【一緒に歳を重ねる家】住む場所は?広さは? スタッフが気になることを、家づくりのプロに聞きました

ライター 嶌陽子

毎日の生活の中で、自分や家族が好きな風景を一つずつ積み重ねていけば、きっと楽しく、心豊かに暮らせるはず。

そんな思いを持って、私たちは多くの家づくりに携わってきた積水ハウスと一緒に、これまで3つの記事を通じて心地よい住まいについて考えてきました。

住まいのことを考えると「家づくり」もおのずと視野に入ります。とはいえ、いざ取り組むとなると、いろんなことを考える必要が出てきて、どこから手をつけていいのか悩みそうなのも正直なところ。

そこで今回は、家を持つことを考え始めた当店のスタッフが、積水ハウスの住まいのプロに素朴な疑問や悩みをぶつけてみることに。家づくりにおいて大切なことをたくさん教えてもらいました。

(この記事は、積水ハウスの提供でお届けする広告コンテンツです)

 

最近、家づくりを真剣に考え始めて……

編集スタッフの二本柳は、夫と2歳半の息子と3人で都内の賃貸マンションに暮らしています。30代を過ぎた頃から、「家づくり」がより現実味を帯びてきたといいます。

二本柳:
「夫と暮らして10年、いつからか長年住んだ実家よりも、自分の家の方が『帰ってきた』と安心できる場所になってきました。

そんなところへ息子が生まれ、初めて自分の老後まで想像するようになって。それまでは夫婦ともに住まいのイメージが定まっていなかったのですが、今ならどんな家を持ちたいかが描けるかもしれないと思ったんです。

でも、いざ本格的に検討しようとなると、どこからどうやって考えたらいいのかよくわからなくて……」

▲二本柳(左)の質問に対して、自分自身の体験も交えながらやさしく丁寧に答えてくれた河崎さん(右)

そんな二本柳の疑問に答えてくれたのは、積水ハウス・住生活研究所の所長、河崎由美子(かわさき ゆみこ)さんです。まずは、住生活研究所では一体どんなことをしているのかを聞いてみました。

河崎さん:
「住生活研究所とは “住めば住むほど幸せ住まい” をビジョンとして掲げ、住まいにおける “健康” や “生きがい” 、 “家族や地域とのつながり”    “私らしさ”  などをテーマに研究開発と情報発信の2つを行なっているところです。

間取りや部屋の広さ、光の取り入れ方などの具体的なノウハウを解明し、積水ハウスの家づくりに生かせるように提案しているんです」

住まいや暮らしについて研究し続けている河崎さんに、二本柳がさっそく質問してみました。

 

戸建てorマンション?住む場所は? 住まいのプロに聞きました

二本柳:
「一軒家か集合住宅か、住む場所は都心か郊外か。悩むポイントがたくさんあるのですが、家を持つことを検討する際、何から考えていけばいいんでしょう?」

河崎さん:
「一軒家か集合住宅かの違いは、実はあまり重要ではないと思います。それよりも “住む場所” から考えていった方が道筋をつけやすいかもしれません。

毎日目にするものや通る道、自分の暮らしにあったお店が周りにあるかなど、ストレスなく暮らせそうな街を探してみるのはどうでしょう。

その上で、その街に気に入った集合住宅があるのか、一軒家があるのか、あるいは良さそうな土地があるのかを調べてみる。それによって住まいのかたちもおのずと決まっていくはずです。

家の中も大事だけれど、その街にある自分の家を好きと思えるかも大事。中と外、2つの視点を持つといいと思いますよ」

 

暮らすエリアに悩んだら「自分の居場所」を考えてみる

二本柳:
「なるほど、場所から考えると分かりやすいんですね!

のびのびと暮らせそうな郊外も視野に入れたいけれど、郊外といってもいろいろな地域や街があるので、どう絞っていけばいいのかが悩ましいです。土地勘がない地域はイメージもしづらいし……」

河崎さん:
「自分自身の暮らしにとって大切なことや場所って何でしょう? 自分らしく、心地よく過ごせる、家以外の自分の居場所。それがあるエリアを調べてみるのもいいと思います。

私の場合は、子どもが学校に通いやすいか、なども考えつつ、私自身が毎日スポーツジムに通いたいと思っていたので、ジムが近くにあるエリアを選びました。実際に通い始めたのは住み始めて6年後、子育てがひと段落した頃でしたが、そこで友人ができたりもしたんです」

二本柳:
「自分の居場所……。私にとっては自然公園、あとは感じのいい喫茶店かな。夫は趣味のバスケットボールができる場所があるといいのかも。確かに、そういうものを思い浮かべた方が場所を絞り込みやすいですね」

河崎さん:
「お子さんが小さいと、住まいを探す際もつい子育てのことばかり考えてしまいがち。あるいは親に何かあった時にと考えて、近くに住もうと考える人も多いです。

でも、子どもや親のことだけで住まいを決めると、暮らしているうちに自分自身が行き詰まってしまうかもしれません。

親として、または子どもとしての自分と、一人の大人としての自分を分けて考えて、自分軸もきちんと大切にすることをお勧めします。お金に関する現状把握や計画、そして自分自身にとっての心地よさ。この2つは家を買う際に重視すべきポイントだと思います」

 

好きな風景と一緒に暮らし続けられる家って?

河崎さん:
「 “幸せ住まい” を実現するには、暮らしの中に好きな風景を作っていくこともとても大事ですよね。二本柳さんの好きな風景ってどんなものですか?」

二本柳:
「子どもが遊んだり、夫がデスクで勉強したりと、家族が思い思いのことをしているリビングの風景が好きですね。私が子どもの頃も、いつも家族がいるのがリビングで、ほとんどの時間を過ごしていました。

今の住まいはリビングの広さが気に入って選んだのですが、将来家を持つことになっても家族が集えるリビングにはこだわりたいです」

河崎さん:
「私たちも住まいを考えるうえでリビングをとても重視しています。リビングが広ければ、同じ空間の中で家族それぞれの居場所を確保できる。お互いの気配を感じつつ、思い思いに過ごせるので、自然と家族が集まるようになるんです。

数年前、住生活研究所が提案したのが、LDKの仕切りをなくして大空間にした “ファミリースイート” というコンセプトでした。

仕切りをなくすことは、将来家族構成やライフスタイルが変わっても、使い方を自由に変えられるというメリットもあります。一番気持ちの良い場所を広くすることで、歳を重ねても好きな風景と一緒に過ごせると思います」

二本柳:
「歳を重ねても、というのは大事なポイントですよね。子どもが巣立った後も夫婦で快適に過ごしたいですし……」

河崎さん:
「夫婦の寝室も最初から広く取っておくと、将来ライフスタイルが変わった時に臨機応変に使えますよ。

逆に子ども部屋はベッドと勉強机だけ入るようなミニマムな空間でいいかもしれません。くつろぎたければリビングに行けばいいわけですしね。広い個室にこだわらなくても専用の机や棚などを置いて “居場所” を作るほうが大事だと思います」

 

はっきりとしたビジョンがなくても大丈夫

二本柳:
「実際に家を作ることになったら、まずはこんなふうに好きな風景や暮らし方などから話を聞いてもらって、そこから住まいのあり方を一緒に考えていくのが理想です」

河崎:
「私たちのような住宅メーカーはたくさんの住宅を作ってきているので、事例やデータが豊富です。それらを元にまだ漠然としている一人ひとりの “好き” を引き出したり、好きなイメージに合うプランを提案できる、というメリットはあると思います」

二本柳:
「まだはっきりとしたビジョンがない人こそ、住宅メーカーに相談してみるといいのかも。将来のことを含めるとなおさらです」

河崎さん:
「私たちは“今” の楽しさや快適さだけを求めるのでなく、ずっと住むための家、時間軸を意識した住まいづくりを考えているので、そのための工夫や仕掛けはたくさん提案できます。

心地よく住み続けるには “愛着” が大事だと思うんです。大切に手入れをしながら、キズやしみも思い出にしていったり。家の中だけでなく、庭や地域も含めて好きだと思える風景を積み重ねたり、住んでいるうちに新しく好きな風景を発見したり。

暮らすほどに愛着が湧いてくる、そんなふうに一緒に歳を重ねられる家づくりをお手伝いしたいです」

 

家づくりに対する気持ちが前向きになりました

二本柳:
「今まで家づくりに対しては楽しみと同時に、正直言って気が重い部分もあったんです。大きな買い物だし、子どもの成長や自分の親の老後など、数十年先のことまで考えるなんて大変だと思っていました。

けれど今日の河崎さんのお話は、終始『自分自身の居心地の良さ』という視点からだったのが新鮮でした。自分の “好き” を考え直すきっかけにもなったし、家づくりはもっと楽しんでいいことなのだと気づかせてもらったように思います。

手を入れながら住まいや好きな風景を育てていくのは、とてもやりがいがありそう。これからは前向きな気持ちで家づくりを考えていけそうです」

自分にとって大切な居場所、好きな風景、思い描く暮らし……。今日の2人の会話を聞いて、家づくりは自分や家族とじっくり向き合う作業でもあるのだな、と感じました。

豊富な経験やノウハウを持つプロと一緒にその作業を進められたら、それまで気づかなかった「好き」や「心地よさ」 を新たに発見できるのかもしれません。

好きな風景を積み重ねるための家づくり。その道筋が少し分かってからは「自分だったらどうする?」と想像したりして、どこか遠く感じていた家づくりが自分ごとに近づいた気がしています。

 

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【写真】木村文平

 

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