手を伸ばせばすぐに取れるような位置に配置しています」

坂下さん:
「木のツールは、好きで自然と増えました。北欧で買ったケーキサーバー、モロッコで買ったオリーブすくい、夫のイスタンブール出張土産の絶妙な曲がり具合の木のへらなど……。

ステンレスのツール立ては、イギリスの蚤の市で買ったメジャーカップ。こうやって思い返してみると旅先で買うことが多いですね。最近は松本のクラフトフェアで、木のトレーを購入しました」

全3話でお届けした、坂下真希子さん宅のインテリア。

「子どもたちが成長するにつれて、狭さが気になっているのは本音です」と話していた坂下さん。

それでも家のスペースが限られていることをネガティブに捉えず、「私はいつも現状満足派。あまり多くを求めず、この中でどうやってよくしようと考えるのが好き」と話す前向きな姿が印象的でした。

アイデア次第で、居心地のいい空間はつくれること。家族といても、自分を大切にできる場所があること。ライフステージの変化があっても心地よく暮らし続けるヒントは、物理的な環境よりも、じつは自分の中にあるのだと感じました。

(おわり)

【写真】北原 千恵美

 

もくじ

 

坂下真希子(さかした まきこ)

アフタヌーンティー・ティールームに勤務し、焼菓子などの商品開発を担当。自営業で働く夫と14歳の長男、8歳の長女の4人家族。ウェブサイト「外の音、内の香」では「〈毎日パンとサラダ弁当〉ときどき〈山生活日記〉」を連載。料理好きが高じて、著書『パンによく合う かんたんサラダ弁当』 (立東舎) も上梓。インスタグラム(@donuts1010)も人気。


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